富士電機(6504)―データセンター向け拡大・連続増益が魅力の電機大手
富士電機(6504)は、重電分野を中心に、パワーエレクトロニクス(電力制御機器)や自動販売機、パワー半導体に強みを持つ大手電機メーカーです。近年は、電力インフラやインダストリー向けの変電・配電機器、データセンター関連事業、そしてEV(電気自動車)向けや再生可能エネルギー分野の半導体事業など、社会インフラのデジタル化と脱炭素化を支える事業領域で業績を伸ばしています。
また、株主還元にも積極的な姿勢を見せており、安定した配当とともに、全株主向けに自社オリジナルカレンダーの贈呈といった株主優待も実施しています。業績は堅調に推移し、成長力・財務健全性・株主還元のバランスが良い企業と言えるでしょう。
株式データ
【銘柄名】富士電機 【銘柄コード】6504 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】電気機器 【17業種区分】電機・精密 【株価】6,429 円 【PER】11.69倍 【PBR】1.37倍 【EPS】549.8 【BPS】4,695.56 【配当利回り】2.49% 【配当性向】30.0% 【1株配当】160~170 【営業CF】848億円 【投資CF】-624億円 【財務CF】-458億円 【現金等】655億円 【自己資本比率】49.3% 【有利子負債】918.62億円 【時価総額】10,073億円 【ROE】13.5% 【ROA】5.9% 【公式サイト】https://www.fujielectric.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:6月 権利付最終日:次回:2025/06/26 前回:2024/06/26 - 全株主向けに自社オリジナルカレンダーを進呈
富士電機の株価・指標から見る注目ポイント
富士電機の株価は6,429円(2024年6月時点)で、PERは11.69倍と東証プライム市場の同業他社と比較しても割高感はありません。PBRも1.37倍とバリュエーションの面で極端な割高感は見られず、ROE(自己資本利益率)は13.5%と資本効率の良さが際立っています。
配当利回りは2.49%(予想)で、配当性向は約30%と安定した水準を維持。業績好調と連動して、配当も増額傾向が続いています。
- 時価総額:約1兆円規模で、電気機器セクターでも存在感大
- 自己資本比率:49.3%と財務基盤がしっかりしている
- 有利子負債:約920億円と、資産規模から見れば適度な水準
富士電機の特徴と注目ポイント
富士電機は、パワーエレクトロニクス(パワエレ)事業・半導体事業・自販機や食品流通システムなど、多角的に事業を展開しています。特にここ数年は、データセンター向けの配電盤や電源装置の需要増加への対応として、神戸工場の生産能力を1.5倍に拡大するなど、安定成長の基盤を強化中です。
業績は連続増収増益が続いており、2024年3月期には売上高1兆1,032億円、純利益753億円といずれも過去最高を更新しました。今後も、電力インフラ・データセンター・EV需要など社会的なテーマに直結した分野で成長が期待されます。
- データセンター・インフラ関連の需要が高水準
- EV向け半導体は足元の需要減速も、将来的な成長余地大
- 海外売上比率は約3割とグローバル展開も進行
- 株主優待は全株主向け(自社カレンダー)で、初心者でも気軽に参加可能
財務・キャッシュフローの状況
財務の健全性も、富士電機の大きな特徴です。自己資本比率は約5割、有利子負債も抑えられており、現預金655億円と資金繰りにも余裕があります。
営業キャッシュフロー(CF)は848億円と堅実。設備投資(CAPEX)は683億円、研究開発費は360億円と、成長分野への積極的な投資も目立ちます。
グラフからも分かる通り、2022年3月期から2024年3月期まで売上高・純利益ともに着実な右肩上がりとなっており、2025年3月期も引き続き堅調な増収増益を予想しています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後もデータセンターや再生可能エネルギー関連、EV・産業向け半導体の拡大が成長ドライバーとなります。一方で、EV向け半導体については足元で一時的な需要の鈍化も見られ、事業ポートフォリオの広さがリスク分散につながっています。
また、配当は安定的で、業績次第では増配の可能性も。株主優待も全株主がもらえるため、長期保有を考える個人投資家にも魅力があります。
ただし、社会インフラ向けの大型案件に業績が左右されやすい点、半導体市場の市況変動など、外部環境リスクにも注意が必要です。
全体としては、高い成長性と堅実な財務、そして安定配当・優待というバランスが良い銘柄と言えるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5社会インフラやデータセンター向け分野で連続増益・高成長を維持しているため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率やキャッシュフローも良好で、安定した財務基盤があるため。
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🎁 株主還元: 3/5配当・優待ともに安定だが、利回りや内容面でやや平凡な印象も。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


