レゾナック・ホールディングス(4004)株価・配当まとめ│安定配当と堅実な財務基盤【2025年5月最新】

銘柄分析
※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

レゾナック・ホールディングス(4004)―半導体材料への集中投資と財務リスクが交錯する化学大手

レゾナック・ホールディングス(旧昭和電工)は、日本を代表する総合化学メーカーです。近年は半導体材料をはじめとする先端素材分野に注力し、持続的な成長を目指す一方、事業構造改革や高水準の有利子負債など、経営課題も複数抱えています。本記事では、最新の株式データや財務動向をもとに、レゾナックの現状と今後の注目ポイントをわかりやすく解説します。

株式データ

【銘柄名】レゾナック・ホールディングス
【銘柄コード】4004
【上場】1949.5
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】化学
【17業種区分】素材・化学
【株価】2,713.5 円
【PER】18.87倍
【PBR】0.78倍
【EPS】143.8
【BPS】3,494.12
【配当利回り】2.4%
【配当性向】45.2%
【1株配当】65
【営業CF】1,652億円
【投資CF】-516億円
【財務CF】-199億円
【現金等】2,954億円
【自己資本比率】29.7%
【有利子負債】10038.31億円
【時価総額】6,353億円
【ROE】9.4%
【ROA】2.6%
【公式サイト】https://www.resonac.com/jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標から見るレゾナックの特徴と注目点

レゾナック・ホールディングスの株価は2,713.5円、時価総額は約6,353億円と、国内化学業界でも上位の規模を誇ります。PBR(株価純資産倍率)は0.78倍と1倍を下回っており、市場からは現状の資産価値に対してやや割安に見られている状況です。一方、PER(株価収益率)は18.87倍と、化学業界の中では平均的な水準です。

  • 配当利回りは2.4%と、東証プライム全体の平均(2%前後)と比較してやや高め。
  • 自己資本比率は29.7%で、やや低め。財務体質には一定の注意が必要です。
  • ROE(自己資本利益率)は9.4%と、資本効率面では一定の評価ができます。
  • 有利子負債は1兆円超で、業界内でも高水準です。

配当は直近6年間維持されており、配当性向も45.2%と無理のない範囲に収まっています。ただし、成長投資と財務改善の両立が今後の課題となりそうです。

企業概要と事業の特徴

レゾナック・ホールディングスは、1939年設立の歴史ある化学メーカーで、2020年には日立化成を買収しグループを拡大しました。事業構成は多岐にわたりますが、半導体・電子材料分野が売上の約3分の1を占める主力事業です。加えて、石油化学、モビリティ(自動車部材)、イノベーション材料などの分野も展開しています。

海外売上比率は56%とグローバル展開も進んでおり、半導体の後工程材料では今後の成長投資も積極的です。2027年までに23年比で最大5倍規模の投資計画を発表しており、先端分野へのシフトが鮮明です。また、食品包装子会社や一部事業の売却など、資産効率化にも取り組んでいます。

財務・CF(キャッシュフロー)の状況

ここで、レゾナックの直近5年間の業績推移を整理します。売上高は1兆3,000億円〜1兆4,000億円のレンジで安定していますが、純利益は赤字と黒字を繰り返す不安定さが目立ちます。特に2020年や2023年は大きな純損失を計上しましたが、2024年には黒字転換、今後もプラス圏を維持する見通しです。

営業キャッシュフロー(営業CF)は1,652億円と安定的。投資キャッシュフローは-516億円で、新規投資を積極的に行う姿勢が伺えます。有利子負債は1兆円を超えているため、今後の財務体質強化も重要なテーマです。現金等(手元資金)は約3,000億円と一定の余裕はありますが、借入金の返済や成長投資のバランスが問われます。

中長期の見通しと投資家へのメッセージ

今後のレゾナックは、半導体材料を中心とした先端分野への集中投資が業績回復のカギとなります。特にデータセンター需要拡大や自動車の電子化など、外部環境の追い風をうまく取り込めるかが注目です。一方、黒鉛電極の構造改革費用や有利子負債の高さが引き続きリスクとして存在します。

配当は維持されていますが、業績に応じて変動する可能性も否定できません。株主優待は設定されていませんが、配当利回りや資産価値に着目した投資スタンスの投資家には一定の注目ポイントがあります。株価はPBR1倍割れで「割安感」が意識される一方、財務の健全性や成長性には引き続き注視が必要です。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 2/5
    半導体材料分野への積極投資が見られるものの、業績の安定感には課題が残るため。
  • 🏛 財務健全性: 2/5
    自己資本比率が3割未満で有利子負債も多く、バランスシート面での改善余地が大きい。
  • 🎁 株主還元: 3/5
    配当は安定しているが、増配傾向は限定的で株主優待もない点はやや物足りない。
🌟 総合評価:2/5

投資分析、ゆっくり学んでみたい方へ

   本記事でやっているようなファンダメンタルズ分析をしっかり学びたい方には、 投資初心者向けのオンライン学習講座「Grow」がおすすめです。
講師と直接やり取りできるカリキュラムで、 3ヶ月で一生使える投資スキルが身につきます。
空いた時間に自分のペースで学べるスタイルなので、忙しい方でも安心です。

→ Growの詳細はこちら

投資分析ができるようになることで、銘柄選定の精度が上がり、情報に振り回されずに自分で判断できる自信がついてきます。
学びながら実践できる環境で、一歩先の投資家を目指してみませんか?


※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。

アバター画像
ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。