セガサミーホールディングス(6460)―ゲーム・遊技機の二本柱、海外IP展開と財務健全性が注目の理由
セガサミーホールディングス(6460)は、パチスロ大手のサミーと、ゲームソフト大手のセガを傘下に持つエンタテインメント企業グループです。ゲームや遊技機、そして近年は海外リゾート事業など多角的な事業展開が特徴で、国内外で高い知名度とブランド力を誇っています。
歴史ある「ソニック」シリーズなど自社IPによるゲーム展開や、パチスロ・パチンコ機の開発販売で安定した収益基盤を持ちながら、新規事業や海外展開も積極的に進めており、今後の成長性や事業の多様化に注目が集まっています。
株式データ
【銘柄名】セガサミーホールディングス 【銘柄コード】6460 【上場】2004.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】機械 【17業種区分】機械 【株価】2,730.5 円 【PER】15.57倍 【PBR】1.53倍 【EPS】175.4 【BPS】1,782.73 【配当利回り】2.01% 【配当性向】31.6% 【1株配当】55~56 【営業CF】658億円 【投資CF】-1,135億円 【財務CF】797億円 【現金等】2,198億円 【自己資本比率】59.3% 【有利子負債】1532.50億円 【時価総額】7,092億円 【ROE】9.6% 【ROA】5.1% 【公式サイト】https://www.segasammy.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標からみるセガサミーの注目点
現在の株価は2,730.5円で、時価総額は7,092億円となっています。PER(株価収益率)は15.57倍、PBR(株価純資産倍率)は1.53倍と、同業他社(カプコンやコナミグループなど)と比較してもバリュエーションはおおむね妥当な水準です。
配当利回りは2.01%と、エンタテインメント関連企業の中ではまずまずの水準。配当性向は約31.6%で、利益の3割強を配当に回していることになります。
自己資本比率は59.3%と高く、ROE(自己資本利益率)は9.6%と、収益性・財務健全性のバランスが取れている点もポイントです。
セガサミーのビジネスモデルと強み
セガサミーホールディングスは下記の3つの事業を軸にしています。
- エンタテインメントコンテンツ事業(売上の約7割)…ゲームソフト開発・販売、アミューズメント機器、デジタルサービスなど。『ソニック』や『龍が如く』など国内外で人気のIPを持つ。
- 遊技機事業(売上の約3割)…パチスロ・パチンコ機の開発・販売。主力タイトルには『北斗の拳』シリーズなど。
- リゾート事業…韓国での統合型リゾート運営など、海外展開も積極的。
業績・配当の推移と中長期展望
ここ数年の業績推移を見ると、売上高は2022年3月期に約3,209億円、2023年3月期は3,896億円と大きく伸長。その後2024年3月期は4,679億円と過去最高水準となりましたが、主にパチスロ『スマスロ北斗の拳』の反動減などの影響で純利益は330億円台にやや減少しています。
2025年3月期は売上4,250億円・純利益375億円を見込んでおり、2026年3月期も売上4,700億円・純利益400億円と回復基調を想定しています。
配当については、2023年3月期が年間50円(中間23円・期末27円)、2024年3月期は年間50円(中間25円・期末25円)、2025年3月期以降も安定して年間50円の水準を維持する見通しです。配当利回りは2%前後と、堅実な還元姿勢がうかがえます。
財務状況・キャッシュフローの解説
セガサミーの財務は非常に安定しています。
自己資本比率は59.3%と高水準で、有利子負債は約1,532億円ですが、現金等(2,198億円)を上回る潤沢な資金を保有。
営業キャッシュフローは658億円と安定してプラスを維持しており、設備投資(1,135億円のマイナス)も積極的ながら、財務キャッシュフロー(797億円のプラス)でバランスを取りつつ、成長投資と還元を両立しています。
研究開発費(約982億円)も高額で、ゲームや新規IP開発への積極的な投資姿勢が読み取れます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
セガサミーは、ゲームIPの海外展開や新作ヒット、リゾート事業の拡大など、成長余地に期待が持てる一方で、遊技機事業の需要変動や規制リスク、円安・為替の影響も無視できません。
今後は『ソニック』映画第4作の公開などIPビジネスの海外拡大、そして主力タイトルの投入による遊技機事業の底上げが注目ポイント。
一方で、業績はヒットタイトルや規制、景気動向に左右されやすい側面もあるため、投資判断の際は事業ポートフォリオの多様性や財務の健全性、配当の安定性などをバランスよく見ていくことが大切です。
かぶポスト的スコア
-
🌱 成長性: 4/5海外IP展開やリゾート事業など新分野への成長余地が大きい点を評価。
-
🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、現金等も潤沢で安定した財務体質を持つため。
-
🎁 株主還元: 3/5配当は安定しているが、利回りや増配余地はやや平均的な印象。
投資分析、ゆっくり学んでみたい方へ
本記事でやっているようなファンダメンタルズ分析をしっかり学びたい方には、
投資初心者向けのオンライン学習講座「Grow」がおすすめです。
講師と直接やり取りできるカリキュラムで、
3ヶ月で一生使える投資スキルが身につきます。
空いた時間に自分のペースで学べるスタイルなので、忙しい方でも安心です。
投資分析ができるようになることで、銘柄選定の精度が上がり、情報に振り回されずに自分で判断できる自信がついてきます。
学びながら実践できる環境で、一歩先の投資家を目指してみませんか?
※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


