日本電子(6951)―ROE19%超・電子顕微鏡世界首位、半導体関連需要で注目の成長株
日本電子(JEOL、6951)は、電子顕微鏡の分野で世界トップシェアを誇る精密機器メーカーです。近年は半導体製造装置の分野でも着実に存在感を高めており、リチウムイオン電池や全固体電池、医療分野向けなど多様な用途で需要が拡大しています。2024年3月期には売上高が過去最高を更新し、ROEも19%台と高水準を維持。今後の半導体市場の成長や医療・バイオ需要の取り込みによる業績拡大が注目されています。
株式データ
【銘柄名】日本電子 【銘柄コード】6951 【上場】1962.4 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】電気機器 【17業種区分】電機・精密 【株価】4,048 円 【PER】11.5倍 【PBR】1.51倍 【EPS】352 【BPS】2,672.19 【配当利回り】2.62% 【配当性向】30.1% 【1株配当】106 【営業CF】153億円 【投資CF】-180億円 【財務CF】-7億円 【現金等】298億円 【自己資本比率】61.0% 【有利子負債】91.42億円 【時価総額】2,595億円 【ROE】19.1% 【ROA】9.4% 【公式サイト】https://www.jeol.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る日本電子の注目ポイント
現在の株価は4,048円、予想PERは11.5倍と、成長企業でありながら割高感はそれほど強くありません。PBRも1.51倍と、資産価値に対して適度な評価となっています。ROE(自己資本利益率)は19.1%、ROA(総資産利益率)は9.4%と、いずれも業界平均を大きく上回る高収益体質が際立ちます。配当利回りは2.6%台、配当性向は30%程度とバランスが良く、着実な株主還元も実施。自己資本比率は61%と財務も健全です。
- 高いROE・ROA:収益性・資本効率ともに優秀
- 低いPER:成長性に比べ割高感は薄い
- 安定配当:配当性向30%前後、利回り2%台
- 財務健全:自己資本比率6割、有利子負債も抑制
日本電子の事業領域と注目ポイント
日本電子は「電子顕微鏡」分野で世界首位の実績を持ち、リチウムイオン電池・全固体電池、半導体、材料、医療といった成長産業向けに製品を展開しています。特に近年は半導体製造装置の需要増が収益拡大を牽引。また、分析機器や医用機器分野でも着実にシェアを拡大しています。
理科学・計測機器が売上の約7割を占め、産業機器・医用機器もバランス良く展開。海外売上比率は約65%と高く、グローバルでの安定した事業基盤が強みです。3Dプリンタの欧米展開や血液分析装置の海外販路拡大など、新規事業への取り組みも進んでいます。
- 半導体・バイオ・医療向け分析装置の安定需要
- リチウム電池の解析装置分野で国内外から引き合い
- 海外売上高比率が高く、為替メリットも享受
- 大型投資を積極化し、研究開発費も100億円超を維持
2026年3月期は一部主力装置の出荷タイミングや市況変動による減収減益予想となっていますが、中長期的には研究開発型企業としての競争力が評価されています。
財務・キャッシュフローの特徴
自己資本比率は61%と高水準。現金等も298億円と潤沢で、有利子負債91億円は十分にカバーできる規模です。営業キャッシュフローは153億円と安定しており、積極的な投資活動(投資キャッシュフローは-180億円)を続けても財務体質は揺らぎません。設備投資(CAPEX)は年間55億円、減価償却46億円、研究開発費は102億円と、技術革新への投資も積極的です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
日本電子は2025年3月期に売上高1,960億円、純利益255億円を見込むなど、堅調な成長が続いています。主力の電子顕微鏡や分析装置だけでなく、半導体向け装置や医療・バイオ分野への展開も進んでおり、中長期的な市場拡大が期待できます。直近では一部製品の出荷台数や市況の影響で減収減益予想も見られますが、先端技術投資や海外展開による底堅い需要が成長を支えます。
一方で、半導体市況の変動や規制リスク(輸出規制や米中摩擦等)、為替動向など外部要因による業績変動には注意が必要です。配当については増配傾向が続いていますが、業績連動型のため市況次第で利回りが変動する点も押さえておきましょう。
注目の成長企業ですが、短期的な業績のブレや外部環境リスクも併せて意識しておきたい銘柄です。財務基盤が盤石なため、中長期目線で先端技術分野の成長に期待したい方に向いているでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5半導体・バイオ・医療分野の需要増で中長期成長期待が非常に高いです。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率・キャッシュともに潤沢で健全な財務体質が魅力です。
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🎁 株主還元: 3/5配当は増配傾向だが優待なし、還元水準は平均的です。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


