フジクラ(5803)―光ファイバー・データセンター需要増で連続最高益、ROE16%超の高収益に注目
フジクラ(5803)は、日本を代表する電線・ケーブルメーカーの一角として、情報通信・エレクトロニクス・自動車・エネルギーなど多岐にわたる分野で事業を展開しています。近年は特にデータセンター向け光ファイバーや生成AI関連の光配線部材の需要拡大を受け、業績が大きく伸長しています。株価も好調で、直近では時価総額が1兆8,700億円を突破し、非鉄金属業界内でも存在感を高めています。
設立は1910年と100年以上の歴史を持ち、独立系の強みを活かして国内外で積極的な事業展開を行っています。特に海外売上比率が7割を超えており、世界のインフラ需要の波に乗る形で着実な成長を遂げているのが大きな特徴です。
株式データ
【銘柄名】フジクラ 【銘柄コード】5803 【上場】1949.5 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】非鉄金属 【17業種区分】鉄鋼・非鉄 【株価】6,718 円 【PER】20.14倍 【PBR】4.55倍 【EPS】333.5 【BPS】1,476.96 【配当利回り】1.94% 【配当性向】39.7% 【1株配当】130~135 【営業CF】944億円 【投資CF】-214億円 【財務CF】-360億円 【現金等】1,470億円 【自己資本比率】49.3% 【有利子負債】1590.82億円 【時価総額】18,701億円 【ROE】16.7% 【ROA】7.0% 【公式サイト】https://www.fujikura.co.jp/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見た注目ポイント
2024年6月現在、フジクラの株価は6,718円と上場来高値圏にあり、PERは20.14倍、PBRは4.55倍とやや高めの水準です。ROE(自己資本利益率)は16.7%と日本企業の中でもかなり高い部類に入ります。これは、効率的な資本運用と収益力の高さを示しています。配当利回りは現状で約2%弱と、配当面で特別に高い水準ではありませんが、配当性向は39.7%と、着実に株主還元姿勢を強めている点がうかがえます。
- 高いROE・ROA:収益性の高さを裏付けています。
- 自己資本比率49.3%:財務の安定性も十分。
- 株価は急伸:今後の業績伸長期待を織り込んだ動き。
なぜ今フジクラが注目されるのか ― 初心者向け解説
現在のフジクラが注目される大きな理由は、データセンター向け光ファイバーや生成AI関連製品の需要増加です。インターネット通信量の増大やクラウド化、AIによるデータ処理の拡大により、膨大な情報を高速でやり取りできる通信インフラの整備が世界的に進んでいます。フジクラは光ケーブルや光配線部材の分野で高いシェアを持ち、この恩恵を直接受けています。
また、電線のほかにも自動車用ワイヤーハーネスやエレクトロニクス部品、エネルギー関連部材など幅広い分野に展開しており、分野横断的に売上を拡大しています。海外売上比率が高いことで、為替や世界経済の好調も追い風となっています。
財務・キャッシュフローのポイント
フジクラの2024年3月期の売上高は約8,000億円(前年は約8,000億円強)、純利益は510億円と過去最高を更新しました。2025年3月期には売上高9,400億円、純利益740億円と、一段の増収増益を会社側は予想しています。自己資本比率は約50%と、製造業としては高水準。現金等も1,470億円と潤沢で、有利子負債とのバランスも取れた健全な財務構造です。
営業キャッシュフローは944億円と強固で、投資キャッシュフローは光ファイバー新工場など積極的な設備投資でマイナスとなっていますが、全体的にはフリーキャッシュフローも良好です。減価償却費が228億円、研究開発費も171億円と、先端分野への投資も堅調に続けています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後もフジクラは、データセンターやAI関連インフラの世界的な拡大を背景に、光ファイバー・通信部材の需要増が続くと見られています。2025年3月期、2026年3月期ともに増収増益・過去最高益の予想が続くのは、この構造的な成長市場の波を捉えているためです。
一方で、株価はすでに成長期待をかなり織り込んで推移しており、PERやPBRも同業他社と比べてやや高い水準にあるため、短期的な調整リスクには注意が必要です。また、海外依存度が高いため、為替の変動や各国の景気動向の影響も無視できません。
ただ、財務の安定性やグローバルな事業展開、先端分野への積極投資を考えると、中長期的な成長ポテンシャルは依然として高いと言えるでしょう。配当利回りは高くありませんが、今後の増配余地や安定したキャッシュフローにも注目していきたいところです。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5データセンター・AI関連需要の拡大で連続最高益が見込まれるため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率やキャッシュの厚みがあり、財務は堅実。
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🎁 株主還元: 2/5配当利回りは低めで株主優待もなく、還元性は限定的。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
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企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


