ベステラ(1433)は、製鉄所や発電所、石油化学プラントなどの大型施設の解体工事を手がける建設業の企業です。1974年の創業以来、独自の工法や特許技術を強みに、プラント解体・メンテナンス事業に特化してきました。直近では、再資源化や業務効率化にも注力しており、風車ブレードのリサイクルなど新たな取り組みも展開しています。従業員は約250名、東京都江東区に本社を構えるほか、全国に複数の拠点を持ちます。
ベステラ(1433)―業績回復と株主優待が魅力のプラント解体専業
株式データ
【銘柄名】ベステラ 【銘柄コード】1433 【上場】2015.9 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】建設業 【17業種区分】建設・資材 【株価】1,065 円 【PER】11.97倍 【PBR】1.95倍 【EPS】89 【BPS】546.88 【配当利回り】2.82% 【配当性向】33.7% 【1株配当】30 【営業CF】-13.70億円 【投資CF】-0.26億円 【財務CF】15.03億円 【現金等】14.44億円 【自己資本比率】46.0% 【有利子負債】34.47億円 【時価総額】83.8億円 【ROE】5.5% 【ROA】2.1% 【公式サイト】https://www.besterra.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:1月 権利付最終日:次回:2026/01/28 前回:2025/01/29 <株主優待内容> ・500株以上:3,000ポイント付与 ・600株以上:5,000ポイント付与 ・800株以上:10,000ポイント付与 ・900株以上:15,000ポイント付与 ・1,000株以上:30,000ポイント付与 ・5,000株以上:40,000ポイント付与 ※株主専用Webサイトでポイントを食品・家電・雑貨などと交換可能。ポイントは1ポイント=1円相当で、他社ポイントと合算利用も可能(WILLsCoin利用)。
株価・指標から見る注目点
ベステラの株価は1,065円で推移しており、時価総額は約84億円です。PER(株価収益率)は11.97倍と、建設業界内では標準的な水準といえます。PBR(株価純資産倍率)は1.95倍で、資産価値と比べてやや割高感も見られますが、独自の事業分野や技術力を考慮すると一定の評価と見ることもできます。
配当利回りは2.82%と、東証プライム市場全体の平均に近い水準です。配当性向は約33.7%で、利益の3分の1程度を株主に還元していることがわかります。ROE(自己資本利益率)は5.5%、ROA(総資産利益率)は2.1%と、やや低めの数値ですが、安定的な経営を志向している印象です。
業績推移と今後の成長期待
直近数年の業績を見ると、2023年1月期には売上高約55億円、純利益がマイナスとなる厳しい局面がありました。しかし、2024年1月期には売上高約94億円、純利益約2億円と大きく回復。2025年1月期の会社予想では、売上高が110億円、純利益は5億円とさらなる拡大を見込んでいます。2026年1月期には売上高130億円、純利益8.8億円という中期的な成長計画も発表されています。
- 過去の落ち込みから急回復:2023年度の赤字から2024年度に大幅増収増益。大型案件や採算の改善が寄与しています。
- 今後も増収増益予想:2025年1月期以降も売上・利益ともに堅調な伸びを見込んでいます。
このような背景には、不採算工事の解消やコスト管理の徹底、大型案件の受注増加などが挙げられます。また、風力発電設備の解体リサイクルや、営業支援システムの導入など新しい分野にも積極的です。
株主優待と配当の魅力
ベステラの株主優待は、毎年1月末基準で500株以上保有の株主に、保有株数に応じてポイントが付与されます。ポイントは株主専用サイトで食品や家電、日用品など多彩な商品と交換できるほか、他社株主優待と合算して使える仕組みも特徴です。少しまとまった株数が必要ですが、優待を重視する投資家には注目されています。
配当については、2024年1月期は年30円を実施。2025年1月期の予想は「10~15円(中間)+10円(期末)」、2026年1月期には「20~30円(中間)」と、業績に応じて変動するスタイルです。増配の可能性も意識されています。
財務状況とキャッシュフロー
ベステラの財務面を見ると、自己資本比率は46.0%と、建設業としては標準的な水準です。現金等資産は約14億円あり、手元流動性には余裕があります。一方、有利子負債(借入金)は約34億円あり、やや負債比率が高めなのが気になる点です。ただし、プラント解体という大型案件を扱う業種柄、一定の借入は事業構造上やむを得ない面もあります。
キャッシュフローの状況は、営業キャッシュフローが-13.7億円とマイナスになっている一方、財務キャッシュフローが15億円プラスとなっており、借入による資金調達が大きいのが特徴です。今後、安定的な営業キャッシュフローの黒字化が課題となるでしょう。
初心者向けワンポイント・この銘柄の「ここ」に注目!
ベステラは、いわゆる「プラント解体の専業会社」という珍しいポジションを持っています。製鉄所や発電所の設備は、長年使われた後に安全かつ効率よく撤去する高度なノウハウが必要で、ベステラはこの分野で実績を積んでいます。少子高齢化や老朽化施設の増加に伴い、今後も一定の需要が見込まれる分野です。
加えて、再資源化やリサイクル技術への対応、ITシステムを使った現場管理の効率化にも積極的です。こうした取り組みが今後の成長エンジンとなる可能性もあり、事業の「守り」と「攻め」のバランスが重要と言えそうです。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後のベステラは、受注残の回復や大型案件の進行、採算改善などが順調に進めば、中期的な業績拡大が期待できます。一方で、建設業界全体の人手不足や原材料費の上昇、特定分野に偏った受注構造などはリスク要因です。営業キャッシュフローの改善や負債管理も引き続き注視が必要でしょう。
株主優待や配当といった株主還元も魅力の一つですが、業績変動の大きい事業特性を理解したうえで、長期的な視点での企業価値向上を見守るスタンスが大切です。気になる方は、決算発表や事業の進捗を定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 2/5業績は回復傾向にあるが、安定成長には課題も多い状況です。
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🏛 財務健全性: 3/5自己資本比率は標準的で現金も確保しているが、借入依存度が高めです。
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🎁 株主還元: 3/5配当とポイント優待が揃う一方、優待のハードルはやや高めです。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


