SDSホールディングス(1711)は、省エネルギー関連施設の設計・施工やリノベーション事業を手掛ける建設業の企業です。太陽光発電所の設計・施工、施設の省エネ化やリニューアル工事を主力とし、特に自家消費型の太陽光案件や空調設備・LED化工事などに強みがあります。太陽光発電所の取得・運営を通じて収益基盤の拡大を目指してきましたが、近年はリノベーション事業が好調な一方で、減価償却負担や特別損失の影響から、利益面では厳しい状況が続いています。地方グルメを中心としたユニークな株主優待も用意されており、個人投資家から一定の注目を集めています。
SDSホールディングス(1711)―地方グルメ株主優待が魅力、省エネ&リノベ事業の再建に挑む
株式データ
【銘柄名】SDSホールディングス 【銘柄コード】1711 【上場】2004.12 【市場区分】東証スタンダード 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】211 円 【PER】--倍 【PBR】3.41倍 【EPS】-11.7 【BPS】61.83 【配当利回り】0% 【配当性向】データなし 【1株配当】0 【営業CF】9.24億円 【投資CF】-1.50億円 【財務CF】-5.52億円 【現金等】6.02億円 【自己資本比率】13.6% 【有利子負債】33.48億円 【時価総額】31.8億円 【ROE】-15.8% 【ROA】-2.8% 【公式サイト】https://sds-hd.com/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 【株主優待内容(要約)】 ・3月:800株以上で地方グルメ詰合せまたはグルメ・スイーツカタログギフト(5,000円相当)/1,000株以上で10,000円相当/2,000株以上で20,000円相当(カタログギフトは複数商品から選択可) ・9月:3,000株以上を6カ月以上継続保有でグルメ等10,000円相当/5,000株以上なら30,000円相当(いずれも3月・9月の株主名簿に連続2回以上記載が条件)
株価・指標から見るSDSホールディングスの現状
現在の株価は211円、時価総額は約32億円と中小型の建設関連銘柄です。PBR(株価純資産倍率)は3.41倍とやや割高な水準ですが、これは直近の純資産が低く、利益剰余金が大きくマイナスであることが影響しています。PER(株価収益率)は赤字決算のため算出されていません。ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)はともにマイナスとなっており、現時点では利益を上げる力が十分とは言えない状況です。
一方、自己資本比率は13.6%と低く、有利子負債が約33億円あるため、財務の安定性には注意が必要です。営業キャッシュフローは9億円超と堅調で、事業から得られる現金はしっかり確保できていますが、投資・財務キャッシュフローのマイナスが続き、キャッシュを手元に残すのに苦労している様子がうかがえます。
業績推移と注目ポイント―リノベ事業は好調、赤字幅は縮小傾向
SDSホールディングスの業績推移を見ると、売上高は2022年3月期に約10億円、2023年3月期に34億円、2024年3月期には41億円と、ここ数年で大きく伸長しています。2025年3月期予想は40億円、2026年3月期予想は46億円と、引き続き拡大基調です。
- 売上高:2022年3月期10億円 → 2024年3月期41億円(4倍以上に拡大)
- 純利益:2022年3月期 -3.3億円 → 2024年3月期 -1億円(赤字幅は大きく縮小)
リノベーション事業の受注増や、省エネ設備工事の回復が主な増収要因です。太陽光発電所の取得・運営では減価償却負担が重く、利益面では厳しいものの、特別損失の計上など一時的な要因も絡んでいるため、今後の収益化が期待されます。赤字は続いていますが、事業規模の拡大とともに損失額は年々縮小してきています。
株主優待の魅力と注意点
SDSホールディングスの株主優待は、地方グルメ詰め合わせやカタログギフト(食品等複数から選択)が特徴です。3月権利では800株から優待がもらえ、最低でも5,000円相当の内容となっています。1,000株、2,000株と保有株数が多くなるほど優待の内容もグレードアップし、最大で20,000円相当のカタログギフトが選べます。9月権利では、3,000株以上を6カ月以上継続保有している株主を対象に、さらにグルメ優待が用意されており、長期保有を奨励する設計です。
ただし、優待の取得には一定株数以上の保有や、長期保有の条件がありますので、優待目的の投資を検討する場合は事前に最新情報をご確認ください。
財務とキャッシュフローの状況
財務面では、自己資本比率が13.6%と低水準で、有利子負債が総資産の大部分を占めています。利益剰余金はマイナスですが、営業キャッシュフローは9億円超とプラスを維持しており、本業で現金を稼ぐ力は一定程度備わっています。投資キャッシュフローは引き続きマイナスですが、これは太陽光発電所などへの設備投資に起因しています。財務キャッシュフローもマイナスで、借入金の返済や資本政策が進行中です。現金等の手元資金は約6億円あり、短期的な資金繰りには余裕がありますが、将来的な財務リスクには注意が必要です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後はリノベーション事業のさらなる拡大と、省エネ設備工事の需要回復がカギを握ります。太陽光発電所の減価償却負担が依然として重いものの、売上規模が拡大すれば固定費の吸収が進み、黒字転換も視野に入りそうです。一方で、自己資本比率の低さや有利子負債の高さといった財務リスクは引き続き注視が必要です。
株主優待のグルメギフトは個人投資家に人気ですが、優待目的での投資はリスクとリターンをしっかり見極めて判断しましょう。業績回復の兆しが見え始めている一方で、継続前提に関する注意喚起(継続前提疑義注記)も発表されているため、今後の事業展開や財務改善の進捗に注目が集まります。チャンスとリスクの両面を意識しながら、冷静な視点で銘柄研究を進めてみてください。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5リノベーション事業の拡大などで売上高が急伸しているため。
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🏛 財務健全性: 1/5自己資本比率が低く、有利子負債が総資産の大半を占めるため。
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🎁 株主還元: 3/5配当はゼロだが、条件付きながら魅力的な株主優待制度があるため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


