サントリー食品インターナショナル(2587)―海外展開が業績を牽引、増配も注目の飲料大手
サントリー食品インターナショナル(2587)は、国内外で幅広い飲料事業を展開する大手企業です。サントリーホールディングスの中核子会社として、清涼飲料・食品の分野で国内2位の規模を誇り、近年は東南アジアやオセアニア、欧州など海外展開にも積極的です。
海外売上比率は5割を超え、グローバルに成長を続けている点が最大の特徴です。
株式データ
【銘柄名】サントリー食品インターナショナル 【銘柄コード】2587 【上場】2013.7 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】食料品 【17業種区分】食品 【株価】5,114 円 【PER】17.56倍 【PBR】1.31倍 【EPS】291.3 【BPS】3,914.53 【配当利回り】2.35% 【配当性向】41.2% 【1株配当】120 【営業CF】1,937億円 【投資CF】-1,012億円 【財務CF】-1,120億円 【現金等】1,604億円 【自己資本比率】58.8% 【有利子負債】272.16億円 【時価総額】15,255億円 【ROE】8.1% 【ROA】4.5% 【公式サイト】https://www.suntory.co.jp/sbf/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見るサントリー食品インターナショナルの特徴
サントリー食品インターナショナルの株価は5,114円、時価総額は1兆5,255億円と、食品業界でもトップクラスの規模です。
PER(株価収益率)は17.56倍、PBR(純資産倍率)は1.31倍と、同業他社と比較しても割高感は目立ちません。ROE(自己資本利益率)は8.1%で、安定した収益力がうかがえます。
配当利回りは2.35%、配当性向は約41.2%となっており、利益成長とともに着実な株主還元も意識されています。
自己資本比率は58.8%と高水準で、財務の健全性も評価ポイントです。有利子負債も272億円と、規模に対して軽めです。
注目すべきポイントと業績推移
サントリー食品インターナショナルの注目ポイントは、海外市場での成長力です。売上の57%が海外事業から生まれており、特に東南アジアやオセアニアでの健康食品や、豪州での高収益商品が好調です。
一方で、国内事業は価格改定の影響で販売数量が伸び悩む場面もありますが、ブランド力のある「BOSS」や新たなフレーバー展開など、再成長へのアプローチも積極的です。
業績推移を見ると、売上高は4年連続で増収となっており、2023年12月期は1兆5,917億円(前年比+9.8%)と堅調です。純利益も827億円と、着実な利益成長を維持しています。2024年・2025年はさらなる増収予想が出ており、安定した成長基調が続く見通しです。
配当の動向と株主還元
配当についても、2022年12月期の41円から、2024年12月期には65円(中間55円、期末予想65円)へと大きく増配しています。2025年も年間120円(予想)と高水準の配当が見込まれ、長期で安定的な株主還元姿勢がうかがえます。
なお、株主優待は実施していませんが、配当利回りは食品セクター内でも魅力的な水準です。
財務体質・キャッシュフローの解説
サントリー食品インターナショナルの財務状況は、自己資本比率58.8%と極めて健全です。現金・預金等の保有額も1,604億円と厚く、万一の環境変化にも耐性があります。
営業キャッシュフローは1,937億円と安定しており、投資キャッシュフローは-1,012億円ですが、これは新工場建設や海外展開強化のための積極投資によるものです。
財務キャッシュフローは-1,120億円で、主に配当や借入金返済など株主還元・財務健全化に使われています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
今後もサントリー食品インターナショナルは、海外事業の成長がカギとなります。国内市場は人口減少や競合激化で伸び悩みも予想されますが、ベトナム新工場の稼働や、東南アジア・欧州・豪州でのブランド拡大など、世界的な需要取り込みが期待されます。
一方で、原材料高や為替変動、人件費増といったコスト上昇リスクもあり、短期的には利益の伸びがやや鈍化する場面も考えられます。
配当は増加傾向で株主還元にも前向きですが、今後のグローバル経営の舵取り次第で業績の変動幅も大きくなる可能性があります。
食品・飲料セクターの中では「成長力」と「財務の安定感」を兼ね備えた銘柄として注目されますが、為替や海外リスクも念頭に置きながら、長期目線での動向を見守りたい企業です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5海外展開が売上・利益を大きくけん引し、今後も拡大が続く見通しのため。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率が高く、現金も潤沢で有利子負債も低水準。
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🎁 株主還元: 3/5増配傾向だが、優待がなく配当利回りも平均的なため。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


