オービックビジネスコンサルタント(4733)―「奉行シリーズ」で安定成長、増配・株主優待が注目されるIT企業
オービックビジネスコンサルタント(OBC、4733)は、中小企業向けの業務パッケージソフト「奉行シリーズ」で高い知名度を誇る独立系IT企業です。クラウドを中心としたソフトウェアの開発・販売で着実な成長を続けており、近年は配当や株主優待の充実も投資家から注目されています。本記事では、最新の業績推移や株式指標、財務状況、今後の展望などをわかりやすく解説します。
株式データ
【銘柄名】オービックビジネスコンサルタント 【銘柄コード】4733 【上場】1999.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】情報・通信業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】7,857 円 【PER】34.04倍 【PBR】3.72倍 【EPS】230.8 【BPS】2,114.91 【配当利回り】1.35% 【配当性向】45.9% 【1株配当】106 【営業CF】232億円 【投資CF】-8億円 【財務CF】-52億円 【現金等】1,515億円 【自己資本比率】77.2% 【有利子負債】0.00億円 【時価総額】5,714億円 【ROE】9.6% 【ROA】7.0% 【公式サイト】https://www.obc.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 権利付最終日:次回:2026/03/27 前回:2025/03/27 オリジナルQUOカード3,000円相当(100株以上) オリジナルQUOカード6,000円相当(2,000株以上) オリジナルQUOカード9,000円相当(20,000株以上)
株価・指標で見る注目ポイント
オービックビジネスコンサルタントの株価は7,857円(2024年6月時点)で推移しています。PER(株価収益率)は34.04倍、PBR(株価純資産倍率)は3.72倍と、情報・通信業の中でも一定のプレミアムがついている水準です。これは、同社の安定した成長性や高い財務健全性、将来への投資期待が評価されているためと考えられます。
配当利回りは1.35%と東証プライム全体の平均と比べると高くはありませんが、配当性向は45.9%で、安定的な利益還元姿勢がうかがえます。また、ROE(自己資本利益率)は9.6%、ROA(総資産利益率)は7.0%と、資本効率も良好です。
株主優待としては、毎年3月末時点で株式を保有していると、保有株数に応じてオリジナルQUOカードがもらえる特典があり、個人投資家から人気を集めています。
OBCの特徴と注目ポイントを解説
オービックビジネスコンサルタントは、設立以来「奉行シリーズ」に代表されるパッケージソフトの開発を主力事業とし、中小企業の業務効率化・デジタル化ニーズに応えてきました。現在はクラウドサービスの伸長が著しく、特に「奉行クラウド」は継続利用・サブスクリプション収益の拡大で収益基盤が強化されています。
- クラウド事業が成長エンジン:従来型パッケージからクラウド型サービスへのシフトが進み、ストック型ビジネスとして先行投資の成果が顕在化。
- 株主優待の充実:QUOカード優待は個人投資家から好評。長期保有のインセンティブとしても機能。
- 高い財務健全性:自己資本比率77.2%、有利子負債ゼロ、現金等1,500億円超と、盤石な財務体質。
- 配当の増額傾向:2024年3月期は1株配当45円→50円に増配、2025年3月期以降も50円~55円の予想。
指標面ではPERが高めですが、ITサービス業の中で成長性・安定感が際立つため、マーケットからの評価が高い銘柄といえるでしょう。
財務・キャッシュフローを分析
オービックビジネスコンサルタントの財務内容は極めて健全です。2024年3月期末時点で自己資本比率は77.2%、有利子負債はゼロ。現金及び現金同等物も1,500億円超を有しており、景気変動や事業環境の変化にも耐えうる強固なバランスシートが特徴です。
キャッシュフロー面でも、営業キャッシュフローが232億円に対し、投資キャッシュフローは-8億円と、投資負担は軽微。財務キャッシュフローは-52億円ですが、これは主に配当等による資金流出によるもので、自己資本の積み上げと株主還元の両立を実現しています。
事業投資としては研究開発費が37億円規模、設備投資も毎期10億円強と、将来成長への布石もしっかりと打たれています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
オービックビジネスコンサルタントは、クラウド化やDX(デジタルトランスフォーメーション)需要の拡大を背景に、今後も成長が期待されます。一方で、2026年3月期の会社予想では、クラウドの受注増に一服感が出るなど、足元の成長スピードにはやや減速感も見られます。競争の激化や価格改定効果の一巡など、外部環境の変化には今後も注意が必要です。
財務の健全性や潤沢な現金ポジションは大きな安心材料であり、配当・優待の安定性も当面維持される見通しです。今後の成長ドライバーとしては、官公庁・自治体分野への進出やBPaaS・BPOなど新サービス展開が鍵となるでしょう。
リスク面としては、クラウド競合の台頭やIT投資需要の変動、業界トレンドの変化には注意が必要です。中長期的には、安定した成長と株主還元のバランスが期待できる銘柄といえるでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5クラウド事業の拡大と業績の連続増益が高評価のポイントです。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率が高く、有利子負債ゼロ・潤沢な現金など盤石な財務状況です。
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🎁 株主還元: 2/5配当利回りはやや低めで、優待内容もシンプルなため控えめな評価です。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


