トヨタ紡織(3116)―トヨタグループの主力部品メーカー、安定配当とグローバル展開に注目
トヨタ紡織(3116)は、トヨタグループの中核企業のひとつとして、自動車内装品やフィルターの分野で国内トップ、内装品では世界でも上位のシェアを誇る自動車部品メーカーです。トヨタ自動車を主要な取引先としつつ、グローバルな生産・販売体制を築いており、業界内での存在感は非常に大きい企業です。直近では、北米やアジアを中心とした海外展開や、非トヨタ向けの新規受注拡大にも力を入れており、堅実な財務基盤と安定配当も魅力となっています。
株式データ
【銘柄名】トヨタ紡織 【銘柄コード】3116 【上場】1950.8 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】輸送用機器 【17業種区分】自動車・輸送機 【株価】2,043.5 円 【PER】7.3倍 【PBR】0.82倍 【EPS】279.9 【BPS】2,504.56 【配当利回り】4.21% 【配当性向】30.7% 【1株配当】86 【営業CF】1,748億円 【投資CF】-866億円 【財務CF】-915億円 【現金等】2,441億円 【自己資本比率】42.6% 【有利子負債】1688.32億円 【時価総額】3,737億円 【ROE】13.6% 【ROA】5.1% 【公式サイト】https://www.toyota-boshoku.com/ 【株主優待】株主優待なし
PBR、配当利回り、グローバル化で注目のポイント
2024年6月時点でのトヨタ紡織の株価指標を見ると、PBRは0.82倍と1倍を大きく下回っており、時価総額が純資産価値より割安に評価されている状況です。これは、株価が企業の実力に対してやや控えめに評価されていることを示しています。配当利回りは4.21%と高水準で、安定的な配当政策を続けている点も投資家にとって魅力的です。
また、ROE(自己資本利益率)13.6%、ROA(総資産利益率)5.1%と収益性も十分に高い水準にあります。PER(株価収益率)は7.3倍と、同業他社と比較しても割安感が感じられます。
主な売上・利益源はトヨタ向けですが、近年は欧州やインドなどで非トヨタ系メーカーからの受注獲得にも成功しており、グローバルな事業多角化が進行中です。
初心者向け:トヨタ紡織の注目ポイントとは?
トヨタ紡織は自動車の内装品やフィルターなど、車に欠かせない部品を手がける企業です。特にトヨタグループの一員として安定した受注基盤を持ちつつ、海外市場への展開も積極的に進めています。
初心者の方にとって注目したいポイントは、配当利回りの高さと業績の安定感です。配当は直近で年86円(予想)、配当利回りも4%台と高めに設定されています。また、自己資本比率42.6%と財務も健全で、経営基盤がしっかりしている印象です。
設備投資や研究開発にも力を入れており、今後の自動車業界の技術変化にも柔軟に対応できる体制が整っています。今後は電動化や自動運転など新たな分野での部品需要も期待できそうです。
財務・キャッシュフローの特徴と業績推移
トヨタ紡織の直近の財務データを見ると、現金・現金同等物は2,441億円、自己資本比率は42.6%と、安定した財務体質がうかがえます。有利子負債は1,688億円と一定規模あるものの、自己資本の厚さや営業キャッシュフロー(1,748億円)の大きさを考慮すれば、資金繰りに大きな問題はありません。
投資キャッシュフロー(-866億円)は、設備投資や研究開発など将来の成長に向けた積極的な投資を示しています。財務キャッシュフロー(-915億円)は借入返済や配当支払いによるものです。
業績推移を見ると、2024年3月期の売上高は1兆9,536億円、当期純利益は579億円と過去最高水準となりました。一方、2023年3月期は一時的な減益(純利益146億円)となりましたが、その後は大きく回復基調にあります。2025年3月期の会社予想では、売上高1兆8,700億円、純利益430億円とやや減収減益を見込んでいますが、翌期(2026年3月期)には再び増収増益を見通しています。
配当の推移にも注目すると、2023年3月期は年間86円(中間43円+期末43円)、2024年3月期も同水準を維持、2026年3月期には45~47円(中間・期末各々)への増配が予想されています。配当性向も30%台と無理のない範囲で維持されているため、安定配当株としての魅力もあります。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
トヨタ紡織は、トヨタグループの安定した需要に支えられつつ、海外展開や非トヨタ向け事業の拡大にも取り組んでいます。2024年3月期は中国や欧州の苦戦があったものの、北米やアジアでの回復やトヨタ自動車の増産が追い風となりました。今後も自動車業界全体の生産動向や、為替、労務費上昇など外部環境の影響を受けやすい側面はありますが、コスト転嫁や効率化で乗り越える体制が強化されています。
リスクとしては、トヨタ依存の高さや自動車業界の急激な構造変化(EV化、サプライチェーン問題など)が挙げられます。一方で、世界的な自動車需要の底堅さ、新規受注分野の拡大、技術革新への積極投資など、今後の成長余地も十分にあると言えるでしょう。
中長期的に安定配当を受け取りつつ、日本発の世界的部品メーカーとしての進化を見守りたい銘柄です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5海外展開と新規受注拡大により、今後も売上・利益の成長が期待できるため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、現金等も潤沢で安定した資金繰りを維持しているため。
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🎁 株主還元: 4/5配当利回りが高く、安定した配当政策を継続している点が評価できるため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


