ファーストコーポレーションは、首都圏を中心に分譲マンション建設を展開する建設会社です。用地取得から建築までを一貫して請け負う「造注方式」を強みとし、効率的な事業運営が特徴です。2011年設立と業界内では比較的新しく、東京だけでなく福岡など首都圏外への展開も積極的に進めています。分譲住宅の好調な販売や再開発事業への参画、株主優待の充実など、多角的な魅力を持つ企業です。
ファーストコーポレーション(1430)―高配当&株主優待が魅力、マンション市況回復で注目の建設株
株式データ
【銘柄名】ファーストコーポレーション 【銘柄コード】1430 【上場】2015.3 【市場区分】東証スタンダード 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】946 円 【PER】6.89倍 【PBR】1.24倍 【EPS】137.3 【BPS】762.66 【配当利回り】4.44% 【配当性向】30.6% 【1株配当】42 【営業CF】-15.73億円 【投資CF】-0.92億円 【財務CF】7.20億円 【現金等】41.17億円 【自己資本比率】33.0% 【有利子負債】85.31億円 【時価総額】118億円 【ROE】11.5% 【ROA】4.0% 【公式サイト】https://1st-corp.com/ 【株主優待】 権利確定月:11月 権利付最終日:次回:2025/11/26 前回:2024/11/27 - 500株以上保有かつ1年以上継続保有の株主にQUOカード2,000円分。3年以上継続保有で3,000円分に増額。 - 1,000株以上で3,000円、5,000株以上で5,000円(いずれも1年以上保有時)。3年以上長期保有の場合、最大10,000円まで増額されます。
株価・指標から見るファーストコーポレーションの特徴
ファーストコーポレーションの株価は直近946円。PER(株価収益率)は6.89倍、PBR(株価純資産倍率)は1.24倍と、割安感のある水準に位置しています。配当利回りは4.44%と高めで、安定した配当性向(30.6%)も魅力です。ROE(自己資本利益率)は11.5%と、建設業界の中では比較的高水準。収益性の面でも一定の強みが見られます。
- 高い配当利回りと、毎年の配当増加傾向(2025年5月期予想:42円)
- PER・PBRともに市場平均と比べて低めで、バリュー株投資の観点から注目しやすい
- 自己資本比率は33.0%と標準的だが、有利子負債も多く資本効率を重視
業績推移と注目ポイント
業績面を見ると、2022年5月期に売上高3,018億円、純利益127億円を記録。その後も2023年5月期は売上2,554億円・純利益136億円、2024年5月期は売上2,849億円・純利益94億円と推移しています。2025年5月期の会社予想では売上4,150億円、純利益164億円と大幅な増収増益を見込んでおり、事業拡大の勢いがうかがえます。
- マンション市況の回復や首都圏再開発案件の受注増加が業績押し上げ要因
- 不動産販売が想定を上回って好調
- 一部工事の前倒しで完成工事高が増加、利益率も改善傾向
一方で、2024年6〜11月の売上は2,722億円・純利益102億円となっており、下期はやや慎重な見積もりです。季節性や大型案件の進捗次第で変動する可能性もあるため、今後の動向には注目です。
高配当・優待、バリュー株としての魅力も
配当履歴を見ると、直近数年で20円→38円→32円→35円→31円→42円(予想)と推移。近年は増配傾向が顕著で、2025年5月期・2026年5月期ともに「42〜43円」水準を維持する計画です。配当性向も30%台前半と無理のない範囲で、長期的な安定配当を重視している点がうかがえます。
また、株主優待制度も特徴的です。500株以上の保有でQUOカード2,000円分(1年以上保有)を進呈。さらに3年以上長期保有すると、最大で10,000円分まで優待額がアップ。個人投資家にとっては、配当+優待の「総合利回り」が高い点も注目材料です。
財務・キャッシュフローの状況
財務面では、総資産276億円、自己資本91億円、自己資本比率33%と、建設業としては平均的な水準です。有利子負債は85億円とやや多め。現預金も41億円と一定の余力はありますが、営業キャッシュフローが-15.7億円(マイナス)となっている点は注視が必要です。これは工事の進捗・受注状況、用地取得などによる資金需要が大きいことが影響しています。
ただし、設備投資や減価償却費は少なめで、ROEやROAなど効率性指標は良好です。財務CF(7.2億円)から見ても、資金繰り自体は安定していますが、キャッシュフローの季節変動や大型案件の動向には注意が必要です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
首都圏・福岡など都市部のマンション需要は引き続き底堅く、同社の「造注方式」が効率的な案件獲得につながっています。2025年5月期・2026年5月期の業績は大幅増収増益予想で、分譲マンション市況回復の波に乗れるかが注目ポイントです。
一方で、建築コストの高止まりや人件費上昇、不動産市況の変動リスクには注意が必要。不動産販売の状況によっては業績が大きく上下する可能性もあるため、中長期の視点での見極めが重要です。
株主還元姿勢が強く、配当・優待も充実しているため、安定志向の個人投資家にも適した銘柄と言えます。今後は「大型再開発案件の進捗」や「マンション需給の動向」に注目しつつ、財務の健全性やキャッシュフローにも目配りしたいところです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5マンション市況回復と大型案件の進捗で大幅増収増益が期待されるため。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率・現預金は標準的だが、有利子負債の多さと営業CFマイナスには注意が必要。
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🎁 株主還元: 4/5高配当と長期優待の充実ぶりが個人投資家目線で魅力的。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


