カカクコム(2371)―食べログ・価格.comの成長と高収益性に注目!今後の増配・利益成長の行方は?
カカクコム(2371)は「食べログ」や「価格.com」といった国内有数のインターネットサービスを運営する企業です。比較サイトやグルメサイトの分野で圧倒的な認知度と集客力を持ち、安定した収益基盤を築いてきました。最近ではネット予約システムやプロモーション強化にも積極的で、成長の第二段階に入った印象があります。株価や配当動向、財務の健全性など、多角的にこの銘柄を解説します。
株式データ
【銘柄名】カカクコム 【銘柄コード】2371 【上場】2003.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】サービス業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】2,666.5 円 【PER】26.64倍 【PBR】9.34倍 【EPS】100.1 【BPS】285.57 【配当利回り】3% 【配当性向】79.9% 【1株配当】80 【営業CF】195億円 【投資CF】-22億円 【財務CF】-160億円 【現金等】377億円 【自己資本比率】62.0% 【有利子負債】1.52億円 【時価総額】4,527億円 【ROE】36.5% 【ROA】21.7% 【公式サイト】https://corporate.kakaku.com/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標で見るカカクコムの強みと注目点
カカクコムの株価は2024年6月時点で2,666.5円、時価総額は4,500億円を超えています。ROEは36.5%、ROAは21.7%と非常に高い水準にあり、ビジネスモデルの収益効率の良さが際立っています。
PERは26.64倍とやや割高感もありますが、成長期待を背景に一定の評価がなされています。PBR9.34倍というのは、ITサービス企業としては珍しくありませんが、資本効率の高さを物語っています。
- 配当利回りは3%で、国内ネット系銘柄としては比較的高い部類。
- 配当性向は79.9%と利益の多くを株主に還元しています。
- 自己資本比率62.0%、有利子負債わずか1.52億円と財務基盤は非常に健全です。
また、カカクコムは株主優待は実施していませんが、配当による株主還元に注力しています。
カカクコムの事業と成長エンジン―「食べログ」「価格.com」の現在地
カカクコムの主力事業は、グルメサイト「食べログ」および価格比較サイト「価格.com」です。「食べログ」は国内最大級の飲食店情報・予約サービスとして定着し、コロナ禍からの回復局面でネット予約利用者が大きく増えています。
一方の「価格.com」も、家電・IT製品のみならず金融商品や通信サービスへと比較領域を拡大し、安定した広告・手数料収入を確保。
また、求人サービス「求人ボックス」の大型プロモーションにも力を入れてブランド認知度を向上させており、今後の新規事業展開にも注目が集まります。
- 「食べログ」…ネット予約の拡大で掲載飲食店・利用者ともに増加傾向
- 「価格.com」…比較領域の多角化で安定成長、金融・通信領域も好調
- 「求人ボックス」…積極的な広告展開で新たな収益源に育成中
業績推移と配当の動き
直近の業績は右肩上がりです。2024年3月期の売上高は6,692億8,000万円(前年比+10%超)、純利益は1,809億5,000万円と過去最高を更新。2025年3月期も売上高7,750億円、純利益2,000億円と増収増益の見通しです。
配当については2023年3月期の年間配当が43円、2024年3月期は48円、2025年3月期は55円(記念配当含む)と、増配傾向にあります。今後も業績次第で安定した還元が期待できます。
財務・キャッシュフローの特徴
カカクコムの財務は非常に健全です。2024年3月期末時点で現金等は377億円、自己資本比率は62.0%。有利子負債は1.52億円と、ほぼ無借金経営に近い水準です。
営業キャッシュフローは195億円と安定してプラス。投資キャッシュフローは-22億円で、主に成長投資や設備投資に使われています。財務キャッシュフローは-160億円ですが、これは配当や自己株式取得など株主還元を積極化したためです。
- ROE(自己資本利益率)36.5%:効率的に利益を出せている証拠
- 現金水準が高く、万一のリスクにも強い
- 営業利益率も業界内で高水準
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後の成長のカギは「食べログ」のネット予約事業の拡大による新規収益源の伸長、「価格.com」の比較領域拡大、そして「求人ボックス」など新規サービスの育成です。
一方で、既存主力サイトは競争環境の変化やユーザー動向次第で成長が鈍化するリスクも否めません。また、配当性向が高いため、業績が悪化した場合の減配リスクも考えておく必要があります。
総じて、安定した収益と成長力、堅固な財務体質が魅力ですが、今後の新規事業の成果や外部環境にも目を向けていくことが大切です。
- チャンス: サービス多角化・新規事業の成長余地、安定したキャッシュ創出力
- リスク: 主力サービスの競争激化、ネット広告市場の変動、配当性向の高さゆえの減配リスク
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5食べログや価格.comの成長と新規事業への投資で今後も高い成長が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が高く、現金水準や利益率も抜群で、極めて健全な財務体質。
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🎁 株主還元: 3/5配当性向は高いものの、株主優待がなく配当の安定性にはやや注意が必要なため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


