大成建設(1801)―堅調な受注残と安定配当、株主優待も充実のゼネコン大手を総点検
大成建設(1801)は、国内最大手ゼネコンの一角として、土木・建築事業を中心に幅広い分野で総合的な建設サービスを提供しています。首都圏の再開発や大型インフラ工事を数多く手掛けるほか、不動産開発にも注力。受注残高の厚みや、多様な株主還元策が注目される企業です。
株式データ
【銘柄名】大成建設 【銘柄コード】1801 【上場】1957.9 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】7,915 円 【PER】10.99倍 【PBR】1.58倍 【EPS】720.5 【BPS】5,007.85 【配当利回り】2.65% 【配当性向】29.1% 【1株配当】210 【営業CF】406億円 【投資CF】-1,387億円 【財務CF】1,093億円 【現金等】4,307億円 【自己資本比率】37.4% 【有利子負債】3530.63億円 【時価総額】12,501億円 【ROE】4.6% 【ROA】1.6% 【公式サイト】https://www.taisei.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 権利付最終日:次回:2026/03/27 前回:2025/03/27 ・軽井沢高原ゴルフ倶楽部の優待クーポン券(2,000円または5,000円分) ・自社グループ会社の工事請負代金・仲介手数料等の割引クーポン(10,000円または30,000円分) ・簡易地震リスク診断申込書(チェックシート提出で簡易レポートを提供、現地調査は対象外) ※いずれも保有株数や保有年数に応じて内容が増額・追加されます
財務・指標から見る大成建設の注目ポイント
大成建設は、現在の株価が7,915円、時価総額はおよそ1.2兆円と建設業界内でもトップクラスの規模を誇ります。PER(株価収益率)は10.99倍、PBR(株価純資産倍率)は1.58倍と、同業他社と比較しても割高感はやや薄い印象です。配当利回りは2.65%、配当性向も29.1%と安定感があります。
自己資本比率は37.4%、有利子負債は3,530億円台。建設業としては適度なレバレッジを活かしつつも、現金等保有額(4,307億円)に裏打ちされた財務の堅実さも目立ちます。
- ROE(自己資本利益率)4.6%は、業界平均と同等レベルですが、今後の利益成長による改善余地も期待されます。
- 営業キャッシュフローは406億円と黒字を確保。一方、投資キャッシュフローは-1,387億円と大型投資を積極的に行っている点も特徴です。
株主優待と配当、個人投資家にとっての魅力は?
大成建設は株主優待も充実しており、保有株数や保有期間に応じて「軽井沢高原ゴルフ倶楽部」の優待クーポン、自社グループの工事・仲介手数料割引、簡易地震リスク診断など、不動産・建設分野ならではのユニークな特典が用意されています。3年以上の継続保有で割引額が大幅にアップする仕組みもあり、長期投資家にとってはメリットが大きいと言えるでしょう。
また、配当実績も1株当たり年間210円(2023~2025年予想)と、安定した水準が続いています。配当性向も30%前後と無理のない水準で、今後の業績次第では増配の可能性も残されています。
業績推移と財務のポイント
直近3期の売上高・純利益の推移を見てみると、売上高は2022年3月期の1兆5,432億円から2024年3月期には1兆7,650億円へと着実に増加しています。一方で純利益は、2022年3月期の714億円から2024年3月期には402億円まで一時的に減少しましたが、2025年3月期以降は860億円~870億円の回復を見込むなど、回復基調が鮮明です。
また、設備投資(1,216億円)や研究開発(186億円)にも積極的で、今後の成長に向けて基盤強化を進めています。現金等の保有も十分で、財務健全性を保ちながら、未来への投資にバランス良くリソースを配分している印象です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
大成建設は首都圏の再開発や大型インフラ案件の受注残が豊富で、2026年3月期まで高水準の売上・利益が見込まれています。建設業界では人件費や資材価格の上昇がリスク要因として挙げられますが、同社は工事採算の改善やコスト管理の徹底で利益の回復を図っている点が評価されます。
一方で、建設業界全体が景気変動の影響を受けやすいことや、大規模案件の進捗リスク、投資CFのマイナス幅が大きい点などには注意が必要です。中長期で見ると、都市再開発や災害対策、インフラ老朽化対応など社会的ニーズは根強く、持続的な成長機会も多い分野です。
株主優待や配当も安定しており、長期でじっくり付き合える銘柄のひとつといえるでしょう。もちろん投資判断はご自身のスタンスやリスク許容度に応じてご検討ください。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5大型プロジェクトの受注残が厚く、今後の利益回復が見込まれるため。
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🏛 財務健全性: 3/5現金等の保有は十分だが、投資CFのマイナス幅や有利子負債にも注意が必要。
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🎁 株主還元: 3/5配当・優待は安定継続中だが、今後の増配や優待拡充余地は限定的。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


