第一三共(4568)は、日本を代表する製薬企業の一つです。循環器や感染症分野を得意とし、近年はがん領域での新薬開発が注目されています。特に英アストラゼネカ社との提携による抗がん剤の成長が業績を牽引。海外展開も積極的で、売上の約6割を海外が占めるグローバルプレーヤーです。直近では乳がん薬「エンハーツ」や新しい抗がん薬の承認が進み、今後の収益拡大が期待されています。
第一三共(4568)―抗がん剤「エンハーツ」成長・海外展開で注目の製薬大手
株式データ
【銘柄名】第一三共 【銘柄コード】4568 【上場】2005.9 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】医薬品 【17業種区分】医薬品 【株価】3,702 円 【PER】22.98倍 【PBR】4.26倍 【EPS】161.1 【BPS】869.69 【配当利回り】2.11% 【配当性向】48.4% 【1株配当】78 【営業CF】5,992億円 【投資CF】-2,826億円 【財務CF】-1,235億円 【現金等】6,471億円 【自己資本比率】47.2% 【有利子負債】1014.29億円 【時価総額】67,363億円 【ROE】12.8% 【ROA】5.8% 【公式サイト】https://www.daiichisankyo.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る第一三共の注目点
第一三共のPERは約23倍、PBRは4倍超と、医薬品業界の中でもやや高めの水準です。これは「エンハーツ」など新薬の成長や、今後の業績拡大への期待が株価に織り込まれているためと考えられます。
配当利回りは2%強と平均的ですが、配当性向が約48%と比較的高く、利益の多くを株主へ還元しています。ROE(自己資本利益率)も13%弱と、業界内で優秀な水準です。これらの数字から、成長性と利益還元のバランスを意識した経営姿勢が伺えます。
初心者向け解説:なぜ「エンハーツ」が注目されるのか?
第一三共が近年とくに注目されている理由の一つが、抗がん剤「エンハーツ」の飛躍的な成長です。新薬は開発に高額なコストと長い年月が必要ですが、一度ヒットすれば世界中で使われ、莫大な売上を生む可能性があります。
「エンハーツ」は乳がん・肺がんなど複数のがん種で適応拡大が進行中で、海外大手アストラゼネカと組んだグローバル展開も功を奏しています。
売上・利益とも急拡大しており、2022年3月期以降は3年連続で2ケタ増収増益を達成。今後も新薬パイプラインの成果次第で業績の伸びが期待できます。
財務・キャッシュフロー:健全性と積極投資のバランス
財務面も注目ポイントです。自己資本比率47%台と盤石な財務基盤を有しています。現金等も6,400億円超と潤沢で、有利子負債は1,000億円程度と低水準。
営業キャッシュフローは約6,000億円と強力ですが、研究開発など将来の成長へ向けた投資も活発(R&D費は3,600億円超)。投資キャッシュフローはマイナスですが、これは積極的な設備投資や研究開発費が主因です。
このように、利益成長による潤沢な資金を将来の成長投資へ、バランスよく配分している点が特徴です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
第一三共は今後も「エンハーツ」を主力に、抗がん剤領域での成長を目指します。2025年3月期は売上1.8兆円・純利益2,400億円と予想され、2026年3月期も増収増益計画です。
ただし、新薬開発には常にリスクが伴い、競合薬の登場や特許切れ、薬価改定など業界特有の不確実性もあります。研究開発費も高水準が続く見通しです。
一方で、グローバル市場での成功や新薬パイプラインの進展があれば、さらなる業績上振れも期待できるでしょう。
安定した財務と成長投資を両立させている企業なので、「医薬品業界の成長株」に興味がある方には、今後の動向をチェックしておきたい銘柄と言えそうです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5抗がん剤「エンハーツ」を中心とした新薬の売上拡大が続いているため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率・キャッシュポジションともに高く、健全な財務基盤を維持しているため。
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🎁 株主還元: 3/5配当性向は高めだが、配当利回りや優待面ではやや平均的な水準のため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


