ANAホールディングス(9202)―復配・業績回復が鮮明、株主優待も注目の空運最大手
ANAホールディングスは、日本を代表する航空グループであり、国内線・国際線ともに業界首位の座を占めています。傘下にはLCCのピーチや、東南アジア路線に強みを持つエアージャパンを有し、幅広い顧客層をカバーできる体制が強みです。
コロナ禍で大幅な赤字に転落したものの、足元では国内外の旅客需要が回復し、業績も大きく改善傾向にあります。2024年3月期には配当が復配され、株主優待も含めて個人投資家の関心が高まっています。
株式データ
【銘柄名】ANAホールディングス 【銘柄コード】9202 【上場】1961.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】空運業 【17業種区分】運輸・物流 【株価】2,828 円 【PER】10.89倍 【PBR】1.18倍 【EPS】259.6 【BPS】2,405.12 【配当利回り】2.12% 【配当性向】23.1% 【1株配当】60 【営業CF】4,206億円 【投資CF】-3,995億円 【財務CF】-1,360億円 【現金等】10,025億円 【自己資本比率】31.8% 【有利子負債】13,520.70億円 【時価総額】14,059億円 【ROE】16.5% 【ROA】4.4% 【公式サイト】http://www.anahd.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 ・100株ごとに国内営業路線の片道1区間を株主優待割引運賃で利用できる優待番号案内書を進呈(混雑状況により販売座席数に制限あり、コードシェア便等一部対象外路線あり)。 ・保有株数に応じて枚数増加(400株で4枚、1,000株で7枚、10万株で254枚など)。 ・自社グループのホテル宿泊・レストラン・ゴルフ・売店・免税店などの割引券をまとめた優待冊子も贈呈。 ・ANAトラベラーズの国内外ツアー割引、株主限定の通信販売など多彩な特典あり。 ・優待の有効期間は3月株主は6月~11月末、9月株主は12月~翌年5月末(詳細は公式サイト参照)。
株価・指標から見るANAホールディングスの注目点
ANAホールディングスの株価は直近で2,800円台となっており、一時のコロナ禍による急落からは大きく回復しました。PER(株価収益率)は約11倍、PBR(株価純資産倍率)は1.18倍と、同業他社や過去水準と比べて割高感は強くありません。
配当利回りは2.1%台と、空運業界としては標準的ですが、2024年3月期に4年ぶりの復配を実施し、今後の増配余地も意識されています。ROE(自己資本利益率)は16.5%と高水準で、資本効率の高い経営が続いています。自己資本比率は31.8%と、業界特性を踏まえると一定の安全水準と言えます。
初心者向け補足:ANAの魅力とリスク
航空会社は景気や外部環境の影響を強く受けやすい一方、コロナ禍からの需要回復や訪日外国人旅行者(インバウンド)需要の再拡大が業績を後押ししています。
また、ANAの株主優待は毎年人気が高く、国内線の割引運賃やホテル・レストラン割引、ツアー商品割引など、実際にサービスを利用する方にとってはメリットが大きい内容です。
一方で、燃料価格や為替変動、機材投資の負担、災害・感染症リスクなど、外部要因による業績変動には注意が必要です。
財務状況・キャッシュフローのポイント
2024年3月期の売上高は2兆559億円(前期比+20.4%)、当期純利益は1,570億円と、コロナ禍の赤字から大きく回復しました。営業キャッシュフローも4,206億円と潤沢で、機材更新や新規投資(2,404億円)を積極的に進めています。
一方、有利子負債は1兆3,520億円と依然として高水準ですが、現預金1兆25億円を保有しており、一定の流動性を確保しています。自己資本比率も3割超と、業界標準以上の財務安定性がうかがえます。
業績・配当の推移(グラフ)
今後の見通しと投資家へのメッセージ
2025年3月期以降は、国内線・国際線とも旅客需要の回復が続く見込みです。インバウンド需要の再拡大や円安基調も追い風となる一方、機材調達コストや人件費、整備費の増加には引き続き注意が必要です。また、海外リスクや原油価格の変動、世界的な景気後退リスクが業績に影響する可能性もあります。
株主優待の充実や復配による株主還元強化は魅力ですが、航空業界特有の変動リスクと財務負担をどう乗り越えるかも重要なポイントです。中長期目線で、業績・財務・配当動向をバランスよく見守ることが大切です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5旅客需要回復は一巡し、今後の成長はやや限定的な見通しです。
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🏛 財務健全性: 3/5現預金をしっかり確保しつつ有利子負債は高水準が続きます。
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🎁 株主還元: 3/5復配と優待の内容は魅力的ですが、今後の安定継続がカギです。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


