ローツェ(6323)―半導体関連装置で世界シェア拡大、成長性と財務健全性が光る注目株
ローツェ(6323)は、半導体や液晶工場向けのウエハ搬送装置を主力とする機械メーカーです。台湾や米国の大手顧客を抱え、世界の半導体製造現場で同社の装置が活躍しています。業界構造の変化や半導体需要の波を巧みにとらえ、ここ数年で急成長を遂げている点が特徴です。
同社は、海外売上比率が88%と非常に高く、特に台湾の世界的ファウンドリーや米国勢への納入実績が業績をけん引しています。また、堅実な財務基盤を維持しながら、積極的な設備投資や研究開発にも取り組んでいる企業です。
株式データ
【銘柄名】ローツェ 【銘柄コード】6323 【上場】1997.12 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】機械 【17業種区分】機械 【株価】1,654.5 円 【PER】12.37倍 【PBR】2.48倍 【EPS】133.7 【BPS】668.48 【配当利回り】1.03% 【配当性向】12.7% 【1株配当】17 【営業CF】155.44億円 【投資CF】-59.08億円 【財務CF】-7.92億円 【現金等】379.51億円 【自己資本比率】61.2% 【有利子負債】350.25億円 【時価総額】3,048億円 【ROE】24.4% 【ROA】12.5% 【公式サイト】https://www.rorze.com/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るローツェの注目点
ローツェの株価指標を見ると、PERは12倍台と機械業界の成長株としてはやや割安感が見られます。また、PBR2.48倍は過去の成長実績や将来の期待を織り込んだ水準です。
ROE(自己資本利益率)は24.4%と非常に高水準であり、資本効率の良さが際立っています。これは、世界の半導体需要を取り込んだ高収益体質が反映されています。
一方、配当利回りは1.03%とやや控えめですが、配当性向12.7%と内部留保を重視し、今後の成長投資に資金を回している姿勢が見て取れます。
時価総額は3,000億円超となっており、東証プライムの中堅どころですが、今後の業績拡大次第ではさらなる存在感を増していく可能性があります。
初心者向け:なぜローツェが注目されるのか
ローツェが注目される理由は、世界的な半導体工場で使われる装置を手がけていることです。半導体はAI、スマートフォン、自動車などあらゆる産業の基盤となる重要部品。その製造現場でローツェの搬送装置は欠かせません。
特に、台湾のTSMCや米国大手を主要顧客としており、海外での売上比率が9割近くを占めているのが特徴です。これは、グローバルな半導体投資の恩恵をダイレクトに受けやすいビジネスモデルと言えます。
また、従業員一人当たりの営業利益が他社の2倍超という高い生産性も、企業としての実力を裏付けています。
業績推移と財務状況のポイント
ローツェの業績はここ数年で大きく拡大しています。売上高は2022年2月期に6,700億円(670億円)から、2025年2月期には1兆2,400億円(1,240億円)予想へとほぼ倍増。
純利益も2022年2月期の128億円から2023年2月期には213億円、2024年2月期は196億円と高水準で推移しています。
自己資本比率は61.2%と財務体質も良好。有利子負債も増えていますが、手元現金379億円をしっかり確保し、成長投資と財務健全性をバランス良く維持しています。
キャッシュフローも安定しており、営業キャッシュフローは155億円と十分な資金余力があります。
研究開発費(10億円規模)、設備投資(11億円規模)もバランス良く実施しており、今後の競争力強化にも力を入れています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
半導体業界は世界経済の波や地政学リスクの影響を受けやすい一方、AIやデータセンター、自動車の電動化といった成長分野の広がりで中長期的な需要拡大が見込まれます。
ローツェは、台湾や米国向けの旺盛な設備投資需要を追い風に高成長を遂げてきましたが、中国市場の減速や為替変動、国際的な規制といったリスク要因も無視できません。
また、2024年2月期の業績には買収企業の収益下押しやのれん償却など一時的な負担も見られますが、本業の競争力は依然として高い水準です。
配当利回りは高くありませんが、成長企業として今後の業績・株主還元の動向にも注目したいところです。
半導体サイクルに左右される面もあるため、相場環境や決算の内容をしっかり確認しながら、長期的な視点で企業の成長性を判断していくことが大切です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5グローバルな半導体需要拡大を背景に、売上・利益ともに高い成長率を維持しているため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が6割超でキャッシュも豊富、健全性・安全性ともに非常に高い水準です。
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🎁 株主還元: 3/5配当利回りは控えめで還元姿勢も堅実ですが、成長投資を優先した経営が続いています。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


