L is B(145A)は、建設業界を中心に現場作業に最適化したビジネスチャットやDX支援サービスを展開するテクノロジー企業です。2010年に設立され、東京都千代田区に本社を構えています。2024年3月に東証グロース市場へ上場し、今後の伸びしろに注目が集まっています。同社は建設現場の業務効率化・デジタル化ニーズに応えるプロダクト開発を強みとし、近年は他業種への拡大やAI関連分野への投資も進めています。
L is B(145A)―建設向けDXで急成長、黒字転換と上場が注目ポイント
株式データ
【銘柄名】L is B 【銘柄コード】145A 【上場】2024.3 【市場区分】東証グロース 【33業種区分】情報・通信業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】597 円 【PER】27.77倍 【PBR】1.79倍 【EPS】21.5 【BPS】333.48 【配当利回り】0% 【配当性向】0.0% 【1株配当】0 【営業CF】0.27億円 【投資CF】-3.78億円 【財務CF】12.11億円 【現金等】18.71億円 【自己資本比率】63.1% 【有利子負債】7.58億円 【時価総額】33.0億円 【ROE】0.8% 【ROA】0.5% 【公式サイト】https://l-is-b.com/ja/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る注目ポイント
現在の株価は597円で、時価総額は33億円となっています。PER(株価収益率)は27.77倍、PBR(株価純資産倍率)は1.79倍です。グロース市場の新興企業としては妥当な水準ですが、今後の成長性への期待が株価に織り込まれている印象です。一方、配当は現段階で実施しておらず、配当利回りは0%となっています。株主還元よりも積極的な成長投資を優先している状況です。
自己資本比率は63.1%と高く、財務の健全性がうかがえます。有利子負債は7.58億円と一定規模ありますが、現金等18.71億円を保有しており、資金繰り面のリスクは限定的です。ROE(自己資本利益率)は0.8%、ROA(総資産利益率)は0.5%と、利益面での効率性はまだ高くありませんが、黒字転換したばかりのフェーズであることを考えれば、今後の改善余地は大きいでしょう。
業績推移と今後の成長性
業績推移に目を向けると、設立以来しばらく赤字が続いていましたが、2023年12月期に純利益46百万円(約0.5億円)の黒字転換を達成。2024年12月期も純利益13百万円(約0.1億円)と黒字を維持し、2025年12月期には純利益1.1億円、2026年12月期には1.4億円と、今後も着実な増益が見込まれています。売上高も右肩上がりで推移しており、2023年12月期の12.8億円から2025年12月期予想で20.8億円、2026年12月期には22億円と順調な拡大が期待されています。
- 現場作業に適したビジネスチャットの導入企業・ID数が順調に増加
- 建設業以外の業種向けにも事業拡大中
- AI関連分野への投資や新規事業開発にも積極的
また、前期に行ったM&Aによる事業拡大や人員増強など、成長投資に資金をしっかり使いながらも、財務面での安定感を維持しているのが特徴です。
財務状況とキャッシュ・フローの解説
財務面では、自己資本比率の高さが光ります。総資産27.1億円のうち、自己資本が17.1億円と厚みがあり、財務レバレッジに依存しない構造です。
営業キャッシュ・フローは0.27億円とプラスを確保、投資キャッシュ・フローは-3.78億円と大きめのマイナスですが、これはM&AやAI関連ファンド出資など、将来の成長を見据えた投資によるものです。財務キャッシュ・フローは12.11億円のプラスとなっており、上場による資金調達などで潤沢なキャッシュを確保しています。
有利子負債7.58億円はやや多めに見えますが、潤沢な現金18.7億円を背景に、短期的な資金繰りリスクは低いと考えられます。今後、利益成長に伴いキャッシュフローの積み上げが進めば、さらなる財務体質の強化が期待できます。
L is Bの注目ポイントと今後の展望
L is Bは、建設業向けのDXニーズに応えるサービスで急成長してきた企業です。建設現場の効率化に特化したビジネスチャットは、同分野で競合が少なく、一定のシェアを築いています。今後は建設業以外への拡大や、AI関連事業への取り組みが成長ドライバーとなる可能性が高いでしょう。
一方で、上場間もない新興企業であるため、事業の安定性や収益性の面ではまだ発展途上です。配当や株主優待といった株主還元策は現段階で実施しておらず、どちらかといえば「成長に賭ける」タイプの銘柄といえます。
株価指標(PER・PBR)も今後の成長織り込み型であり、実際の業績が予想通りに進捗するかが今後の評価を大きく左右します。
- 黒字転換・上場による信頼性向上
- 建設×IT、現場DXの需要増大
- AI・新規事業への種まき
- 配当や優待は当面見込めず、株主還元より成長投資を優先
投資家へのメッセージ(チャンス・リスク両面)
L is B(145A)は、建設現場のDX化という社会的なテーマと成長トレンドを背景に、今後の売上・利益拡大が期待されます。財務体質も健全で、上場による資金調達力を活かして積極的な投資が進んでいます。
一方、利益水準や事業の安定性はまだ発展途上の段階です。成長投資の成果が今後しっかり業績に結びつくか、そして新規事業やAIへの展開が実を結ぶかがリスク要因となります。
「安定した配当」や「堅実な業績」を重視する投資家にはやや物足りないかもしれませんが、「今後伸びていく分野・企業への長期目線の投資」を考える方には、成長ストーリーを持つ魅力ある銘柄といえるでしょう。
かぶポスト的スコア
-
🌱 成長性: 5/5建設向けDXという成長分野で黒字転換後も売上・利益の増加が続く見通しのため。
-
🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が高く、現金も豊富で財務的な安定感が際立っているため。
-
🎁 株主還元: 3/5配当や優待は現時点でないものの、将来的な還元余地は十分にあるため。
投資分析、ゆっくり学んでみたい方へ
本記事でやっているようなファンダメンタルズ分析をしっかり学びたい方には、
投資初心者向けのオンライン学習講座「Grow」がおすすめです。
講師と直接やり取りできるカリキュラムで、
3ヶ月で一生使える投資スキルが身につきます。
空いた時間に自分のペースで学べるスタイルなので、忙しい方でも安心です。
投資分析ができるようになることで、銘柄選定の精度が上がり、情報に振り回されずに自分で判断できる自信がついてきます。
学びながら実践できる環境で、一歩先の投資家を目指してみませんか?
※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


