ジンジブ(142A)は、2015年設立の新興企業で、主に高校生を対象とした採用支援や教育サービスの提供を行っています。求人サイトの運営や企業説明会の企画、高卒社会人向けの研修サービスなど、多角的に人材ビジネスを展開。グロース市場に2024年3月に上場し、今後の成長が注目されています。従業員は161名、平均年齢約30歳と若い組織で、関西を拠点に全国に支店を持っています。大手金融機関や投資ファンドも株主に名を連ねており、今後の事業拡大に期待が寄せられています。
ジンジブ(142A)―高ROEと若年層向け採用支援で注目の新興サービス企業
株式データ
【銘柄名】ジンジブ 【銘柄コード】142A 【上場】2024.3 【市場区分】東証グロース 【33業種区分】サービス業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】497 円 【PER】0倍 【PBR】2.43倍 【EPS】0 【BPS】204.3 【配当利回り】0% 【配当性向】データなし 【1株配当】0 【営業CF】4.99億円 【投資CF】-1.16億円 【財務CF】0.26億円 【現金等】15.54億円 【自己資本比率】28.6% 【有利子負債】4.15億円 【時価総額】16.9億円 【ROE】29.2% 【ROA】6.5% 【公式サイト】https://jinjib.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るジンジブの注目点
ジンジブは2024年3月にグロース市場へ上場したばかりの新興銘柄です。株価は497円、PBRは2.43倍と割高感はややありますが、グロース銘柄としては標準的な水準です。ROEは29.2%と非常に高く、限られた自己資本で効率よく利益を上げている点が目立ちます。一方でPERは0倍となっていますが、これは現時点での利益計上が限定的であるためです。
配当は無配が続いており、今後もしばらく株主還元より成長投資を優先する姿勢がうかがえます。時価総額は約17億円と小型株。自己資本比率は28.6%とやや低め、有利子負債も4億円台と一定のレバレッジをかけています。
業績推移・特徴・初心者向けポイント
業績を見ると、売上高はこの3年で約2倍以上に成長。2022年3月期から2024年3月期で、売上高は9.7億円から20.8億円へと大幅拡大しています。ただ、純利益は2022年に赤字、2023年は黒字化、2024年は14億円の純利益と回復傾向ですが、2025年3月期は再び利益ゼロ予想、2026年3月期も5000万円予想と、利益水準は安定していません。
- 主力は高校生向けの求人サイト運営や教育サービスで、企業の採用ニーズと若年層人材のマッチングを目指しています。
- 人事部向けのBPO(外部委託)も堅調ですが、求人イベントやサイト運営がやや伸び悩み。
- 直近では金融機関経由の企業紹介が増加し、事業転換の兆しも。
初心者向けに補足すると、グロース市場の銘柄は成長性が重視されますが、その分業績や株価の変動も大きくなりがちです。ジンジブはまだ安定的な黒字成長の軌道には乗っておらず、業績予想も振れ幅が大きい点に注意が必要です。
財務・キャッシュフローの状況
財務面では、総資産約20億円、現預金15億円と、現金は比較的潤沢に持っています。一方で自己資本比率は約29%と高くはなく、有利子負債4億円超もやや重し。利益剰余金はマイナスですが、これは過去の損失を反映したものです。
キャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローは約5億円のプラスで、主力ビジネスは現金を生み出せている状況。投資活動によるキャッシュフローはマイナス1億円程度で、積極的な成長投資が行われていることがうかがえます。財務CFもわずかにプラスで、資金調達も活用。現金残高は十分に確保されているため、短期的な資金繰りリスクは小さいと考えられます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
ジンジブは、高校生や若年層向けの採用支援サービスというニッチ市場で着実に売上を伸ばしてきました。今後は金融機関と連携した事業拡大や、Web面談など新サービスの導入が期待されます。一方、利益の安定化や事業構造の転換が課題であり、中期計画も大幅下方修正されるなど、不透明感も残ります。
投資家にとっては、
- 成長ステージの企業らしい高いROE・大きな売上成長が魅力
- 利益変動の大きさや財務基盤の弱さといったリスク
- 無配継続で株主還元よりも成長投資優先
といった点をよく見極めることが重要です。今後の成長シナリオが現実となるか、四半期ごとの業績開示やサービス展開の進捗をしっかりチェックしたい銘柄です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5売上は拡大しているが、利益の安定感に課題が残るため。
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🏛 財務健全性: 2/5自己資本比率が低めで負債も多く、財務基盤はやや脆弱。
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🎁 株主還元: 3/5現状は無配だが、今後の成長次第で転換の可能性あり。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


