ユニ・チャーム(8113)―海外展開と大人用紙おむつがけん引、安定成長と高い財務健全性が注目の理由
ユニ・チャームは、国内外で高いシェアを誇る生理用品や紙おむつ、ペットケア用品を展開する大手日用品メーカーです。特にアジア市場を中心とした海外展開に強みを持ち、世界の人口高齢化や生活水準の向上を背景に、安定した成長を続けています。近年は大人用紙おむつの高収益化や、中国・東南アジアなどでの事業拡大が進展。デジタル化や物流費増などの課題を乗り越え、最高益を更新するなど底堅い企業体質が特徴です。
株式データ
【銘柄名】ユニ・チャーム 【銘柄コード】8113 【上場】1976.8 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】化学 【17業種区分】素材・化学 【株価】1,297.5 円 【PER】26.32倍 【PBR】2.95倍 【EPS】49.3 【BPS】439.46 【配当利回り】1.39% 【配当性向】36.5% 【1株配当】18 【営業CF】1,370億円 【投資CF】-738億円 【財務CF】-667億円 【現金等】2,610億円 【自己資本比率】62.3% 【有利子負債】268.51億円 【時価総額】21,539億円 【ROE】11.1% 【ROA】6.6% 【公式サイト】https://www.unicharm.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るユニ・チャームの注目点
ユニ・チャームの株価は1,297.5円(2024年6月時点)で推移しており、時価総額は2兆1,539億円と、日用品メーカーの中でも国内トップクラスです。PER(株価収益率)は26.32倍、PBR(株価純資産倍率)は2.95倍と、やや割高感も見られますが、世界的な人口動態の変化やアジアでの成長余地を考慮すると、一定のプレミアムが許容されている印象です。
自己資本比率は62.3%と高く、財務基盤が非常に健全です。有利子負債は約269億円と少なめで、現金等も2,610億円と潤沢。ROE(自己資本利益率)は11.1%、ROA(総資産利益率)は6.6%と、資本効率の高さも光ります。配当利回りは1.39%とやや控えめですが、配当性向は36.5%で安定した配当政策が続いています。
- PER 26.32倍…日用品大手の中でもやや高め
- PBR 2.95倍…ブランド価値や成長期待を織り込む
- 自己資本比率 62.3%…負債依存が低く、経営の安定感が際立つ
- ROE 11.1%…資本効率は高水準
ユニ・チャームの特徴と注目ポイント
ユニ・チャームの最大の強みは、「生理用品」「乳幼児・大人用紙おむつ」「ペットケア」という生活必需品領域で国内外トップクラスのブランド力を持つ点です。特に大人用紙おむつは国内外で高収益化に成功。近年は中国や東南アジアで生理用品の販売も急拡大し、海外売上比率は全体の66%に達しています。
また、生産拠点の再建・強化や、タイ・インドネシアでのペット事業拡大など、成長分野への積極投資も続けています。物流費やDX(デジタル変革)関連費用の増加にも対応し、最高益を更新。景気変動の影響を受けにくい「生活必需品」企業として、中長期での安定感が魅力です。
- アジアを中心に海外展開が加速
- 大人用紙おむつの高収益化が業績を下支え
- ペットケア用品分野でも国内外トップ級シェア
- インド・タイなど新興国の市場開拓にも積極的
財務・キャッシュフローの解説
ユニ・チャームは財務面でも、純資産7,730億円、総資産1兆2,400億円超と、業界屈指の規模を誇ります。有利子負債は268億円にとどまり、自己資本比率62.3%は非常に高い水準です。営業キャッシュフローは1,370億円と安定しており、積極的な設備投資(448億円)、研究開発(103億円)にも注力。手元資金も2,610億円と厚く、経営の安定感が際立っています。
利益面では、2020年12月期以降、売上高・純利益ともに右肩上がりで推移しており、2023年12月期には売上高9,418億円、純利益860億円と過去最高を更新。今後も1兆円を超える売上規模が予想されており、安定成長が期待できそうです。
グラフからも分かるように、ユニ・チャームはコロナ禍や原材料高の逆風下でも着実に売上・利益を伸ばしてきました。2025年・2026年には売上高1兆円、純利益900億円の大台突破が見込まれています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後もアジア新興国での需要拡大や、高齢化による大人用紙おむつ市場の成長が続く見通しです。一方で、原材料コストや物流費の上昇、為替変動リスク、現地競合との価格競争など、外部環境の変化には注意が必要です。配当利回りは控えめですが、安定配当方針を続けており、長期的な業績拡大とともに将来の株主還元強化も期待できます。
生活必需品メーカーとして「景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄」という特徴があり、急成長というよりは安定配当・堅実成長を重視したい投資家に向いた企業と言えるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5海外展開は順調だが、国内成熟化や成長率の鈍化がやや目立つため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率・現金等ともに高水準で、財務リスクが極めて低い。
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🎁 株主還元: 2/5配当利回りは低めで、株主優待もなく、総合的な還元は控えめ。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


