日清紡ホールディングス(3105)株価・配当まとめ│安定配当と成長を支える財務【2025年5月最新】

銘柄分析
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日清紡ホールディングス(3105)―安定配当・株主優待と多角化経営が光る老舗メーカー

日清紡ホールディングスは、明治時代創業の老舗企業で、もともとは綿紡績で名を馳せました。現在は、無線通信、ブレーキ摩擦材、半導体、デバイス、不動産など多岐にわたり事業を展開する多角化経営の大手企業です。安定した配当と株主優待制度も魅力となっており、個人投資家からの注目も集めています。直近ではグループ再編や構造改革にも積極的で、成長分野の強化と収益性向上を目指しています。

株式データ

【銘柄名】日清紡ホールディングス
【銘柄コード】3105
【上場】1949.5
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】電気機器
【17業種区分】電機・精密
【株価】871.4 円
【PER】7.44倍
【PBR】0.51倍
【EPS】117.2
【BPS】1,714.44
【配当利回り】4.13%
【配当性向】30.7%
【1株配当】36
【営業CF】283億円
【投資CF】-208億円
【財務CF】-87億円
【現金等】504億円
【自己資本比率】39.6%
【有利子負債】2171.85億円
【時価総額】1,546億円
【ROE】4.0%
【ROA】1.5%
【公式サイト】https://www.nisshinbo.co.jp/
【株主優待】
権利確定月:12月
権利付最終日:次回:2025/12/26  前回:2024/12/26
  - 1,000株以上保有で3,000円相当の自社グループ製品詰合せ(おしぼり等不織布製品)。優待品の代わりに社会貢献活動への寄付も選択可能。

低PBR・高配当水準が目立つ、バリュー株としての注目点

日清紡ホールディングスの株価指標を見てみると、PBRは0.51倍と純資産と比べて株価が割安な水準にあります。一般的にPBRが1倍を下回ると「資産価値に対して株価が安い」と評価されやすく、バリュー株投資家から注目されるポイントです。

また、配当利回りも4.13%と高めとなっています。東証プライム市場の平均と比べても高水準で、配当性向も30.7%と無理のない範囲。安定した配当政策を志向していることがうかがえます。加えて、1,000株以上保有で自社製品詰合せ(3,000円相当)がもらえる株主優待もあり、総合的な株主還元に力を入れている姿勢が見て取れます。

ROE(自己資本利益率)は4.0%、ROA(総資産利益率)は1.5%とやや低めですが、これは多角化経営による収益源の分散、ならびに景気変動の影響を受けやすい事業構造も一因です。

多角化経営と安定収益の構造

日清紡は、無線・通信、防災・防衛分野、ブレーキ、半導体デバイス、不動産など多岐にわたる事業を展開しています。直近では特に無線・通信事業が堅調に推移し、防災・防衛関連の大型案件も利益に寄与しています。一方、デバイス事業(マイクロデバイス)は市況回復の恩恵を受けつつ、前期の赤字から改善傾向にあります。ブレーキ事業も自動車産業全体の回復とともに安定成長。不動産分野は堅調な収益源ですが、売却案件の減少による影響も一部見られました。

グループ会社を通じて国内外で幅広く展開し、M&Aや事業再編も積極的。特に2024年4月には研究組織の統合など、競争力強化に向けた体制づくりを進めています。

業績・配当推移のグラフ

財務体質とキャッシュフローの特徴

日清紡の自己資本比率は39.6%と、製造業としては平均的な水準です。現金および現金同等物は504億円を保有しており、一定の安全余裕を確保しています。有利子負債は2,171億円とやや多めですが、グループ全体での安定的なキャッシュフロー(営業キャッシュフロー283億円)を生み出しているため、財務リスクは過度に高い水準ではありません。

直近の投資キャッシュフローは-208億円と大型投資が続いており、今後の成長分野拡大や研究開発にも資金を投下している状況です。研究開発費も253億円と高水準を維持している点は、将来への布石といえます。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

2023年12月期は一時的に純損失(約200億円の赤字)を計上しましたが、防災・防衛関連事業やマイクロデバイス分野の業績回復など、2024年以降は純利益の黒字転換が見込まれています。多角化経営により一部事業の不振を他部門でカバーできる体制があるのは、長期的には安心材料です。

一方で、直近の赤字や収益性の低下は、競争激化や事業再編のコストが影響しています。景気動向や為替変動にも左右されるため、安定成長を期待するならば業績の回復度合いを注視したいところです。株主優待や高配当水準は魅力ですが、短期的な値上がり益を狙うというよりは、中長期でじっくり付き合うタイプの銘柄と言えるでしょう。

リスクとしては、半導体や自動車関連など景気影響を受けやすい事業比率が高い点、また今後の構造改革の成否によって収益力が左右される点が挙げられます。反面、安定的な不動産収益や新規分野への積極投資による成長シナリオも描けます。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 2/5
    直近は赤字や収益性低下もあり成長性は控えめ。
  • 🏛 財務健全性: 3/5
    自己資本比率・現預金ともに標準的、リスクも高すぎない。
  • 🎁 株主還元: 4/5
    高配当&優待ありで総合的な還元姿勢が強い。
🌟 総合評価:3/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。

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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。