1913年創業の三井松島ホールディングス(1518)は、長年にわたり石炭関連事業を主力としてきた企業ですが、近年は大きな転換点を迎えています。2023年度にはエネルギー(石炭)事業から撤退し、生活関連製品や産業用製品分野に軸足を移した「事業投資会社」として生まれ変わりました。M&Aによる新規事業の取り込みや、グループ会社を活用した多角展開が特徴です。配当や株主優待も充実しており、個人投資家の注目度も高い銘柄となっています。
三井松島ホールディングス(1518)―石炭撤退後の新戦略と高いROEが注目
株式データ
【銘柄名】三井松島ホールディングス 【銘柄コード】1518 【上場】1961.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】その他製品 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】4,075 円 【PER】5.79倍 【PBR】0.76倍 【EPS】704.4 【BPS】5,365.11 【配当利回り】3.19% 【配当性向】18.5% 【1株配当】130 【営業CF】212億円 【投資CF】-116億円 【財務CF】-227億円 【現金等】259億円 【自己資本比率】51.5% 【有利子負債】336.24億円 【時価総額】528億円 【ROE】25.4% 【ROA】15.2% 【公式サイト】https://www.mitsui-matsushima.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 - 3月権利:100株以上で「三井港倶楽部」「ラ・ロシェル」などグループレストランで使える3,000円相当の優待券2枚、1,000株以上で4枚、3,000株以上で6枚 - 3月権利:100株以上で自社グループのオーダースーツ10,000円分・オーダーシャツ2,000円分の商品券(各1枚)、1,000株以上で各2枚 - 3月権利:100株以上で自社グループのペットフード優待券2,800円分(1枚)、1,000株以上で2枚 - 9月権利:全株主に自社グループ各種商品・サービスで使える20%割引券(1枚)
株価・指標から見る注目点
三井松島ホールディングスの株価は4,075円(2024年6月時点)で、PERは5.79倍、PBRは0.76倍と割安感が目立ちます。ROE(自己資本利益率)は25.4%と非常に高い水準で、効率的な経営がうかがえます。配当利回りは3.19%、過去の配当実績や今後の予想配当からみても安定した株主還元姿勢が読み取れます。株主優待も多彩で、レストラン利用券やグループ会社の商品券などが用意されています。
- PER・PBRともに割安感が強い
- ROE・ROAが高水準(ROA15.2%)
- 配当+優待の総合利回りが魅力
- 自己資本比率51.5%で財務基盤も安定
三井松島ホールディングスの特徴と注目ポイント
三井松島HDの大きな転換点は、2023年度にエネルギー(石炭)事業を完全撤退したことです。近年は生活関連(飲料ストローやペットフードなど)・産業用製品分野へのM&Aを積極的に進めており、2023年には金融会社の買収も実施。これによって、かつての「資源型企業」から「事業投資型」へと大きく舵を切りました。
今後は、グループシナジーを活かした新規事業の拡大や、上場企業を中心としたM&Aによる事業ポートフォリオの強化が期待されています。実際、生活関連事業や産業用チェーン事業の好調が業績を下支えしており、今後の展開にも注目が集まっています。
- 石炭撤退後、生活消費財や産業用製品の売上比率が上昇
- M&A戦略で事業領域を多角化
- グループ会社の飲食・アパレル・ペット関連事業も成長中
- 株主優待が複数ジャンルで充実
財務・キャッシュフロー解説
三井松島HDの財務は堅実です。自己資本比率は51.5%と安定しており、現金等も259億円と十分な水準。有利子負債は336億円とやや多めですが、営業キャッシュフローが212億円と大きく、投資や財務活動に十分に対応できる体力を持っています。
2023年度の売上高は7,747億円、純利益は1,511億円と規模感もあり、2025年3月期予想では売上高6,000億円、純利益790億円とやや減収減益の見通し。ただし、現金水準や投資余力は高く、事業投資会社としての新たな成長投資にも十分な余地があります。
- 営業CFが投資CFを大きく上回る
- 現預金残高も潤沢
- 自己資本比率50%超で健全
今後の見通しと投資家へのメッセージ
石炭事業撤退に伴う一時的な特需が終わり、直近の業績は減収減益傾向ですが、生活消費財・産業用製品を軸とした成長戦略が進行中です。M&Aによる新事業の拡大やグループ会社のシナジー次第では、中長期で再び成長軌道に乗る可能性があります。一方、事業構造の転換期にあるため、売上や利益の変動はやや大きくなりやすい点も注意が必要です。
株主優待や配当還元策は引き続き充実しており、安定的な財務体質も魅力です。今後のM&A戦略や新規事業の進捗状況、財務バランスの推移等をウォッチしつつ、長期目線での評価がポイントとなるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5石炭撤退後もM&Aや新事業展開で成長余地が大きいため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、現金水準も潤沢なため。
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🎁 株主還元: 3/5配当と株主優待は充実しているが、業績による変動も見られるため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


