日本新薬(4516)―ROE12%超・研究開発型で安定成長、財務抜群の医薬品株が注目される理由
日本新薬(4516)は、創業100年以上の歴史を持つ独立系の医薬品メーカーです。泌尿器科や血液内科、難病・希少疾患領域など、ニッチながら社会的な意義の大きい分野で自社創薬に注力してきました。近年は筋ジストロフィーや肺動脈性肺高血圧症治療薬などの新薬が国内外で売上を伸ばし、グローバルでの展開にも積極的です。
また、自己資本比率87%という圧倒的な財務健全性と、2024年3月期のROE12.4%という収益性の高さも大きな強み。「安定成長×高収益×高配当」のバランスが光る中堅医薬品メーカーとして、幅広い投資家層から注目を集めています。
株式データ
【銘柄名】日本新薬 【銘柄コード】4516 【上場】1949.6 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】医薬品 【17業種区分】医薬品 【株価】3,396 円 【PER】9.53倍 【PBR】0.93倍 【EPS】356.2 【BPS】3,666.27 【配当利回り】3.65% 【配当性向】34.8% 【1株配当】124 【営業CF】162億円 【投資CF】-99億円 【財務CF】-97億円 【現金等】580億円 【自己資本比率】87.0% 【有利子負債】‥百万円 【時価総額】2,760億円 【ROE】12.4% 【ROA】9.8% 【公式サイト】https://www.nippon-shinyaku.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
割安感・配当利回り・株価指標に注目
日本新薬の株価指標を見ると、PERは9.53倍、PBRは0.93倍と、医薬品業界平均や全市場平均と比較しても割安感があります。自己資本比率が87%と非常に高く、財務リスクが極めて低い点も安心材料です。
- 配当利回り3.65%と、医薬品セクター内でも上位水準
- 配当性向約35%で、無理のない還元姿勢
- ROE12.4%、ROA9.8%と効率的な経営が続く
配当履歴を見ると安定配当が続いており、2025年3月期以降は増配も示唆されています。株主優待はありませんが、配当重視の投資家にとって魅力的な水準です。
医薬品特化型の強みと今後の注目ポイント
日本新薬は、医家向け医薬品を主軸に、泌尿器・血液・希少疾患など競合が少ない専門領域で自社創薬を進めている点が最大の特徴です。筋ジストロフィー治療薬や肺動脈性肺高血圧症薬といった主力新薬が好調で、2024年3月期の売上は1,482億円(前年比+2.8%)、純利益は258億円(+13.3%)と着実な成長をみせています。
研究開発費は年間300億円超と積極的で、米国バイオ企業とのライセンス契約や海外新薬の上市など、グローバル展開も広がっています。2025年3月期には1,600億円、2026年3月期には1,700億円の売上計画が示されており、今後も新薬パイプラインの進展が期待されます。
財務体質とキャッシュフローの健全性
財務面では、自己資本比率87.0%、現金等580億円という潤沢な資金を確保しています。時価総額2,760億円と中堅規模ながら、無借金経営に近い状態を維持しているのは大きな強みです。
- 営業キャッシュフロー:162億円(安定的な創出)
- 投資キャッシュフロー:-99億円(新薬・設備投資等、将来への布石)
- 財務キャッシュフロー:-97億円(配当・自己株取得等)
毎期安定して本業から資金を稼ぎつつ、積極的な研究開発と配当還元を両立しています。資本効率面でもROE12%台を維持し、医薬品業界のなかでも優良な財務内容といえるでしょう。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
直近では筋ジストロフィー治療薬『CAP-1002』やムコ多糖症治療薬の米国発売、新規パイプラインの進展が注目材料です。一方、海外市場での販売費用増や研究開発費の高止まりも想定されるため、利益成長はやや慎重に見る必要があります。
医薬品業界は新薬開発の成否や薬価改定など外部リスクもありますが、日本新薬はニッチ分野での強みと堅固な財務体質、安定した配当政策が光ります。中長期で成長性と安定性を兼ね備えた銘柄として、今後の動向に注目したい企業です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5新薬パイプラインの拡充と海外展開が進み、今後も売上・利益成長が期待されるため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率87%・潤沢な現預金と無借金経営に近い財務体質が際立つため。
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🎁 株主還元: 4/5配当利回り3.6%超で増配傾向もあり、安定した株主還元が評価できるため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


