戸田建設(1860)―安定配当&建築需要拡大で注目の準大手ゼネコン
戸田建設は、東京都中央区を本拠地とする準大手総合建設会社です。病院や学校など公共性の高い建築に強みを持ち、堅実な経営スタンスで業界内でも存在感を発揮しています。近年は浮体式風力発電など再生可能エネルギー分野への技術投資も進めており、建設業界の構造変化にも積極的に対応しているのが特徴です。
株式データ
【銘柄名】戸田建設 【銘柄コード】1860 【上場】1969.4 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】902.1 円 【PER】14.72倍 【PBR】0.8倍 【EPS】61.3 【BPS】1,134.57 【配当利回り】3.21% 【配当性向】47.3% 【1株配当】29 【営業CF】621億円 【投資CF】-488億円 【財務CF】10億円 【現金等】1,131億円 【自己資本比率】35.6% 【有利子負債】3074.93億円 【時価総額】3,032億円 【ROE】4.8% 【ROA】1.8% 【公式サイト】https://www.toda.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 権利付最終日:次回:2026/03/27 前回:2025/03/27 商品(1,000株以上):ジャム、みかん缶詰、プリン等8種類から1点選択
株価・指標から読み解く戸田建設の注目ポイント
戸田建設のPBRは0.8倍と、純資産価値から見て割安感のある水準です。PER(14.72倍)は建設業界の平均的な水準で、過度な割高感もありません。配当利回りも3.21%と東証プライム上場企業の中でも比較的高めであり、安定した配当政策が評価されています。
また、自己資本比率は35.6%とゼネコンとしては標準的な水準にあり、財務の安定感も一定程度保たれています。有利子負債は3,074億円とやや多めですが、現金等も1,131億円と潤沢なため、資金繰りリスクは大きくありません。
戸田建設の業績推移と今後の成長余地
過去数年の業績を見ると、売上高は5,000億円台~6,000億円台と堅調に推移しています。2022年3月期は5,015億円、2023年3月期は5,472億円、2024年3月期は5,224億円。2025年3月期は5,800億円、2026年3月期には6,100億円と予想されており、着実な業容拡大が見込まれています。
純利益面では、2023年3月期に一時的な減益(109億円→161億円)となったものの、2024年3月期以降は再び増益基調に転じています。2026年3月期予想では230億円までの回復が期待されており、今後の利益成長にも注目が集まります。
配当・株主優待の魅力
戸田建設は長年にわたり安定配当を維持しており、直近の年間配当は29円/株(2024年3月期)です。配当性向は約47%と、利益の半分近くを株主還元に充てる姿勢がうかがえます。2025年3月期以降も29円前後の水準を維持もしくはやや増配の見通しとなっています。
また、株主優待制度も特徴的で、1,000株以上保有の株主に対しては、ジャム・みかん缶詰・プリンなど8種類から1点を選択できる自社関連商品が贈られます。3月権利確定で実施されるため、長期保有株主にとっては楽しみな特典となっています。
戸田建設の財務・キャッシュフロー状況
財務面では、営業キャッシュフロー621億円と本業の稼ぐ力は十分です。一方で、投資キャッシュフローは-488億円と積極的な設備投資や新規事業への資金投入が続いています。現金等の保有額は1,131億円と潤沢で、事業拡大と財務健全性のバランスを意識した経営が伺えます。
自己資本比率は35.6%と、建設業界の中では標準的な水準。有利子負債3,074億円はやや多めですが、キャッシュリッチな体質と安定した利益創出力でカバーされています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
戸田建設は建築需要の底堅さと、浮体式風力発電など新分野への挑戦が今後の成長ドライバーとなりそうです。大型再開発や工場建設、公共施設の受注拡大に加え、採算改善や新規案件の進捗も見込まれています。足元では、原材料価格や人件費の上昇が利益率に影響を与えるリスクもありますが、堅実な経営方針と高い受注残高が下支えとなっています。
また、安定配当や株主優待といった株主還元も魅力の一つです。建設業界は景気変動の影響を受けやすいという側面もありますが、戸田建設は企業規模や事業ポートフォリオの多様化でリスク分散を図っています。中長期的な視点で、安定成長を期待できる銘柄と言えるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5再エネ分野への積極投資と建築需要拡大により、中長期の成長ポテンシャルが高いと評価。
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🏛 財務健全性: 3/5有利子負債が多いが、現金等も多く資金繰りリスクは限定的。
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🎁 株主還元: 4/5安定配当と1,000株以上優待で長期株主にメリットが大きい。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


