日本製鋼所(5631)株価・配当まとめ│安定配当と堅実成長の銘柄【2025年6月最新】

銘柄分析
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日本製鋼所(5631)―産業機械の伸長と連続増配、鉄鋼大手の成長力に注目

日本製鋼所(5631)は、産業機械分野での事業拡大や原子力向け素形材の堅調な需要を背景に、業績・配当ともに着実な成長を続けている東証プライム上場の機械メーカーです。火力・原子力向けの鋳鍛鋼で世界的に高いプレゼンスを持ちながら、近年は産業機械が利益の柱となりつつあり、海外需要や新分野への対応力にも注目が集まっています。今回は、同社の株価指標や業績推移、財務内容をわかりやすく解説します。

株式データ

【銘柄名】日本製鋼所
【銘柄コード】5631
【上場】1951.6
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】機械
【17業種区分】機械
【株価】6,859 円
【PER】27.29倍
【PBR】2.61倍
【EPS】251.3
【BPS】2,625.13
【配当利回り】1.28%
【配当性向】35.0%
【1株配当】88
【営業CF】217億円
【投資CF】-68億円
【財務CF】-48億円
【現金等】969億円
【自己資本比率】49.5%
【有利子負債】420.61億円
【時価総額】3,761億円
【ROE】8.5%
【ROA】3.9%
【公式サイト】https://www.jsw.co.jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標からみる日本製鋼所の現在地

日本製鋼所の株価は6,859円と、東証プライムの中でもしっかりした水準を維持しています。PER(株価収益率)は27.29倍、PBR(株価純資産倍率)は2.61倍と、機械・鉄鋼セクターとしてはやや高めの水準にあります。これは、同社の将来性や安定した収益基盤、そして連続増配への期待感が市場で評価されていることを示しています。

配当利回りは1.28%と控えめですが、配当性向は35%で無理のない範囲。今後も業績拡大に合わせて配当の増加が期待される局面です。

  • ROE(自己資本利益率):8.5%と、資本効率は機械業界内で標準的な水準
  • 自己資本比率:49.5%で財務基盤も安定
  • 現金等:969億円を有し、投資や事業継続の余力も十分

また、時価総額は3,761億円。業界内での存在感も大きく、安定成長を背景にした中長期的な企業価値の向上が期待されています。

日本製鋼所の注目ポイント―事業構造と成長ドライバー

日本製鋼所は、かつては火力・原子力向けの大型鋳鍛鋼製品が主力でしたが、現在は産業機械(樹脂製造・成形機、防衛関連機器など)が利益の中心へとシフトしています。産業機械分野は、アジアを中心としたプラスチック需要増、欧州の原子炉新設といった世界的な成長分野からの追い風を受けています。

  • 産業機械部門の売上比率は約8割、事業の柱として拡大中
  • 素形材も電力・原子力分野向け需要が堅調
  • 海外売上比率は57%、グローバル展開が進んでいる

また、樹脂製造設備の増強や防衛関連機器の受注増が業績を牽引。直近では中国・インドをはじめとする新興国の需要拡大も事業成長の起爆剤となっています。

業績・配当の推移―着実な拡大と増配路線

ここ数年、日本製鋼所は売上高・純利益ともに順調に拡大しており、連続増配も実現しています。直近の業績と配当推移をまとめると、以下の通りです。

2022年3月期(22.3期)から2024年3月期(24.3期)にかけて、売上高は2兆1,400億円から2兆5,300億円台へ、純利益も1,390億円前後から1,420億円台へと増加傾向。2025年3月期(25.3期)以降の会社予想でも、売上2兆7,000億円、純利益1,600億円とさらなる成長が見込まれています。

配当も連続増配の流れで、2023年3月期の59円から2024年3月期は68円、2025年3月期予想では79円と着実に増えています。株主還元意識も年々高まっている点が特徴です。

財務体質とキャッシュフローの状況

日本製鋼所は自己資本比率49.5%と、重厚長大な機械メーカーとしては非常に堅実な財務体質を持っています。現金等も969億円保有し、有利子負債は420億円に抑制。財務の安定感が光ります。また、営業キャッシュフローが217億円と着実に創出できており、設備投資(121億円)、研究開発費(56億円)も積極的です。これにより、将来の成長投資と安定的な配当原資の両立が可能な体制が整っています。

  • 営業キャッシュフロー:217億円
  • 投資キャッシュフロー:-68億円(成長投資を反映)
  • 財務キャッシュフロー:-48億円(返済・配当等)
  • 現金等:969億円

今後の見通しとリスク・チャンス

今後も産業機械分野の伸長や海外需要の取り込みが業績をけん引すると見られます。特に、グローバルなプラスチック関連設備の需要増、防衛関連機器の堅調な推移、素形材分野の欧州新設原子炉需要など、複数の成長ドライバーを有している点が強みです。

一方で、事業環境の変化(原材料価格の高騰や為替変動)、競争激化、人件費や償却費の上昇といったリスクも無視できません。また、配当利回りが現状では1%台とやや控えめなのも事実です。

中長期的には、着実な財務基盤や技術力、海外展開力を活かし、さらなる収益力強化・株主還元の拡大が期待される企業といえるでしょう。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 5/5
    産業機械分野を中心に売上・利益ともに順調な拡大が続いているため。
  • 🏛 財務健全性: 4/5
    自己資本比率・現金等ともに高水準で、財務面の安定感が際立つため。
  • 🎁 株主還元: 2/5
    増配路線だが配当利回りは低いため、還元重視層にはやや物足りない。
🌟 総合評価:4/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。