神戸製鋼所(5406)―配当利回り4%超・鉄鋼からアルミ・建機・電力まで多角化で注目
神戸製鋼所(5406)は、国内大手の鉄鋼メーカーとして知られる企業ですが、実はアルミ・銅、産業機械、建設機械、電力など幅広い事業を展開する総合素材・エンジニアリング企業です。鉄鋼業界3位の規模を誇り、自動車向けの素材供給をはじめ、近年は再生可能エネルギーや海外展開にも積極的に取り組んでいます。2024年3月期の純利益は1,095億円と大幅増益となり、配当も大きく増加。株価指標ではPBRが0.57倍と割安感があり、配当利回りも4%を超える水準で推移しています。
株式データ
【銘柄名】神戸製鋼所 【銘柄コード】5406 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】鉄鋼 【17業種区分】鉄鋼・非鉄 【株価】1,663.5 円 【PER】6.57倍 【PBR】0.57倍 【EPS】253.2 【BPS】2,941.14 【配当利回り】4.81% 【配当性向】31.6% 【1株配当】80 【営業CF】2,052億円 【投資CF】-537億円 【財務CF】-812億円 【現金等】2,787億円 【自己資本比率】38.8% 【有利子負債】8835.33億円 【時価総額】6,997億円 【ROE】11.1% 【ROA】3.8% 【公式サイト】https://www.kobelco.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る注目ポイント
神戸製鋼所の株価は1,600円台で推移しており、配当利回りは4.81%と高水準。割安性を示すPBRは0.57倍、PERも6倍台と、株価指標面で投資妙味が感じられる水準です。ROE(自己資本利益率)は11.1%と、鉄鋼業界のなかでは比較的高い水準を確保しています。
また、1株配当は2024年3月期で80円(年間)、今期予想ではさらに増配が見込まれ、配当性向も30%前後とバランスの取れた水準です。
- 配当利回り4%超でインカムゲインが狙える
- PBR0.57倍で資産価値に対して割安
- ROE11%台と収益性も高い
初心者にもわかりやすい!神戸製鋼所の特徴と強み
神戸製鋼所は、「鉄鋼」だけでなく「アルミ・銅」「産業機械」「建設機械」「電力」など複数の事業をバランスよく展開しているのが特徴です。特に、自動車向けの素材(鉄鋼・アルミ)や、建設機械、溶接・エンジニアリングなど、国内外の幅広い産業と関わっています。
電力事業では、再生可能エネルギーや発電所運営にも取り組み、収益の安定化を図っています。また、海外展開にも積極的で、中国の大手鉄鋼メーカーと合弁会社を設立するなどグローバル化を強化中。
鉄鋼事業だけに依存しない「多角化経営」により、景気の変動や特定産業の不調時にも業績を下支えできる体制が整っています。
- 鉄鋼・アルミ・銅など素材事業の強み
- 建設機械や産業機械など多様な事業ポートフォリオ
- 電力分野への進出で収益の安定化を図る
- 海外展開と新素材の開発にも積極的
財務・キャッシュフローと業績推移
時価総額は約7,000億円、自己資本比率38.8%と、鉄鋼業界内では標準的な財務体質です。有利子負債は8,800億円台とやや高めですが、営業キャッシュフローは2,000億円を超えており、投資・財務活動もバランスを意識した運営。
ここ数年は鉄鋼事業の市況回復やコスト削減などもあり、2024年3月期の純利益は1,095億円と大幅増益となりました。
設備投資・減価償却・研究開発費も積極的で、それぞれ1,000億円規模。持続的な成長に向けた投資も怠りません。
業績の推移を振り返ると、2022年3月期の売上高は約2兆800億円、2023年3月期には2兆4,700億円、2024年3月期は2兆5,400億円を突破。純利益も2022年の600億円から2024年には1,000億円超へと大きく伸びています。2025年3月期も売上・利益ともに更なる増加が予想され、安定感と成長性の両面を実感できます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後については、鉄鋼事業の数量はやや軟調ながらも、アルミ部門の黒字化や建機の供給正常化などで全体の業績は底堅く推移する見通しです。一方で、電力分野の一過性利益の剥落や、国内外の景気減速・資源価格の変動などがリスク要因として挙げられます。
配当は増配傾向で、配当利回りも4%台と高く、安定配当を重視する投資家には魅力的な側面があります。ただし、鉄鋼・素材業界特有の市況変動や設備投資負担、世界経済の影響を受けやすい点も意識しておくと良いでしょう。
神戸製鋼所は、伝統ある大企業でありながら、事業多角化と海外展開で新たな成長を目指しています。業績・配当ともに安定感がありつつも、今後の世界的なEV化やインフラ需要の拡大がさらに追い風となる可能性もあるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5多角化と海外展開、EV向け素材など新分野への成長が見込めるため。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率や有利子負債は業界平均並みで、安定感はあるがやや負債が重い。
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🎁 株主還元: 4/5配当利回り4%超と積極的な増配姿勢が光る。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


