山崎製パン(2212)―最高益更新・増配で注目、株主優待も魅力の食品大手
山崎製パン(ヤマザキパン、2212)は、国内パン市場シェア約4割を誇る業界最大手の食品メーカーです。パンや菓子パンの製造・販売を中心に、和洋菓子、コンビニエンスストア事業も展開。グループには不二家やサンデリカなど多くの関連会社を持ち、全国で高い知名度と販売網を有しています。安定した業績に加え、近年は利益の大幅増加と配当の引き上げ、株主優待制度など、株主還元にも積極的な姿勢が目立っています。
株式データ
【銘柄名】山崎製パン 【銘柄コード】2212 【上場】1962.7 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】食料品 【17業種区分】食品 【株価】3,419 円 【PER】18.25倍 【PBR】1.65倍 【EPS】187.3 【BPS】2,072.34 【配当利回り】1.46% 【配当性向】26.7% 【1株配当】50 【営業CF】739億円 【投資CF】-434億円 【財務CF】-150億円 【現金等】1,459億円 【自己資本比率】47.6% 【有利子負債】926.75億円 【時価総額】6,084億円 【ROE】8.9% 【ROA】4.2% 【公式サイト】https://www.yamazakipan.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:12月 権利付最終日:次回:2025/12/26 前回:2024/12/26 3,000円相当の自社商品詰合せ(菓子など)を1,000株以上保有の株主に贈呈。
株価・指標から読み解く注目ポイント
現在の株価は3,419円、時価総額は6,084億円と、食品業界内でも上位の規模を誇ります。PER(株価収益率)は18.25倍、PBR(株価純資産倍率)は1.65倍で、食品大手としてはやや高めの評価ですが、成長性や収益力が市場から期待されていることがうかがえます。
配当利回りは1.46%と高配当株とまではいきませんが、配当性向は26.7%と余力を残しつつ、近年は配当額が引き上げられています(24年12月期は45円、25年12月期は50円予想)。
またROE(自己資本利益率)は8.9%、ROA(総資産利益率)は4.2%と、業界平均を上回る水準を示しています。これは事業効率や収益性の高さを表しています。
株主優待も人気の理由
山崎製パンの株主優待は、毎年12月末時点で1,000株以上を保有する株主に対し、3,000円相当の自社グループ商品詰合せ(菓子など)が贈られる内容です。日頃から親しみのある商品を受け取れるため、個人投資家を中心に人気があります。優待の基準となる保有株数は多めですが、長期保有インセンティブとしても機能しています。
業績推移と着実な成長
直近5年間で売上高・純利益ともに堅調な右肩上がりを続けており、2023年12月期には売上高1兆1,755億円、純利益301億円と過去最高益を記録しました。2024年12月期も売上高1兆2,444億円、純利益360億円と、さらに上積みが見込まれています。
パン市場の安定需要に加え、菓子パンや和洋菓子、グループ会社の好調などがけん引役となっています。特に主力の総菜パンや新商品のヒット、食パン分野でのリニューアルが奏功し、利益率の改善と原価率低減にもつながっています。
財務・キャッシュフローの健全性
自己資本比率は47.6%と、食品メーカーとしては標準以上の堅実な財務構造です。現金及び現金同等物は1,459億円と潤沢で、有利子負債926億円に対しても十分な手元資金を確保しています。
営業キャッシュフローは739億円と安定してプラスを維持し、投資キャッシュフローは-434億円(主に設備投資やグループ拡大のため)、財務キャッシュフローは-150億円(借入金返済や配当など)となっています。
設備投資も年500億円超を継続し、長期的な生産力・商品開発力の強化に注力している点が特徴です。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
食品業界は人口動態や消費スタイルの変化、原材料高など外部環境の影響を受けやすい分野ですが、山崎製パンは高いブランド力と商品開発力、多角的な事業展開で安定成長を実現しています。
直近も人件費や原材料コスト増への対応として値上げや効率化が奏功し、利益率の大幅改善につながっています。今後も新商品投入やグループ連携による販路拡大、コンビニ事業の黒字化など、成長余地は十分です。
一方で、少子高齢化や消費動向の変化、競合激化といったリスクにも注意が必要です。株主優待や配当の増加は魅力的ですが、株価指標はやや割高な面もあり、長期的な視点で企業の成長性を見極めることが重要でしょう。
かぶポスト的スコア
-
🌱 成長性: 5/5安定した市場シェアと新商品の連続投入で、売上・利益ともに最高益を更新中。
-
🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、現金等も豊富で財務体質は良好。
-
🎁 株主還元: 3/5配当は増加傾向、優待もありだが、利回りはやや控えめ。
投資分析、ゆっくり学んでみたい方へ
本記事でやっているようなファンダメンタルズ分析をしっかり学びたい方には、
投資初心者向けのオンライン学習講座「Grow」がおすすめです。
講師と直接やり取りできるカリキュラムで、
3ヶ月で一生使える投資スキルが身につきます。
空いた時間に自分のペースで学べるスタイルなので、忙しい方でも安心です。
投資分析ができるようになることで、銘柄選定の精度が上がり、情報に振り回されずに自分で判断できる自信がついてきます。
学びながら実践できる環境で、一歩先の投資家を目指してみませんか?
※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


