旭化成(3407)株価・配当まとめ│5年連続増益の安定配当化学企業の実力【2025年5月最新】

銘柄分析
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旭化成(3407)―低PBR・安定配当が魅力、住宅・ヘルスケア事業にも注目の総合化学大手

旭化成(3407)は、日本を代表する総合化学メーカーのひとつです。化学素材分野に加え、住宅やヘルスケアといった生活密着型の事業も展開しており、幅広いポートフォリオを持つことが特徴です。近年は伝統的な化学事業だけでなく、住宅(旭化成ホームズ)や医薬・医療機器(旭化成ファーマ、旭化成メディカル)など成長性のある分野にも積極的に投資しています。

時価総額は1.4兆円と、国内化学業界の中でも上位に位置しており、グローバル展開や安定した財務基盤も魅力です。PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回るなど、割安感も意識されやすい銘柄です。

株式データ

【銘柄名】旭化成
【銘柄コード】3407
【上場】1949.5
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】化学
【17業種区分】素材・化学
【株価】1,002 円
【PER】12.37倍
【PBR】0.79倍
【EPS】81
【BPS】1,274.74
【配当利回り】3.59%
【配当性向】44.4%
【1株配当】36
【営業CF】2,953億円
【投資CF】-1,425億円
【財務CF】-943億円
【現金等】3,334億円
【自己資本比率】46.5%
【有利子負債】12080.95億円
【時価総額】14,092億円
【ROE】2.5%
【ROA】1.2%
【公式サイト】https://www.asahi-kasei.com/
【株主優待】株主優待なし

株価・指標から見る旭化成の特徴

旭化成の株価は1,000円台前半で推移しており、PER(株価収益率)は約12倍、PBR(株価純資産倍率)は0.79倍と1倍を大きく下回っています。このPBRの低さは「資産に対して株価が割安」と見られがちな水準です。
配当利回りは3.5%台となっており、東証プライム市場の中でも比較的高めの水準です。配当性向は40%台後半と適度で、財務健全性も高いことから、安定した配当が期待されやすい銘柄のひとつです。

  • PBR0.79倍:純資産から見て割安な水準
  • 配当利回り3.59%:高配当株としても注目される
  • 自己資本比率46.5%:財務の安定感がある

一方で、ROE(自己資本利益率)は2.5%と決して高くなく、利益効率はやや低調です。これは主力の化学事業が市況に左右されやすいことや、住宅・ヘルスケアの利益貢献が安定期にあることが影響しています。

事業の多角化と今後の注目ポイント

旭化成の最大の特徴は、化学メーカーでありながら、住宅やヘルスケアといった異なる分野にも事業の柱を持っている点です。住宅部門では「ヘーベルハウス」ブランドで知られ、国内大手の一角を占めています。ヘルスケアでは、医薬品や医療機器だけでなく、ライセンスビジネスなど知的財産を活用した収益力強化にも注力しています。

2024年3月期の売上高は2兆7,800億円(前年比+2.1%)、純利益は438億円と、前期の赤字から黒字転換。2025年3月期の会社予想では売上3兆440億円、純利益1,100億円と回復基調が見込まれています。2026年3月期も増収増益の計画です。特に、住宅やヘルスケアの安定成長、マテリアル分野のデジタル・自動車関連需要が伸びている点が注目されます。

また、海外売上比率が53%と高く、グローバル展開にも強みがあります。世界的な半導体メーカーTSMCからサプライヤー表彰を受けるなど、先端素材分野でも存在感を発揮しています。

財務・キャッシュフローの状況

旭化成は総合化学企業として大規模な設備投資や研究開発を続けつつ、財務基盤の安定性も確保しています。2024年3月期の営業キャッシュフローは2,953億円、現金等は3,334億円と潤沢です。有利子負債は1兆2,081億円ですが、自己資本比率が46.5%と高水準で、財務の健全性は保たれています。

  • 設備投資:1,837億円
  • 減価償却:1,525億円
  • 研究開発費:1,065億円

これらの数字からも、長期的な成長や新規事業への投資をしつつ、堅実な経営を行っている様子がうかがえます。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

旭化成は原材料価格や為替など外部環境の影響を受けやすい一方で、住宅・ヘルスケアという景気変動に強い事業を持っていることが安定感につながっています。2023年3月期には赤字計上となりましたが、翌期には黒字転換し、2025年3月期以降も増収増益見通しと、回復基調が続く見込みです。

株価水準が純資産に対して割安な点、配当利回りの高さ、財務健全性などは中長期での安心材料といえるでしょう。一方で、ROEの水準は依然低く、今後は利益率の改善や成長分野での成果創出がさらなる評価につながるポイントとなります。

グローバルな事業展開や新しいヘルスケア分野の育成、脱炭素・新素材といったイノベーション領域でどこまで競争力を高められるかが、今後の成長性のカギとなりそうです。現状の株価指標や配当政策を重視する投資家にとっては、バランスと安定感のある企業といえますが、一方で成長期待を軸に投資する場合は中長期的な視点が求められます。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 2/5
    近年は安定成長ながらも大きな成長加速は見られず、今後の新分野展開がカギ。
  • 🏛 財務健全性: 4/5
    十分な自己資本比率と高い現金水準で、財務基盤は非常に安定しています。
  • 🎁 株主還元: 4/5
    配当利回りが高く、安定した配当政策が継続されている点が評価できます。
🌟 総合評価:3/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。