TOYO TIRE(5105)―高ROE・安定財務で注目のタイヤ大手、連続増配にも着目
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は、国内で4位の規模を誇るタイヤメーカーです。自動車タイヤのほか、ゴム製自動車部品も手がけており、特に北米市場でのSUV向け大口径タイヤに強みを持つ点が特徴です。三菱商事が筆頭株主で、グローバル展開にも積極的な企業です。海外売上比率が高く、近年は高付加価値品の拡販や海外拠点の再編も進めています。
株式データ
【銘柄名】TOYO TIRE 【銘柄コード】5105 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】ゴム製品 【17業種区分】自動車・輸送機 【株価】2,997 円 【PER】9.23倍 【PBR】0.98倍 【EPS】324.7 【BPS】3,069.02 【配当利回り】4.17% 【配当性向】38.5% 【1株配当】125 【営業CF】670億円 【投資CF】-152億円 【財務CF】-230億円 【現金等】863億円 【自己資本比率】65.4% 【有利子負債】865.86億円 【時価総額】3,868億円 【ROE】17.2% 【ROA】10.4% 【公式サイト】https://www.toyotires.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るTOYO TIREの注目ポイント
現在の株価は2,997円、PERは9.23倍、PBRは0.98倍と、株価指標は割安感がある水準です。ROE(自己資本利益率)は17.2%、ROA(総資産利益率)は10.4%と、業界水準でも高い収益性を示しています。
配当面では、直近の配当利回りが4.17%と高く、配当性向も38.5%と無理のない水準です。近年は連続増配が続いており、株主還元にも積極的な姿勢がうかがえます。自己資本比率は65.4%と高く、財務の安定性も評価できます。
TOYO TIREのビジネスと業界内での位置づけ
TOYO TIREは、タイヤ事業を中心に自動車部品事業も展開し、売上の9割以上をタイヤが占めています。海外売上比率は約8割と高く、特に北米での高付加価値SUV用タイヤが主力です。近年は欧州拠点の統合や中国拠点の再編など効率化を進め、グローバル競争力の強化に取り組んでいます。
- 北米でのSUV・トラック用タイヤが収益の柱
- 三菱商事が大株主で安定した資本関係
- セルビア新工場の稼働率向上など、成長投資も活発
売上規模は国内タイヤメーカーで4位ですが、収益性や成長力で際立つ存在となっています。比較対象としてはブリヂストンや住友ゴム工業、横浜ゴムなどが挙げられます。
業績推移と財務の状況
TOYO TIREの直近数年の業績は堅調な成長を示しています。2020年12月期の売上高は約3,437億円、純利益は117億円でしたが、2023年12月期には売上高5,528億円、純利益723億円と大きく伸長しました。2024年12月期も売上高5,650億円、純利益748億円を見込んでおり、過去最高水準の利益を更新しています。
2025年12月期以降の会社予想では、売上高は6,000億円に迫る見通しですが、純利益はやや調整局面(500億円台)となる見込みです。これは原材料高や減価償却費の増加等によるものですが、依然として高水準にあります。
キャッシュフローの面でも、営業キャッシュフローは670億円と潤沢で、投資・財務CFも健全なバランスです。現金等も863億円と、資金繰りの不安はほとんどありません。有利子負債は866億円ですが、自己資本比率65.4%と非常に健全な財務体質です。
配当も安定して増加傾向にあります。2022年12月期は50円、2023年12月期は期中で増配し年間100円(20円+80円)、2024年12月期は中間50円・期末70円で年間120円、2025年12月期予想では年間125円と、配当の連続増加が続いています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後も世界的なSUVやクロスオーバー車の需要拡大を追い風に、TOYO TIREは高付加価値タイヤの供給でシェア拡大を狙っています。セルビア新工場の本格稼働や、欧州拠点の再編など効率化も進行中です。
一方で、原材料高や減価償却費増、為替の影響など外部環境のリスクも引き続き注意が必要です。2025年12月期は利益の調整が見込まれるものの、全体としては高い収益水準を維持している点が安心材料です。
株主優待はありませんが、配当利回りの高さや財務の健全性を重視する長期投資家や、海外展開に強い日本株を探す方には注目されやすい銘柄といえるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5海外市場での高付加価値品拡販や連続増配など、持続的な成長が見込まれるため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率65%超・潤沢なキャッシュで、安定した財務基盤を維持。
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🎁 株主還元: 4/5高い配当利回りと連続増配が魅力だが、株主優待がない点で1点減点。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


