科研製薬(4521)株価・配当まとめ│安定配当と堅実成長の名門【2025年5月最新】

銘柄分析
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科研製薬(4521)―高配当利回りと圧倒的な財務健全性が光る医薬品メーカーを解説

科研製薬(4521)は、関節機能改善剤や自社創製の爪白癬症治療薬を主力とする中堅医薬品メーカーです。旧理研グループにルーツを持ち、長年にわたり独自の医薬品開発や導出ビジネスを展開してきました。2024年3月期は一時的な契約金収入が業績を押し上げたものの、今後は主力製品の特許切れや一時金の剥落といった課題も見えています。それでも、配当利回りの高さや自己資本比率80%超という強固な財務基盤が、投資家の注目を集めるポイントとなっています。

株式データ

【銘柄名】科研製薬
【銘柄コード】4521
【上場】1961.10
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】医薬品
【17業種区分】医薬品
【株価】3,725 円
【PER】41.48倍
【PBR】0.94倍
【EPS】89.8
【BPS】3,974.47
【配当利回り】5.1%
【配当性向】211.6%
【1株配当】190
【営業CF】25.77億円
【投資CF】-58.54億円
【財務CF】-56.58億円
【現金等】653.25億円
【自己資本比率】80.3%
【有利子負債】38.50億円
【時価総額】2,036億円
【ROE】5.7%
【ROA】4.7%
【公式サイト】https://www.kaken.co.jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標から見る科研製薬の注目ポイント

科研製薬の株価は3,725円(2024年6月時点)。PER(株価収益率)は41.48倍と高めですが、これは一時的な利益変動の影響を受けています。PBR(株価純資産倍率)は0.94倍と1倍を下回っており、資産価値から見た割安感も指摘できます。特に注目されるのは配当利回り5.1%という高水準。1株配当は190円、配当性向は211.6%と利益に対して配当が突出して高いですが、これは一時的な利益の減少が影響しています。自己資本比率は80.3%と非常に堅固で、有利子負債も38.5億円と控えめ。時価総額は約2,000億円規模です。

  • 高配当利回り:5%台は東証プライム上場企業でも上位クラス
  • PBR1倍割れ:解散価値と比較して割安感
  • 自己資本比率80%超:医薬業界でもトップクラスの財務健全性

初心者向け:科研製薬はどんな会社?

科研製薬は、医療用医薬品の開発と販売を中心に事業を展開している企業です。特に、関節機能改善剤「アルツ」や自社開発の爪白癬症治療薬「クレナフィン」が事業の2本柱です。加えて、他社とのライセンス契約による一時金収入やロイヤルティ収入も収益源となっています。近年は後発医薬品にも力を入れており、米国医薬会社の買収などグローバル展開も進めています。株主優待はありませんが、安定配当と財務の強さが特徴的な銘柄です。

業績・財務・キャッシュフローの解説

科研製薬の業績は、2024年3月期に導出契約金などの一時的な収入増で大きく伸びました。売上高は7,204億円、純利益は802億円。2025年3月期には売上高9,250億円、純利益1,600億円を見込むなど変動が大きいですが、これは主力医薬品の特許切れや一時金の反動によるものです。2026年3月期予想では再び純利益の減少が見込まれており、製品ライフサイクルの影響を強く受けていることがうかがえます。

  • 営業キャッシュフローは25.77億円と堅調
  • 投資キャッシュフローは▲58.54億円で積極的な研究開発や設備投資
  • 現金等は653億円を確保、財務体質は極めて良好

自己資本比率80%超という高水準は、医薬品業界でもトップクラス。有利子負債も少なく、安定した財務体質が際立っています。研究開発費は年間125億円と、売上高に対しても高い比率を維持しています。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

科研製薬の今後を考えるうえで重要なのは、主力製品の特許切れや導出一時金の影響をどこまでカバーできるか、という点です。2024年3月期は一時的な契約金収入で大幅増益となりましたが、2026年3月期には再び利益の減少が予想されています。新薬開発や海外展開、後発品ビジネスの成長が今後のカギとなるでしょう。なお、財務の安定感は抜群で、株主への安定配当も期待できます。ただし、配当性向が高水準であることから、業績次第では減配リスクにも注意が必要です。

  • チャンス:高配当・PBR1倍割れ・財務の強さは長期投資家に魅力
  • リスク:一時金収入の反動、主力品の特許切れによる減収減益リスク

「医薬品業界は安定」と言われますが、科研製薬のように製品ライフサイクルや契約金収入の変動が大きい企業は、数年単位で業績が大きく上下することもあります。高配当や財務安全性を重視する方にとっては魅力的な選択肢ですが、今後の新薬開発や収益基盤の多様化にも注目が必要です。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 3/5
    新薬開発や導出ビジネスは評価できるが、主力薬の特許切れ等による収益変動が大きいため。
  • 🏛 財務健全性: 5/5
    自己資本比率80%超、現金充実、有利子負債も極めて少なく財務は極めて堅固。
  • 🎁 株主還元: 3/5
    高配当利回りは魅力だが、配当性向が高すぎるため今後の持続性には注意が必要。
🌟 総合評価:4/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。

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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。