グローリー(6457)―PBR1倍割れ・海外展開拡大で注目の決済機器大手
グローリー(6457)は、国内外で貨幣処理・決済機器を展開する機械メーカーです。特に金融機関向けの紙幣処理機やATM、小売業向けセルフレジなどで高いシェアを誇り、近年は海外事業の拡大が業績のカギとなっています。株価指標ではPBR1倍割れ、配当利回りも3%超と、バリュエーション面でも注目度が高い企業です。ここでは、グローリーの業績や財務、株主還元などをやさしく解説します。
株式データ
【銘柄名】グローリー 【銘柄コード】6457 【上場】1983.11 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】機械 【17業種区分】機械 【株価】3,086 円 【PER】10.49倍 【PBR】0.73倍 【EPS】294.1 【BPS】4,214.94 【配当利回り】3.63% 【配当性向】38.1% 【1株配当】112 【営業CF】418億円 【投資CF】-335億円 【財務CF】-139億円 【現金等】351億円 【自己資本比率】52.4% 【有利子負債】872.66億円 【時価総額】1,519億円 【ROE】14.1% 【ROA】6.4% 【公式サイト】https://www.glory.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から読み解くグローリーの特徴
グローリーの株価は3,000円台前半で推移し、PBRが0.73倍と純資産に比べ割安水準にあります。PERは約10.5倍と、同業他社と比べても低めです。配当利回りは3.6%前後で、配当性向も約38%と無理のない範囲。ROE(自己資本利益率)は14.1%と効率的な経営がうかがえます。
- PBR1倍割れ:資産価値に対して株価が割安水準
- 配当利回り3.6%:収益還元も意識した株主還元策
- ROE14%超:収益性の高さが特徴
東証プライム市場に上場し、時価総額は1,500億円規模。現金等の保有も350億円と手厚く、財務の安定感もポイントです。有利子負債も一定ありますが、自己資本比率は52%台と健全な水準となっています。
グローリーの注目ポイントと初心者向け解説
グローリーは、貨幣処理機やセルフレジ、決済関連機器に強みを持つ企業です。国内では金融機関向けの需要が根強く、海外では小売業や交通市場向けに展開を拡大中。特に近年は海外売上比率が50%まで伸びており、グローバルでのプレゼンスが高まっています。
また、直近の業績では、2024年3月期に売上高が3,700億円規模まで拡大し、純利益も2,967億円(約297億円)と過去最高を記録。ただし、国内の紙幣改刷特需が一巡し、今後は海外の省人化需要や店舗自動化が成長のカギとなりそうです。
株主優待はありませんが、安定的な配当政策を続けており、連続増配の余力も示されています。設備投資や研究開発にも積極的で、次世代の決済インフラ構築にも注力しています。
財務・キャッシュフローの解説
グローリーの財務基盤は非常に安定しています。営業キャッシュフローは418億円と潤沢で、現金等も351億円を保有。自己資本比率52.4%と、資本の厚みにも余裕があります。投資キャッシュフローはマイナス335億円と積極的な設備投資・研究開発を推進。有利子負債も一定ありますが、バランスの取れた経営といえるでしょう。
直近の業績推移をまとめると以下のようになります(売上高・純利益):
上のグラフからも、2023年3月期には一時的に純利益がマイナスとなったものの、2024年3月期には大きく回復している様子がわかります。売上高はコロナ禍からの反動や海外市場の伸長もあり、2期連続で3,700億円規模と高水準を維持しています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後は国内の紙幣改刷特需の反動減が続く一方、海外展開や店舗自動化の需要増がどこまでカバーできるかが焦点です。2025年3月期以降は純利益がやや減少予想となっていますが、海外の省人化設備投資の流れや新規事業の成否によっては再成長の余地も十分あります。為替変動や景気動向など外部要因もリスクとなる一方、PBR1倍割れ・高配当水準は下値を支えやすい材料といえるでしょう。
グローリーは、長期的な視点で安定成長と収益還元を両立したい方、割安感を重視する投資家にとって検討余地のある銘柄です。短期的には業績のモメンタムや為替の影響を注視しつつ、中長期では海外事業の成長性や次世代決済インフラへの対応力がポイントとなります。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5国内特需一巡後は伸び悩み気味だが、海外展開の成否が今後のカギ。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、現金等も潤沢で財務基盤は非常に安定。
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🎁 株主還元: 4/5高配当水準と連続増配余地があり、株主重視の姿勢がうかがえる。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


