しずおかフィナンシャルグループ(5831)―増配トレンドと堅実な地方銀行経営に注目の理由
しずおかフィナンシャルグループ(5831)は、静岡銀行を中核とする地方銀行グループです。地銀業界の中でも規模・収益力ともにトップクラスに位置し、証券やリース、コンサルティングなど多角的な金融サービスを展開しています。2022年10月に持株会社体制へ移行したことで、グループ全体の経営効率やシナジー強化に力を入れている点も特徴です。
近年は安定した業績に加え、配当の増加も続いており、株主還元姿勢の強さが際立ちます。地方銀行業界の再編や金利動向が注目される中、今なぜしずおかFGが投資家や市場から注目されているのか、最新の業績推移や指標から詳しく見ていきましょう。
株式データ
【銘柄名】しずおかフィナンシャルグループ 【銘柄コード】5831 【上場】2022.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】銀行業 【17業種区分】銀行 【株価】1,690.5 円 【PER】11.31倍 【PBR】0.79倍 【EPS】149.5 【BPS】2,153.14 【配当利回り】4.26% 【配当性向】48.2% 【1株配当】72 【営業CF】1,700億円 【投資CF】-2,934億円 【財務CF】-247億円 【現金等】14,204億円 【自己資本比率】7.5% 【時価総額】8,974億円 【ROE】4.9% 【ROA】0.4% 【公式サイト】https://www.shizuoka-fg.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る注目ポイント
しずおかフィナンシャルグループの現在の株価は1,690.5円、時価総額は約8,974億円と地銀としては業界トップクラスの規模です。
PER(株価収益率)は11.31倍と国内銀行株としては平均的な水準ですが、PBR(株価純資産倍率)は0.79倍と依然として1倍を割り込んでおり、バリュー株としての側面も持ちます。
配当利回りは4.26%と高水準で、着実な増配傾向も目立ちます(後述)。
自己資本比率は7.5%と銀行業としては標準的ですが、経営の安定感を感じさせます。
- 増配トレンドと高い配当利回り:ここ数年で連続増配を実現し、株主還元に積極的な姿勢が見られます。
- PBR1倍割れ:依然としてPBRが1倍を下回っており、割安感が残る水準。
- 安定した収益力:預貸金利ザヤの拡大やグループ子会社の成長が全体の業績を下支え。
初心者向け:しずおかFGの注目ポイントをやさしく解説
しずおかFGの大きな特徴は、静岡銀行を中心とした地元密着の強みと、グループ全体で幅広い金融サービスを展開している点です。
銀行業界は金利動向の影響を受けやすいですが、しずおかFGは住宅ローンや中小企業向け融資など、地域密着型の金融サービスが主力。加えて、証券やリース事業、コンサルティングなど非金利分野の収益拡大にも注力しています。
また、配当金が年々増えていることは、長期保有を狙う投資家にとって魅力的なポイントです。2023年3月期には年間配当15円でしたが、2024年3月期は22円、2025年3月期予想では35円へと大きく増加しています。今後も配当性向を高める方針が続くか注目されます。
財務状況とキャッシュフローの健全性
最新の財務データを見ると、総資産は約16兆1,284億円、自己資本は約1兆2,063億円と地銀としては堅実な規模です。
営業キャッシュフローは1,700億円とプラスを維持しており、安定した本業の収益力がうかがえます。
一方、投資キャッシュフローが-2,934億円と大きくマイナスですが、これは有価証券や貸出金の増加など、金融機関特有の資産運用活動によるものです。
現金等は1兆4,204億円と潤沢で、流動性リスクも低いといえるでしょう。
自己資本比率は7.5%と銀行規制上は十分な水準ですが、銀行業全体が低金利環境下で自己資本の強化を課題としているため、今後の資本政策には引き続き注視したいところです。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後のしずおかフィナンシャルグループは、国内金利の上昇局面では預貸金利ザヤの拡大が期待でき、さらにグループ子会社(証券・リース・コンサル等)の収益拡大も業績を後押ししそうです。
2025年3月期の純利益予想は730億円、2026年3月期には800億円と着実な増益見通しが示されています。配当も大幅増配が続き、株主還元の強化が鮮明です。
一方で、地銀ならではの課題として、自己資本比率の水準や、地域経済・不動産市況の影響、今後の預貸金の伸び悩み、業界再編・競争激化などのリスクには注意が必要です。
バリュエーション面では依然として割安感が強い一方、堅実な経営と着実な株主還元、今後の収益成長ポテンシャルが共存している銘柄といえるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5純利益・配当ともに増加傾向が明確で今後も伸長が期待されるため。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率は標準的だが、地銀としては安定感があるため。
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🎁 株主還元: 5/5連続増配と高配当利回りで株主還元意識が非常に高い点を評価。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


