石油資源開発(1662)は、日本国内の天然ガス田操業を基盤とし、原油や天然ガスの探鉱・開発・生産(E&P)に特化したエネルギー企業です。1970年設立という比較的若い歴史ながら、国内資源開発の中核を担っています。近年では再生可能エネルギーやCO2回収事業にも注力するなど、環境対応も進めています。かつては海外の油田開発も手がけていましたが、現在は主に国内事業と欧米での原油・LNG販売が中心です。東証プライム上場で、時価総額は約2,800億円。堅実な財務基盤と高い自己資本比率も特徴です。
石油資源開発(1662)―高配当・PBR0.5倍台で注目、堅実な財務と資源価格動向に強み
株式データ
【銘柄名】石油資源開発 【銘柄コード】1662 【上場】2003.12 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】鉱業 【17業種区分】エネルギー資源 【株価】1,047 円 【PER】3.3倍 【PBR】0.53倍 【EPS】317.1 【BPS】1,989.38 【配当利回り】5.25% 【配当性向】17.3% 【1株配当】55 【営業CF】905億円 【投資CF】-996億円 【財務CF】-285億円 【現金等】1,525億円 【自己資本比率】75.9% 【有利子負債】28.56億円 【時価総額】2,873億円 【ROE】11.5% 【ROA】8.1% 【公式サイト】https://www.japex.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
注目ポイントと特徴:低PBR・高配当利回り・資源価格の影響力
石油資源開発の株価指標を見ると、PBRは0.53倍と純資産に比べて割安感が強く、市場全体でも低水準です。PERも3.3倍と非常に低く、利益に対して株価がかなり抑えられています。配当利回りは5.25%と高めで、東証プライム上場銘柄の中でも配当面の魅力があります。
2024年3月期の自己資本比率は75.9%と極めて高く、有利子負債もわずか28億円台にとどまります。この点からも、財務の安定性が際立っています。
- PER・PBRともに低水準:割安株として投資家の関心を集めやすい
- 高配当利回り:インカムゲイン志向の投資家には魅力
- 資源価格(原油・天然ガス)の市況に業績が左右されやすい点は注意
業績推移と事業の概況
直近の業績推移を見てみましょう。2022年3月期は売上2,491億円、純利益は約-31億円と赤字でしたが、2023年3月期には売上3,364億円・純利益674億円と大幅なV字回復。その後も2024年3月期は売上3,259億円・純利益537億円と高水準を維持しています。2025年3月期の会社予想では売上3,834億円・純利益870億円と増収増益を見込んでおり、資源価格の上昇や円安効果が追い風となっています。
- 2022年:赤字決算だが、資源価格・市場環境の好転で急速に回復
- 2023年:純利益は過去最高水準(674億円)
- 2025年3月期予想:増収増益を計画。資源高・円安が寄与
主力事業は国内の天然ガス開発ですが、欧米での原油やLNG販売が伸びており、海外展開も拡大傾向です。再生可能エネルギーやCO2回収といった新領域にも着手しているのが近年の特徴です。
配当政策と株主還元について
最近の配当実績を見ると、2023年3月期は1株220円、2024年3月期は175円、2025年3月期は25円(中間・期末各25~30円の予想)と大きく減額されています。これは、2023年と24年に特別配当を実施した影響です。今後は安定的な配当水準を目指しているとみられます。配当性向は17.3%と控えめですが、業績変動リスクが高い資源ビジネスの特性を反映したものといえるでしょう。株主優待はありません。
初心者向け補足:資源株特有のポイント
石油資源開発のような資源開発企業は、業績が原油や天然ガスなどの国際市況に大きく左右されるのが特徴です。近年はエネルギー価格の高騰や為替の円安がプラスに作用していますが、逆に資源価格が下落した場合は業績にも影響が出やすい点に注意が必要です。また、再生可能エネルギーへの移行や脱炭素の流れが加速する中で、事業構造の変化にも注目したいところです。
財務・キャッシュフローの健全性
財務内容を見ると、自己資本比率75.9%と非常に高く、現預金も1,525億円を保有。有利子負債は28億円台と低水準です。営業キャッシュフローは905億円と潤沢で、安定した資金繰りを維持しています。一方で、投資キャッシュフローが-996億円と大きく、積極的な設備投資が継続中です。これは将来の生産拡大や新規事業展開に向けた動きといえます。
財務健全性は同業他社と比較してもトップクラスであり、資源価格のボラティリティに備える体力がしっかりある企業です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後の業績は、引き続き原油・天然ガス価格の動向や為替相場の影響を強く受けると考えられます。2025年3月期は増収増益見込みですが、2026年3月期は純利益がやや減少する会社予想となっています。資源ビジネスの性質上、景気や地政学リスク、エネルギー政策の変化など外部要因にも注意が必要です。
一方で、再エネやCO2回収への取り組みも進んでおり、長期的な視点では事業の多角化や環境対応がカギとなります。高い財務安定性と割安感を背景に、今後も配当や株主還元の方針・バランスに注目したいところです。
まとめると、「割安で財務が非常に安定」「業績は資源価格次第」「将来の持続的成長には新分野開拓がポイント」というバランスを意識して見ていくと良いでしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5中長期的な成長分野へのシフトは進むものの、資源市況依存が強く、安定成長には課題も。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率や現金保有が高く、財務体質は極めて優良。
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🎁 株主還元: 3/5特別配当の反動減があるが、今後の安定配当に期待。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


