シンクレイヤ(1724)は、CATV(ケーブルテレビ)事業者向けのシステム構築を主力とし、インターネットサービスや無線通信事業にも積極的に取り組む建設業系の企業です。名古屋市に本社を構え、創業以来、放送・通信インフラの技術革新を支えてきました。特に、CATV局の光化(光ファイバー化)や10ギガbps対応の通信機器開発など、通信分野の高度化に貢献しています。
シンクレイヤ(1724)―低PBRと高配当利回りで注目、CATV・通信インフラ事業の今後
株式データ
【銘柄名】シンクレイヤ 【銘柄コード】1724 【上場】2003.2 【市場区分】東証スタンダード 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】640 円 【PER】5.98倍 【PBR】0.48倍 【EPS】107 【BPS】1,320.51 【配当利回り】4.38% 【配当性向】27.1% 【1株配当】28~30 【営業CF】-13.20億円 【投資CF】-6.40億円 【財務CF】17.27億円 【現金等】9.48億円 【自己資本比率】54.1% 【有利子負債】26.16億円 【時価総額】31.9億円 【ROE】9.2% 【ROA】4.8% 【公式サイト】https://www.synclayer.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るシンクレイヤの注目ポイント
シンクレイヤの株価指標を見ると、PBR(株価純資産倍率)が0.48倍とかなり低く、純資産と比べて株価が割安な水準にあります。また、配当利回りは4.38%と東証スタンダード市場の中でも魅力的な水準です。PER(株価収益率)も5.98倍にとどまり、利益水準から見ても割安感が強い状況です。
自己資本比率は54.1%と、財務の安定感も感じられます。ROE(自己資本利益率)は9.2%で、建設業界の中では平均以上の収益性を示しています。時価総額は31.9億円と小型株ですが、配当政策や財務内容も堅実で、安定性がうかがえます。
業績と配当の推移―安定感と回復傾向
過去数年の業績を見ると、2021年12月期に売上高1,306億円、純利益8.7億円と好調でしたが、2022年12月期は一時的に減収減益となりました。その後は売上・利益ともに回復傾向です。最新の2024年12月期は、売上高117億円、純利益5.47億円と堅調な業績を残しています。2025年12月期・2026年12月期も増収増益の予想が出ており、成長の継続が期待されます。
- 2023年12月期:売上104億円/純利益4.33億円
- 2024年12月期:売上117億円/純利益5.47億円
- 2025年12月期予想:売上120億円/純利益5億円
- 2026年12月期予想:売上130億円/純利益6億円
配当も増加傾向にあり、2023年12月期は1株当たり19円、2024年12月期は20円と直近で増配しています。2025年12月期も18~20円が予想されており、安定した株主還元が続いています。
シンクレイヤのビジネスモデルと初心者向け解説
シンクレイヤは、ケーブルテレビ局や地域の通信インフラ工事を手掛ける一方で、機器開発・販売にも注力しています。近年は光ファイバーを活用した高速通信端末や、集合住宅向けの新製品など、需要の高い分野に事業を広げています。
建設業と聞くと、土木工事や建物の建設をイメージしがちですが、同社の主力は通信インフラの整備や通信機器の開発・納入です。デジタル社会の進展や、地方自治体・企業のネットワーク化の流れを追い風に、今後も安定した受注や事業拡大が期待できます。
財務状況とキャッシュフローのポイント
財務面では、自己資本比率54.1%と比較的健全な水準を保っています。ただし、有利子負債は26.16億円と時価総額に対してやや大きめな印象です。現金等は9.48億円を確保しており、短期の資金繰りに不安はありません。
キャッシュフローについては、営業キャッシュフローが-13.2億円とマイナスですが、これは一時的な資金流出や設備投資の影響が大きいと見られます。投資キャッシュフロー(-6.4億円)も設備や開発関連の支出が要因です。一方、財務キャッシュフローは17.27億円のプラスとなっており、借入や資金調達で資金を補っています。今後の営業キャッシュフロー改善が注目ポイントです。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
シンクレイヤは、CATVや光通信インフラの需要が底堅く推移する中で、堅調な売上成長と安定した株主還元を続けています。中期的には、通信インフラへの投資拡大や新製品投入が業績の押し上げ要因となるでしょう。一方で、設備投資負担や有利子負債の増加といった財務面のリスクにも注意が必要です。
株価はPBR・PERの両面で割安感が強く、配当利回りも高水準ですが、事業規模が小さく流動性も限られる点は要確認です。安定的な収益と増配の余地を持つ一方、キャッシュフロー動向や業界環境の変化には引き続き注目したい銘柄といえるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5CATVや通信インフラ需要の拡大と新製品投入で今後の成長が続く見込み。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率は高いが、営業CFのマイナスや有利子負債の増加には注意が必要。
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🎁 株主還元: 3/5配当利回りは高水準だが、増配余地や配当性向のバランスには今後も注目。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


