フジ・メディア・ホールディングス(4676)―株主優待充実&安定財務、広告回復に期待高まるメディア大手
フジ・メディア・ホールディングス(4676)は、テレビ局「フジテレビジョン」を中核に、音楽・映画・通販・不動産など幅広い事業を展開するメディアグループです。グループの多角経営力と安定した財務、さらに株主優待の充実ぶりで注目を集めています。近年はテレビ広告市場の厳しさが続く一方、不動産・観光事業が堅調で、事業ポートフォリオの多様性が企業価値を支えるポイントとなっています。
株式データ
【銘柄名】フジ・メディア・ホールディングス 【銘柄コード】4676 【上場】1997.8 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】情報・通信業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】2,949.5 円 【PER】--倍 【PBR】0.72倍 【EPS】-96.9 【BPS】4,118.12 【配当利回り】1.7% 【配当性向】データなし 【1株配当】50 【営業CF】478億円 【投資CF】-1,065億円 【財務CF】252億円 【現金等】989億円 【自己資本比率】57.5% 【有利子負債】3,791.67億円 【時価総額】5,949億円 【ROE】4.4% 【ROA】2.6% 【公式サイト】https://www.fujimediahd.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 ・3月のみ:100株以上で優待冊子・1,000円相当のQUOカード進呈 ・3年以上継続保有、500株以上で自社映画ムビチケや関連会社書籍から1つ選択(要応募) ・5年以上継続保有、1,000株以上で自社関連会社施設入場券進呈(要応募) ・9月のみ:100株以上で自社オリジナル手帳
株価・指標から見た注目ポイント
フジ・メディアHDの株価は直近で2,900円台、時価総額は約5,900億円と、国内メディア企業の中でも上位に位置します。PBRは0.72倍と純資産よりも低く評価されており、資産価値の観点では割安感が意識されやすい水準です。一方、PERはマイナスとなっており、直近の純利益が赤字を示していることから、収益面での課題が表れています。
ROE(自己資本利益率)4.4%、ROA(総資産利益率)2.6%と、効率性は一定水準を維持しているものの、競合他社と比べるとやや控えめな印象です。自己資本比率は57.5%と高く、財務の安定感が際立ちます。配当利回りは1.7%で、株主優待と合わせた総合的な株主還元が魅力と言えるでしょう。
株主優待の魅力と特徴
フジ・メディアHDの株主優待は、3月と9月の年2回が権利確定月。100株以上の保有者には、3月にオリジナルQUOカードや優待冊子、9月にはオリジナル手帳が贈られます。さらに、長期保有者向け特典として、3年以上継続保有かつ500株以上の株主には、映画チケットや関連会社の書籍から選べる特典もあります。5年以上・1,000株以上保有で施設入場券進呈など、長期保有を促す仕組みが特徴です。
- 3月:100株以上でQUOカード(1,000円分)+優待冊子
- 3年以上・500株以上:映画ムビチケや書籍(要応募)
- 5年以上・1,000株以上:関連施設入場券(要応募)
- 9月:100株以上でオリジナル手帳
優待内容はメディア企業らしい自社色を活かしたものが多く、家族や個人で楽しめる点が好評です。
業績推移と現状のポイント
2024年3月期の売上高は5,664億円(前年比+5.8%)、純利益は371億円(-20.8%)と増収ながら減益となりました。背景として、テレビ広告収入の減少が響いた一方、不動産・観光事業の好調が全体を下支えしました。2025年3月期は売上高5,482億円、純利益98億円を見込んでおり、慎重な予想となっています。
配当金は直近で年間50円(中間25円・期末25円)を安定して維持。今後もこの水準が続く見通しです。
財務・キャッシュフローの解説
フジ・メディアHDは、自己資本比率57.5%と極めて健全な財務体質を誇ります。現金・預金等も989億円と潤沢に保有。有利子負債は約3,792億円ですが、総資産や自己資本の厚みから見て、過度なレバレッジにはなっていません。
2024年3月期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが478億円のプラス、一方で投資活動によるキャッシュフローは1,065億円のマイナス(積極投資が継続)、財務活動によるキャッシュフローは252億円のプラスとなっています。グループ全体で不動産や新規事業に資金を振り向けている一方、安定的なオペレーションキャッシュが入ってくる構造が見て取れます。
今後の見通しとチャンス・リスク
今後の大きな注目点は、テレビ広告市場の回復ペースです。業界全体の広告費低迷により、主力のメディア事業はしばらく厳しい状況が続く見込みですが、不動産・観光・コンテンツ分野の成長が下支えとなる構図は継続しそうです。また、経営刷新や信用回復に向けた社内改革も進行中で、企業イメージやスポンサー獲得力の回復が期待されます。
一方、地上波テレビの視聴率低下やデジタル広告へのシフト、社会問題への対応など、メディア業界特有のリスクも無視できません。株主還元では、優待・配当ともに安定感があり、長期保有を検討しやすい銘柄と言えるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5不動産や観光事業の成長がグループ全体を牽引し、安定した売上拡大が続いているため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、現金資産も潤沢で、財務の安定性は業界でも上位水準。
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🎁 株主還元: 3/5配当は安定的だが利回りは平均的、優待は魅力的だが長期保有条件がやや厳しめ。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


