綜合警備保障(2331)―堅調な業績と連続増配、安定経営で注目の警備大手
綜合警備保障(ALSOK)は、日本国内で警備サービス業界2位の地位を占める大手企業です。金融機関向けの高度なセキュリティに強みを持ち、機械警備や現金輸送、施設管理、介護事業といった多角的なサービス展開を行っています。安定した収益基盤を背景に、近年はAI・IoTを活用した新サービス開発やM&Aによる事業拡大にも積極的です。
本記事では、最新の株式データや業績推移をもとに、ALSOKの注目ポイントや財務面、今後の展望について解説します。
株式データ
【銘柄名】綜合警備保障 【銘柄コード】2331 【上場】2002.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】サービス業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】1,162 円 【PER】20.42倍 【PBR】1.66倍 【EPS】56.9 【BPS】699.49 【配当利回り】2.13% 【配当性向】43.6% 【1株配当】24.8 【営業CF】560億円 【投資CF】-169億円 【財務CF】-215億円 【現金等】691億円 【自己資本比率】57.2% 【有利子負債】489.31億円 【時価総額】5,474億円 【ROE】8.2% 【ROA】4.8% 【公式サイト】https://www.alsok.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
堅調な業績と株価・指標の注目点
ALSOKの直近の株価は1,162円、時価総額は約5,474億円と、業界内でも大きな存在感を示しています。PER(株価収益率)は20.42倍、PBR(株価純資産倍率)は1.66倍となっており、サービス業としては適正水準と言えるでしょう。
ROE(自己資本利益率)は8.2%、ROA(総資産利益率)は4.8%と、安定した収益性を維持しています。配当利回りは2.13%であり、配当性向は43.6%と無理のない範囲。連続増配も続いており、株主還元意識の高さがうかがえます。
ALSOKのビジネスモデルと注目ポイント
ALSOKは、機械警備や常駐警備、現金輸送など幅広いサービスを提供しています。特に金融機関やコンビニなど、社会インフラを支える分野での強みが特徴です。近年は、建物管理・防災や介護分野にも注力し、売上の多角化が進んでいます。
- 機械警備の契約件数増加が業績を牽引
- 人件費や諸経費の上昇にもかかわらず、コスト管理と省人化技術の導入で営業利益が安定
- AI画像解析、ドローン警備など新技術の開発にも積極
- 介護事業やファシリティマネジメント(建物管理)も成長分野
警備サービスは景気の変動に強い「ディフェンシブ銘柄」としても知られており、安定志向の投資家にも選ばれる背景があります。
財務体質とキャッシュフローの状況
自己資本比率は57.2%と高水準で、財務の健全性が際立っています。有利子負債は約489億円ですが、現金等の保有が691億円あるため、手元資金の厚さも安心材料です。
- 営業キャッシュフロー:560億円(安定した本業収益)
- 投資キャッシュフロー:-169億円(設備投資やM&Aによる成長投資)
- 財務キャッシュフロー:-215億円(借入返済や配当金支払い)
資産合計は約5,972億円、純資産は約3,415億円となっています。
また、設備投資(158億円)、減価償却(187億円)、研究開発費(5億円)と、成長のための投資も着実に実行しています。
業績推移と配当の動向
ALSOKは、安定した売上・利益成長が続いています。売上高は2022年3月期の4,890億円から2024年3月期には5,214億円へと増加し、2026年3月期には5,850億円の予想となっています。純利益も270~290億円のレンジで推移し、極端なブレがありません。
配当も連続増配が続いており、2023年3月期の43円から、2024年3月期は27.4円(期中合計)、今後も12.4~14円の配当が継続される見込みです。配当性向は40~50%台と、利益成長に合わせた安定配当が魅力です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後も、社会の安全意識の高まりや、高齢化社会に伴う介護・見守りサービスへの需要増加がALSOKの成長を後押ししそうです。AIやドローンを活用した新しい警備技術の導入も進み、省人化・効率化による利益率改善が期待されます。
一方、警備業界では人手不足や人件費の上昇が大きな課題です。また、他社との競争、AI・DX化の波に乗り遅れないための継続的な投資も不可欠です。安定成長と株主還元のバランスを見極めつつ、時代の変化に柔軟に対応できるかが今後のポイントとなるでしょう。
警備業は景気の影響を受けにくい「ディフェンシブ銘柄」といわれますが、長期視点で業界構造やテクノロジー進化の動向にも注目したい企業です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5AI・介護分野への投資や堅調な契約増で今後も成長が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く現金も潤沢で、安定した財務基盤が魅力。
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🎁 株主還元: 3/5配当性向は標準的だが、連続増配と安定した配当方針を評価。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


