高松コンストラクショングループ(1762)は、関西・首都圏を中心に建築・土木・不動産事業を展開する準大手ゼネコンです。グループ会社の高松建設(マンション建築)や青木あすなろ建設(土木)が中核となり、積極的なM&Aも進めてきました。安定した受注基盤と不動産事業の好調さを武器に、業績を着実に積み上げています。加えて、株主優待や配当にも一定の魅力があり、個人投資家の注目も集めています。
高松コンストラクショングループ(1762)―堅調な業績推移と株主優待が魅力の建設大手
株式データ
【銘柄名】高松コンストラクショングループ 【銘柄コード】1762 【上場】1997.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】2,901 円 【PER】14.43倍 【PBR】0.76倍 【EPS】201 【BPS】3,835.17 【配当利回り】2.83% 【配当性向】40.8% 【1株配当】82 【営業CF】-104億円 【投資CF】-20億円 【財務CF】32億円 【現金等】267億円 【自己資本比率】49.9% 【有利子負債】430.00億円 【時価総額】934億円 【ROE】7.0% 【ROA】3.7% 【公式サイト】https://www.takamatsu-cg.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 権利付最終日:次回:2026/03/27 前回:2025/03/27 新潟県南魚沼産コシヒカリ新米5kg(100株以上・1年以上継続保有)、500株以上かつ5年以上の保有で10kgにグレードアップ。優待品の代わりにおこめ券や社会貢献活動への寄付も選択可能。発送時期は10月下旬ごろ。
株価・指標からみる高松コンストラクショングループの特徴
現在の株価は2,901円、時価総額は934億円と、東証プライム上場の建設会社としては中堅規模です。PERは14.43倍、PBRは0.76倍と、割安感のある水準となっています。配当利回りは約2.8%、配当性向は40.8%と、バランスのとれた株主還元姿勢が見て取れます。
自己資本比率は約50%と財務の安定性も確保。有利子負債は430億円と一定水準ありますが、現金同等物が267億円あり、手元資金にも余裕があります。ROE(自己資本利益率)は7%、ROA(総資産利益率)は3.7%で、建設業界の中ではやや優秀な部類と言えるでしょう。
業績推移のポイントと初心者向け解説
直近3年間の業績推移を見ると、
- 2022年3月期:売上高2,639億円、純利益67億円
- 2023年3月期:売上高2,825億円、純利益75億円
- 2024年3月期:売上高3,127億円、純利益92億円
と、売上・利益ともに右肩上がりで推移しています。2025年3月期の会社予想では売上高3,500億円、純利益70億円と、やや減益を見込んでいるものの、2026年3月期には再び増益基調に戻す見通しです。
決算短信の数字は百万円単位ですが、ここでは読みやすく億円単位に直しました。例えば「312,680百万円」は「3,127億円」となります。建設業は景気や大型案件の進捗に左右されやすいですが、高松コンストラクショングループは不動産事業の好調さや大型再開発案件の受注増加もあり、ここ数年は安定した成長を見せています。
株主優待・配当の魅力
高松コンストラクショングループの株主優待は、新潟県南魚沼産コシヒカリ新米5kg(100株以上かつ1年以上継続保有)という実用性の高い内容です。500株以上を5年以上継続保有すると新米10kgにグレードアップ。さらに、おこめ券や社会貢献活動への寄付も選択でき、優待の選択肢が広いのも特徴です。
配当履歴を見ると、ここ数年は安定した増配傾向にあり、2024年3月期は年間82円(中間41円・期末41円)を予定。配当性向は40%台で、業績連動ながらも一定の還元意識が感じられます。
財務・キャッシュフローの状況
高松コンストラクショングループの財務内容はおおむね健全です。自己資本比率は約50%と、同業他社と比較しても安心感があります。ただし、直近の営業キャッシュフローは-104億円とマイナスで、これは大型案件の工事進捗や一時的な資金流出(前払金や在庫増など)が影響している可能性があります。投資キャッシュフローも-20億円ですが、これは通常の設備投資や不動産投資が主です。
現金および現金同等物は267億円あり、万が一の際の資金繰りにも余力があります。有利子負債は430億円とやや大きめですが、業界的には標準的な水準です。今後も財務体質の推移には注目が必要でしょう。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
高松コンストラクショングループは、建築・土木・不動産の3事業のバランスが良く、景気や市況の変動に強い体制を敷いています。24年3月期末時点の受注残高は4,640億円(前年同期比3%増)と、今後の業績成長の土台も安定しています。不動産部門の収益性向上や、関西の再開発案件、首都圏の賃貸マンション建築が引き続き牽引役となりそうです。
一方で、建設業界全体が抱える人件費や資材高騰、工期の長期化などのリスク要素も無視できません。特に、2025年3月期は一時的な減益予想となっているため、市場動向や今後の受注状況を注意深く見守る必要があります。長期的には再開発や都市部の建築需要、インフラ老朽化対策などの社会的ニーズも追い風となるでしょう。
株主還元や優待内容も含め、安定成長と堅実経営を重視する方には検討しやすい銘柄と言えます。ただし、短期的な業績変動には引き続き注意が必要です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5建築・不動産のバランスと受注残の積み上げにより、安定した成長が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率や現金水準は十分だが、営業キャッシュフローには一時的な不安要素も見受けられるため。
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🎁 株主還元: 3/5配当・優待ともに安定感があるが、他社と比べて突出した還元策ではないため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


