長野県を拠点とする守谷商会(1798)は、建築や土木、不動産を手がける建設会社です。中堅規模ながら、首都圏や中部圏にも営業拠点を持ち、再生可能エネルギー分野にも積極的に取り組んでいます。近年は地中熱利用など環境配慮型の事業強化や、リスク管理の徹底など経営基盤の安定化に注力。資材価格の上昇や労務費高騰など建設業界特有の課題に対応しつつ、着実な事業拡大を目指しています。
守谷商会(1798)―PBR0.5倍台・高ROEが光る地方建設株、配当増加にも注目
株式データ
【銘柄名】守谷商会 【銘柄コード】1798 【上場】1994.10 【市場区分】東証スタンダード 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】3,750 円 【PER】6.05倍 【PBR】0.55倍 【EPS】620.3 【BPS】6,809.45 【配当利回り】2.67% 【配当性向】16.1% 【1株配当】100 【営業CF】-19.32億円 【投資CF】-13.45億円 【財務CF】-2.27億円 【現金等】50.29億円 【自己資本比率】50.6% 【有利子負債】8.40億円 【時価総額】82.4億円 【ROE】11.8% 【ROA】5.3% 【公式サイト】https://www.moriya-s.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見える守谷商会の注目点
守谷商会の株価指標を見ると、PBRが0.55倍と純資産に対して割安感が目立ちます。同業他社と比較しても低水準のPBRで、いわゆる「PBR1倍割れ」状態が続いています。加えて、ROE(自己資本利益率)は11.8%と中堅建設会社としては高い水準。企業が効率的に資本を活用して利益を上げていることがうかがえます。
PER(株価収益率)は6.05倍と、全体的に見て割安な水準。配当利回りも2.67%と市場平均をやや上回ります。配当性向が16.1%と低めで、今後の増配余地も感じられる内容です。
守谷商会の業績推移と配当の特徴
過去数年の業績を振り返ると、売上高は2022年3月期の388億円から2024年3月期には433億円へと増加。2025年3月期は490億円、2026年3月期も495億円と増収基調の見通しです。一方で、純利益は1,600億円前後で推移し、足元ではやや横ばい感もありますが、安定感がうかがえます。
- 売上高:2024年3月期で433億円、2025年3月期予想は490億円
- 純利益:2024年3月期で16億円、2025年3月期予想は13億円
配当についても注目です。直近の配当額は1株あたり80円、2025年3月期は100円を予想。2026年3月期も90〜100円と、業績に応じて水準が保たれる見通しです。近年は増配が続いており、株主還元の姿勢がうかがえます。
守谷商会の財務・キャッシュフローをやさしく解説
守谷商会の自己資本比率は50.6%と、建設業界の平均水準を上回る堅実な財務体質です。有利子負債は8.4億円と少なく、現金等は50億円超と潤沢。短期的な資金繰りの不安はほとんど見られません。
一方で、2024年3月期の営業キャッシュフロー(営業CF)は-19億円とマイナスになっています。これは、建設業の特性として大規模な工事の前受金や仕掛けに伴う一時的な資金流出が影響している可能性があります。投資キャッシュフローも-13億円とマイナスですが、これは設備投資や用地取得など事業拡大に伴うもの。長期的には健全な投資と捉えられますが、継続的なマイナス計上が続く場合は注意が必要です。
守谷商会の強み・注目ポイント
守谷商会の強みは、地元長野に根ざした営業基盤と、首都圏・中部圏への展開力にあります。再生可能エネルギー(地中熱利用など)や、新たな建築需要の取り込みに積極的な点も特徴です。ROEの高さや、増配傾向、財務の安定感といった指標面もポイント。PBR0.5倍台という割安さと、着実な利益水準を両立している銘柄です。
初心者にとっては、「建設会社=景気敏感」というイメージもあるかもしれませんが、守谷商会は長期的な受注残高や営業エリアの広がりなどから、安定感のある運営を実現しています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
守谷商会は今後も、地元案件の堅調な推移や首都圏・中部圏の案件増加、環境配慮型の建設需要の取り込みによる成長余地が見込まれます。労務費や資材高の影響は引き続き警戒すべきポイントですが、経営側はコスト抑制やリスク管理の徹底に取り組んでいます。配当も安定的に増加しており、株主還元の姿勢も感じられます。
一方で、建設業界全体の景気変動や、急激なコスト増など外部環境のリスクも存在します。また、キャッシュフローの動向には今後も注目が必要です。中長期的には、堅実な経営と安定配当、割安な株価水準が魅力となりそうです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 4/5増収基調が続き、再生可能エネルギーなど新分野への展開も進んでいるため。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率や現金残高は堅実だが、営業CFのマイナスにはやや注意が必要。
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🎁 株主還元: 3/5増配傾向が続くものの、配当性向はまだ低く今後の還元強化余地も残る。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


