ソラコム(147A)は、IoT(モノのインターネット)分野でデータ通信サービスを中心に、デバイスやクラウドサービスまで幅広く展開している注目の企業です。KDDIの持分法適用会社として、技術力と大手通信会社との連携を強みに、国内外で事業を拡大しています。2024年3月に東証グロース市場へ上場を果たし、今後の成長性やグローバル展開に期待が集まっています。本記事では、ソラコムの業績推移や財務状況、株式指標、株主優待などを総合的に解説します。
ソラコム(147A)―IoT通信&海外協業で成長加速が期待される新興株
株式データ
【銘柄名】ソラコム 【銘柄コード】147A 【上場】2024.3 【市場区分】東証グロース 【33業種区分】情報・通信業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】836 円 【PER】121.16倍 【PBR】3.91倍 【EPS】6.9 【BPS】213.79 【配当利回り】0% 【配当性向】0.0% 【1株配当】0 【営業CF】4.56億円 【投資CF】-1.70億円 【財務CF】37.91億円 【現金等】76.97億円 【自己資本比率】77.1% 【有利子負債】9.99億円 【時価総額】456億円 【ROE】8.0% 【ROA】4.4% 【公式サイト】https://soracom.com/ja-jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 権利付最終日:次回:2026/03/27 前回:2025/03/27 ・600株以上保有で、SORACOM Mobileで使える30USD相当のクーポン6枚を進呈
株価・指標から見るソラコムの注目点
ソラコムの株価は2024年6月時点で836円、時価総額は456億円です。PER(株価収益率)は121倍とグロース株らしく高水準ですが、これは将来の成長期待が市場に織り込まれていることを示します。一方、PBR(株価純資産倍率)は3.91倍で、情報通信業界の中ではやや高めの水準。自己資本比率は77.1%と非常に高く、財務の安全性も際立っています。配当は現時点でゼロですが、株主優待として自社サービスで利用できるクーポンを提供しているのが特徴です。
業績推移と成長のポイント
売上高の推移を見ると、2022年3月期の545億円から、2024年3月期には792億円へと着実な成長を遂げています。2025年3月期は900億円、2026年3月期には1,050億円まで拡大する見通しです。直近3年間で約1.5倍の増収となっている点は、IoT市場拡大の追い風を受けていることがうかがえます。純利益は2023年3月期に一時的な落ち込み(7,000万円)を見せたものの、2024年3月期には4億8,500万円と大幅回復。2026年3月期には7億5,000万円の純利益を予想しており、利益面でも成長が期待できます。
- 売上高成長率:直近2年で約45%増加
- 純利益:一時の減益から回復基調へ
- ROE(自己資本利益率):8.0%とグロース企業としては堅実な水準
株主優待と株主還元について
ソラコムは現時点で現金配当を実施していませんが、株主優待制度を導入しています。3月末時点で600株以上保有の株主に対し、SORACOM Mobileの通信サービスで使用できる30米ドル相当のクーポンが6枚贈呈されます。IoT通信に関心があり、サービスを実際に利用する個人や法人には魅力的な特典と言えるでしょう。配当性向も0%のため、利益は成長投資や財務基盤の強化へ回されている印象です。
ソラコムの財務体質・キャッシュフローの特徴
財務構造を見ると、自己資本比率77.1%と非常に高く、借入金も約10億円と抑えられています。現金及び現金同等物は77億円と潤沢で、直近の営業キャッシュフローも4.56億円のプラス。投資キャッシュフローは-1.70億円ですが、これは積極的な設備投資や開発投資に充てられていると考えられます。財務キャッシュフローが37.91億円と大きいのは、上場時の資金調達や金融活動によるものです。
この堅牢な財務体質は、景気変動や新規投資にも十分耐えうる基盤となっています。
初心者向けワンポイントと注目ポイント
ソラコムは、IoT関連のデータ通信やクラウドサービスを手掛けており、今後の社会インフラや産業DX(デジタルトランスフォーメーション)に不可欠な存在です。特に、丸紅との海外協業や、AI関連領域への展開が進みつつある点は、今後の成長のカギとなりそうです。
また、「リカーリング収益」(継続課金型ビジネス)が売上の約7割を占めているため、安定的に収益を積み上げやすい構造になっています。株主優待はやや上級者向けですが、サービスを体感したい方にはおすすめです。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後は、IoT市場の拡大や海外協業によるグローバル展開、AI関連サービスの伸長などが追い風となりそうです。サブスクリプション型サービスの拡大や新領域への進出によって、中長期的な成長余地は大きいと考えられます。一方、デバイス販売の案件進捗や、人件費増加、為替・海外事業比率増によるリスクなども意識が必要です。
グロース株らしく株価指標は高めですが、財務の健全さと収益成長力をどう評価するかがポイントとなるでしょう。初心者の方はまず公式サイトやサービス内容をチェックして、事業モデルへの理解を深めると良いでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5IoT市場拡大とリカーリング型ビジネスで売上・利益とも高成長を継続。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率77%超・潤沢な現金保有で財務基盤が非常に安定。
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🎁 株主還元: 3/5現金配当はないが、自社サービスに使える株主優待クーポンを提供。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


