ENEOSホールディングス(5020)株価・配当まとめ│安定した配当と堅実な財務基盤の石油大手分析【2025年5月最新】

銘柄分析
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ENEOSホールディングス(5020)―安定配当と環境対応で注目のエネルギー最大手

ENEOSホールディングス(5020)は、国内石油元売り最大手として、エネルギー分野で圧倒的なシェアを誇る企業です。2010年に設立され、2017年には東燃ゼネラル石油と経営統合を果たし、国内シェアは約5割。石油・天然ガス開発や金属事業も展開し、近年は低炭素・再生可能エネルギーへの転換や、資本効率の改善、株主還元強化といったテーマでも注目されています。

本社は東京都千代田区大手町。主要子会社にENEOS、ENEOS Xploraを持ち、従業員数は連結で約43,683名(2024年3月時点)です。事業構成はエネルギーが約8割を占めるものの、金属・資源ビジネスの成長や海外売上の拡大も進めています。

株式データ

【銘柄名】ENEOSホールディングス
【銘柄コード】5020
【上場】2010.4
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】石油・石炭製品
【17業種区分】エネルギー資源
【株価】699.4 円
【PER】17.1倍
【PBR】0.63倍
【EPS】40.9
【BPS】1,104.25
【配当利回り】3.72%
【配当性向】63.6%
【1株配当】26
【営業CF】10,102億円
【投資CF】-2,409億円
【財務CF】-3,310億円
【現金等】7,759億円
【自己資本比率】31.6%
【有利子負債】29,104.83億円
【時価総額】24,156億円
【ROE】9.5%
【ROA】2.8%
【公式サイト】https://www.hd.eneos.co.jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標から見えるENEOSの注目ポイント

ENEOSホールディングスの株価は699.4円(2024年6月時点)で推移しています。PBRは0.63倍と割安感が強く、資産価値に対して株価が抑えられている状況です。PERは17.1倍で、業種平均と比較しても極端な割高感はありません。

配当利回りは3.72%と高水準を維持。さらに、配当性向は63.6%と利益の多くを株主還元に充てており、安定した配当政策が人気を集めています。ROE(自己資本利益率)は9.5%と、資本効率も一定水準をクリアしています。

  • 時価総額は約2.4兆円で、国内エネルギー関連企業の中でもトップクラス。
  • 自己資本比率は約31.6%とやや低めですが、現金等の流動性やキャッシュフローの安定感は高いです。
  • 有利子負債も多いものの、事業規模や安定収益でバランスを保っています。

ENEOSの事業内容と注目すべき特徴

ENEOSは石油元売りとして、国内ガソリンスタンドや産業用燃料の安定供給が大きな柱です。しかし、再生可能エネルギーや低炭素事業への投資も強化中です。2024年3月にはグループのJX金属を子会社から持分法適用会社へと移行し、資本効率改善や成長投資のための資金確保を進めています。

特徴的なのは、エネルギー事業が売上の約8割を占めつつ、金属事業や新規エネルギー分野にも注力している点です。特にLNG(液化天然ガス)や再生可能エネルギー関連の開発を推進し、将来の成長ドライバーと位置付けています。

  • 国内外での石油精製・販売に加え、銅など非鉄金属事業も展開
  • 石油需要の減少リスクに備え、電気・機能材・環境ビジネスの拡大を志向
  • 海外売上比率は25%程度とグローバル展開も進行中

財務・キャッシュフローの状況

ENEOSホールディングスは、営業キャッシュフローが約1兆100億円と、事業の安定的な現金創出力が目立ちます。投資キャッシュフローは-2,409億円(主に設備投資や成長投資)、財務キャッシュフローは-3,310億円で、借入金返済や配当などに充てられています。

現金等は7,759億円を保有しており、流動性にも余裕があります。一方で、有利子負債(2兆9,104億円)はやや大きめですが、業界最大手としての信用と安定収益でカバーしています。自己資本比率は31.6%とやや低い水準ですが、エネルギー産業の特性を考えると妥当な範囲といえるでしょう。

過去数年の業績推移を見ると、2023年3月期に売上高が15兆円と大きく伸びた一方、純利益は1,438億円と一時的に減少。2024年3月期には売上高13兆8,566億円、純利益2,881億円と持ち直しています。2025年3月期は売上高14兆円、純利益2,200億円とやや控えめな予想ですが、2026年3月期も純利益2,350億円が見込まれています。

配当も年間26円(2024年度見込)、2025・2026年も年間26~28円程度が予想されており、安定感のある水準です。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

ENEOSホールディングスは、石油ビジネスの構造的な課題(需要減少・利幅縮小)に直面しながらも、電動化や再生可能エネルギーへの転換、資本効率や株主還元強化に挑戦しています。2024年にはJX金属の持分移行・資本活用、LNGプロジェクトの稼働など、ポートフォリオの変革が進むタイミングです。

一方で、エネルギー価格の変動や国内燃料需要の縮小は引き続きリスク要因。海外展開や非石油分野の成長、環境対応のスピード次第では、今後の株価や業績に大きな影響を及ぼす可能性もあります。

  • 安定配当や資産バリューを重視する投資家には魅力的
  • 中長期での構造転換やESGテーマの進捗も要注視
  • 短期的な原油市況や為替の影響は引き続き大きい

総じて、日本最大規模のエネルギー企業としての安定感と、環境・新分野へのシフトが今後の成長ストーリーのカギとなりそうです。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 5/5
    再生可能エネルギーや金属分野への成長投資が加速しているため。
  • 🏛 財務健全性: 3/5
    有利子負債は多いがキャッシュフローと現金保有でバランスを保っているため。
  • 🎁 株主還元: 4/5
    高配当利回りと積極的な還元策が継続されているため。
🌟 総合評価:4/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。