LINEヤフー(4689)―ペイペイ・広告・ECが成長軸、国内ネット大手の今を知る
LINEヤフー(4689)は、ヤフー、LINE、ZOZOなどを傘下に持ち、日本のインターネットサービスのパイオニア的存在です。広告やEC事業を中心に、金融サービスや決済(PayPay)にも注力。2021年のLINEとの経営統合を経て、国内ネット業界で圧倒的なユーザー基盤を誇ります。メディア・コマース・戦略事業の3本柱で、生活インフラに根差したサービス展開を続けています。
株式データ
【銘柄名】LINEヤフー 【銘柄コード】4689 【上場】1997.11 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】情報・通信業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】546 円 【PER】23.53倍 【PBR】1.33倍 【EPS】23.2 【BPS】411.99 【配当利回り】1.28% 【配当性向】30.2% 【1株配当】7 【営業CF】3,164億円 【投資CF】-4,440億円 【財務CF】-814億円 【現金等】14,204億円 【自己資本比率】31.7% 【有利子負債】18192.42億円 【時価総額】33,902億円 【ROE】3.8% 【ROA】1.3% 【公式サイト】https://www.lycorp.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るLINEヤフーの特徴
LINEヤフーの株価は546円(2024年5月時点)で、時価総額は3兆3,900億円超と国内ネット業界でもトップクラスの規模です。PERは23.53倍と、情報・通信業の平均水準と比べるとやや高め。PBRは1.33倍で、成長期待を織り込んだバリュエーションとなっています。ROE(自己資本利益率)は3.8%ですが、ネット企業としては中庸な水準です。安定した利益基盤と成長投資を両立している点が強みといえるでしょう。
配当利回りは1.28%とやや抑えめですが、配当性向は約30%とバランス重視。株主優待は設定がありません。現金等は1.4兆円超と潤沢ですが、有利子負債も1.8兆円超と負債比率は高め。自己資本比率31.7%はネット業界の大手としては十分な水準ですが、財務レバレッジを効かせた経営スタイルが特徴です。
LINEヤフーの注目ポイントとビジネスモデル
近年のLINEヤフーは、下記のような成長戦略が目立ちます。
- PayPayによる決済事業の拡大:スマホ決済サービス「PayPay」の利用者数が増加し、決済手数料収入が伸長しています。
- LINE広告・アカウント広告の成長:LINEの巨大なユーザーベースを活かし、広告収益の拡大が続きます。
- コマース(EC)事業の強化:ZOZOやYahoo!ショッピングを軸に、ネット通販の市場シェアを拡大中。
- グループシナジーの追求:子会社化した企業との連携や広告機能の内製化により、付加価値を高めています。
2023年度はPayPayのキャンペーン効果やLINEアカウント広告の好調、業務委託費の抑制などが利益を後押し。今後も金融・決済分野の収益拡大、広告商品の高度化など、成長エンジンは多岐にわたります。
業績推移と財務のポイント
売上高は2022年3月期の1兆5,674億円から、2024年3月期には1兆8,146億円へと着実に増加。2025年3月期は2兆円の大台が見込まれています。純利益は業績変動が大きく、2023年3月期に1,788億円と過去最高を記録した後、2024年3月期は1,131億円に一時減少。ただし、2025年3月期は1,650億円への回復が予想されています。
キャッシュフロー面では、営業活動によるキャッシュフローが3,164億円と高水準。一方、積極的な投資活動(-4,440億円)を続けており、成長投資を重視する姿勢が読み取れます。現預金残高も1.4兆円と潤沢で、リスク耐性も高いです。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
これからのLINEヤフーは、決済・金融(PayPay)、広告、ECといった成長分野の拡大が続く見通しです。2026年3月期も売上高・純利益ともに増加が予想されており、生活インフラとしての存在感は高まる一方です。その一方で、ネット広告市場の競争激化や、金融事業の規制・システム投資リスクなどには引き続き注意が必要です。
配当利回りは控えめですが、成長投資を優先する企業風土が強く、長期目線の投資家にとっては今後の収益拡大が期待材料となります。短期的な利益変動や財務レバレッジの高さも意識しながら、国内ネット・ITインフラの変化を体感できる銘柄と言えるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5PayPayやLINE広告など新規事業の成長が著しく、今後も高成長が見込まれるため。
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🏛 財務健全性: 3/5現預金は潤沢だが有利子負債も多く、財務レバレッジを効かせた経営が特徴的だから。
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🎁 株主還元: 2/5配当利回り・還元水準は控えめで、配当より成長投資を優先する姿勢が強いため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


