五洋建設(1893)株価・配当まとめ│安定配当と堅実成長の建設株【2025年5月最新】

銘柄分析
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五洋建設(1893)―マリコン最大手、国内外の大型工事と業績回復が注目の理由

五洋建設は、1950年設立の準大手ゼネコンで、特に港湾・海洋土木分野(マリコン)で国内首位の実績を誇る建設会社です。国内の土木・建築案件に加え、海外でも大型プロジェクトを数多く手がけてきた点が特徴です。近年ではデータセンター建設や洋上風力発電関連の大型工事など、成長分野での受注も拡大しています。

また、洋上風力建設を見据えた基礎施工船への大規模投資や、シンガポールでの航空交通管制センター増築工事の受注など、攻めの姿勢が目立っています。国内外の建設需要の波を活かしつつ、次世代インフラ事業への事業転換も進行中です。

株式データ

【銘柄名】五洋建設
【銘柄コード】1893
【上場】1962.8
【市場区分】東証プライム
【33業種区分】建設業
【17業種区分】建設・資材
【株価】839.1 円
【PER】19.7倍
【PBR】1.37倍
【EPS】42.6
【BPS】614.1
【配当利回り】2.86%
【配当性向】56.3%
【1株配当】24
【営業CF】91億円
【投資CF】-64億円
【財務CF】67億円
【現金等】595億円
【自己資本比率】24.1%
【有利子負債】2320.44億円
【時価総額】1,840億円
【ROE】10.8%
【ROA】3.2%
【公式サイト】https://www.penta-ocean.co.jp/
【株主優待】株主優待なし

株価・各種指標から見る五洋建設の注目点

現在の株価は839.1円で、PERは19.7倍PBRは1.37倍と、建設業界の中ではやや高めの水準です。自己資本比率が24.1%と、業界平均よりやや低めですが、ROE(自己資本利益率)は10.8%と効率的な資本運用ができており、収益性は一定の評価を受けています。

配当については配当利回り2.86%。1株配当は直近で24円、配当性向は56.3%と、利益の半分以上を株主に還元しています。業績回復の流れもあり、今後の増配にも期待が持てますが、業績変動が大きい建設業らしく、配当額が年度によって変動する可能性も考慮が必要です。

  • ROE 10.8%は建設会社としては高水準。
  • PBR 1.37倍は資産価値を意識した投資家にも注目されやすい。
  • 配当性向 56.3%は、株主還元意識の強さを示す。

五洋建設の注目ポイントをやさしく解説

五洋建設の最大の特徴は、海上土木(マリコン)分野での圧倒的なシェアです。港湾や空港、埋立工事など、海と関わる大規模インフラの建設には高い技術力と実績が必要ですが、同社はこの分野で長年トップに位置しています。

近年では、データセンターなどITインフラ関連の大型案件や、洋上風力発電の基盤工事といった新規分野にも積極進出。グローバル市場でも、東南アジアを中心に海外受注を伸ばしています。直近では、海外部門で一時的な追加損失計上が業績に響きましたが、2026年3月期には黒字回復・最高益更新が予想されるなど、着実な事業拡大が続いています。

建設会社というと景気の影響を受けやすいイメージがあるかもしれませんが、五洋建設は官公庁向け案件や長期プロジェクトが多く、一定の安定感もある点が特徴です。

財務・キャッシュフローと業績推移

次に、五洋建設の財務状況や業績の推移を見てみましょう。特に2023年度から2024年度にかけての売上・純利益の急回復が注目ポイントです。

  • 2022年3月期:売上高4,582億円、純利益107億円
  • 2023年3月期:売上高5,022億円、純利益7億円(海外の追加損失反映)
  • 2024年3月期:売上高6,177億円、純利益179億円へと大きく回復
  • 2025年3月期予想:売上高6,940億円、純利益120億円
  • 2026年3月期予想:売上高7,190億円、純利益250億円(最高益更新見通し)

また、営業キャッシュフローは91億円、現金同等物は595億円を保有。設備投資も積極的に行っており(年間111億円)、新規事業や大型プロジェクトへの備えも十分です。ただし、有利子負債残高が2,320億円とやや多い点は今後の注視ポイントです。

グラフからも分かる通り、2023年3月期に一時的な純利益の落ち込みが見られましたが、その後は急速な回復傾向です。2026年3月期には過去最高水準の純利益が予想されており、業績の成長性に期待が集まっています。

今後の見通しと投資家へのメッセージ

五洋建設は、国内の大型建築(データセンターなど)と、海上土木・洋上風力発電など成長分野の工事受注で、今後も事業拡大が期待されています。海外事業では一時的な損失計上があったものの、これが解消しつつあることから、収益性の改善も見込まれます。

一方で、有利子負債の多さや自己資本比率の低さはリスク要因です。建設業界特有の景気変動リスクや、プロジェクト単位での損益振れ幅の大きさも意識しておく必要があります。

今後も国内外のインフラ需要や再生可能エネルギー関連の動向、財務基盤の強化状況などに注目しながら、冷静に企業価値を見極めていくことが大切です。

かぶポスト的スコア

  • 🌱 成長性: 5/5
    海外損失からの回復と新規大型案件の受注増で、今後も高成長が見込まれるため。
  • 🏛 財務健全性: 2/5
    有利子負債が多く自己資本比率も低めで、財務体質の改善余地がある。
  • 🎁 株主還元: 3/5
    配当性向は高めだが業績変動で配当の安定性にやや課題。
🌟 総合評価:3/5

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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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ひーくん

かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。