ブリヂストン(5108)―連続増配&世界シェアで注目、堅実経営のグローバルタイヤ大手
ブリヂストンは、日本を代表するタイヤメーカーであり、世界でもトップクラスのシェアを誇るグローバル企業です。米国ファイアストンの買収をはじめ、積極的な海外展開により、現在では売上の約8割近くを海外で稼ぐ体制を築いています。近年は、従来のタイヤ製造に加え、タイヤの管理やサービス事業にも注力し、収益の安定性を高めているのが特徴です。
株式データ
【銘柄名】ブリヂストン 【銘柄コード】5108 【上場】1961.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】ゴム製品 【17業種区分】自動車・輸送機 【株価】6,021 円 【PER】16.13倍 【PBR】1.1倍 【EPS】373.3 【BPS】5,448.98 【配当利回り】3.82% 【配当性向】61.6% 【1株配当】230 【営業CF】5,488億円 【投資CF】-2,550億円 【財務CF】-3,432億円 【現金等】7,067億円 【自己資本比率】65.2% 【有利子負債】3783.81億円 【時価総額】42,415億円 【ROE】8.0% 【ROA】5.0% 【公式サイト】https://www.bridgestone.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から読み解くブリヂストンの注目ポイント
ブリヂストンの株価は2024年6月時点で6,021円、時価総額は約4.2兆円と、ゴム製品業界で圧倒的な規模を誇ります。PER(株価収益率)は16倍台で、同業他社と比べやや高めですが、安定した収益力とグローバル展開が評価されています。自己資本比率は65.2%と高く、財務健全性は極めて良好。ROE(自己資本利益率)は8.0%、ROA(総資産利益率)は5.0%と、資産効率も十分です。
配当面でも1株配当230円、配当利回り3.8%台を維持しており、連続増配傾向が続いています。配当性向も6割超と還元重視の姿勢がうかがえます。株主優待の設定はありませんが、配当の安定性が魅力です。
ブリヂストンの基礎情報と注目の事業展開
1931年創業のブリヂストンは、タイヤ分野で世界トップクラスの地位を築いています。アジア・欧州・米州と幅広く展開し、近年は北米市場での高付加価値タイヤや新商品の投入が好調。南米市場も厳しい時期を抜けて回復傾向が見られます。欧州では更生タイヤ工場の集約やコスト削減による収益改善が進んでいます。
- グローバル売上比率が高く、海外展開力が強み
- 高インチ・高付加価値タイヤへのシフトで採算改善
- サービス型事業(タイヤの管理やメンテナンス)を強化中
- 資源価格の高騰など逆風下でも価格転嫁力が光る
一方で、構造改革コストや一部地域での利益剥落など、課題も抱えています。米国工場の閉鎖や生産能力の調整など、効率化を進めながら新たな成長分野を模索している段階です。
財務・キャッシュフローと業績推移
ブリヂストンの財務基盤は非常に堅固です。総資産は5兆7,000億円超、自己資本比率は65%超と高水準。現金等も7,000億円規模を確保し、有利子負債は3,700億円台と、レバレッジの低い健全経営が際立ちます。
営業キャッシュフローは5,488億円と潤沢で、設備投資や研究開発にも積極的。2023年度の設備投資は3,898億円、減価償却費3,480億円、研究開発費1,262億円と、今後の成長に向けた基盤づくりが進んでいます。
業績推移を見てみると、コロナ禍直後(2020年)こそ赤字転落しましたが、その後は着実に回復。2021年以降は売上高4兆円台、純利益3,000億円台を安定的に維持しています。2024年12月期は売上高4兆4,300億円、純利益2,849億円を見込んでいますが、2025年にはやや減益予想となるものの、2026年には再び増益基調が見込まれています。
配当についても、2022年:90円 → 2023年:200円(100円×2回)→ 2024年:210円(105円×2回)→ 2025年:230円(115円×2回予定)と、増配傾向が続いています。配当利回りは3.8%台と高水準で、株主還元にも積極的です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
ブリヂストンはグローバル市場での圧倒的なシェアと、財務の安定性が大きな強みです。高付加価値タイヤやサステナビリティへの投資が進む一方、原材料高や為替変動、地域景気の影響など外部リスクも少なくありません。また、欧米での構造改革コストや一過性の損失計上など、業績の伸び悩む時期も予想されます。
しかし、自己株式の取得(最大3,000億円規模)など株主重視の施策もあり、長期的には堅実な成長が見込まれます。短期的な変動リスクと、安定配当・グローバルな成長余地とのバランスを見て、投資判断を考えるのが良いでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5成熟産業であるため急成長は期待しにくいが、安定感は高い。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が高く、現金も潤沢で財務リスクは極めて低い。
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🎁 株主還元: 4/5連続増配や自己株買いなど、配当・資本政策で積極的な還元姿勢。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


