ダスキン(4665)―ミスタードーナツと清掃用具レンタルで安定成長、優待・高自己資本比率に注目
ダスキン(4665)は、家庭やオフィス向けの清掃用具レンタルや家事代行などの「訪問販売グループ」と、全国約1,000店舗の「ミスタードーナツ」など外食事業を展開する「フードグループ」を中核事業とする企業です。安定した収益基盤とともに、株主優待や高い自己資本比率が個人投資家からも注目されています。
株式データ
【銘柄名】ダスキン 【銘柄コード】4665 【上場】2006.12 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】サービス業 【17業種区分】情報通信・サービスその他 【株価】3,730 円 【PER】20.35倍 【PBR】1.18倍 【EPS】183.3 【BPS】3,173.88 【配当利回り】2.95% 【配当性向】60.0% 【1株配当】110 【営業CF】110億円 【投資CF】-166億円 【財務CF】-57億円 【現金等】200億円 【自己資本比率】75.5% 【有利子負債】5.59億円 【時価総額】1,815億円 【ROE】3.0% 【ROA】2.3% 【公式サイト】https://www.duskin.co.jp/ 【株主優待】 権利確定月:3月 9月 権利付最終日:次回:2025/09/26 前回:2025/03/27 ・株主優待券(500円)2枚(100株以上):自社サービス・各店舗で利用可(介護保険対象商品は除く)。「モスバーガー」各店舗(一部除く)でも利用可。優待品の代わりに社会貢献活動への寄付も選択可能。3年以上継続保有の場合は1枚追加。 ・株主優待券(500円)4枚(300株以上):同上。3年以上継続保有の場合は1枚追加。
株価・指標から見るダスキンの特徴
ダスキンのPERは約20倍、PBRは1.18倍と、サービス業の中では中庸な水準です。配当利回りは2.95%で、東証プライム上場企業の中でも標準的な水準となっています。配当性向は60%で、利益の半分以上を株主に還元する姿勢がうかがえます。
自己資本比率は75.5%と非常に高く、有利子負債も5.59億円と低水準のため、財務基盤はきわめて健全です。時価総額は約1,815億円と、サービス業の中でも一定の規模感を持っています。
また、ROEは3.0%、ROAは2.3%とやや控えめですが、これは安定志向の経営と高い資本を背景とした慎重な運営スタイルが反映されています。
ダスキンの注目ポイントとビジネスの強み
ダスキンは「清掃用具レンタル」や「家事代行」などの訪販事業と、全国展開する「ミスタードーナツ」などのフード事業が二本柱。近年は、訪販グループで電子タグ運用による効率化や、家事代行サービスの値上げによる利幅改善を進めています。
ミスタードーナツは引き続き堅調で、客数・売上ともに好調を維持。新たな取り組みとして、無人決済システムを導入した持ち帰り専門店の実証も進めており、サービスの革新にも積極的です。モスフードサービスとの提携もあり、優待券がモスバーガー各店舗(一部除く)でも利用できるのは個人投資家にとって魅力的なポイントです。
株主優待制度も特徴的で、100株以上の保有で年2回(3月・9月)500円券2枚(300株以上は4枚)を受け取れます。3年以上の長期保有でさらに優待券が追加されるため、長期保有インセンティブも意識されています。優待券は自社サービスやミスタードーナツ、モスバーガー(一部除く)など幅広く利用できるほか、社会貢献活動への寄付も選択可能です。
財務状況とキャッシュフローの分析
ダスキンの自己資本比率は75.5%と非常に高く、現金等は200億円と潤沢。有利子負債は約5.6億円とほぼ無借金経営に近い状態です。営業キャッシュフローは110億円と安定しており、投資キャッシュフロー(-166億円)は積極的な設備投資や新規事業開発によるものと考えられます。財務キャッシュフローは-57億円とやや流出超過ですが、これは主に配当や自己株式取得によるものです。
事業の安定感と財務健全性が際立っており、急激な業績変動や資金繰りリスクが小さい点は大きな安心材料です。
業績と配当の推移グラフ
直近3年の業績推移を見ると、売上高は2022年3月期 1,632億円→2023年3月期 1,705億円→2024年3月期 1,788億円と着実に増加しています。一方で、純利益は一時的に減少したものの、2025年3月期・2026年3月期は回復見通しとなっています。配当も増配傾向にあり、株主還元姿勢が強まっています。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
ダスキンは清掃用具レンタルや家事代行などの「安定収益型事業」と、ミスタードーナツをはじめとする「消費者向け外食事業」の両輪で着実な成長を続けています。今後も電子タグ導入による効率化や無人決済店舗など、業務改善・新サービスの導入が期待されます。
一方、人件費や原材料費の高騰、消費行動の変化による影響は引き続き注視が必要です。2024年3月期は一時的に純利益が減少しましたが、2025年3月期には回復見通し。安定した財務基盤と現預金の厚みがあるため、短期的なリスクへの耐性も高いと言えます。
株主優待や配当も安定的に提供しているため、長期保有を志向する投資家にとっては魅力がある一方、成長率そのものはやや穏やかです。「安定」と「堅実」を評価する方にはフィットしやすい銘柄でしょう。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5売上・利益ともに着実な増加と新規サービスへの積極投資が評価できます。
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🏛 財務健全性: 5/5自己資本比率の高さと現金等の潤沢さから、きわめて安定した財務体質です。
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🎁 株主還元: 3/5配当・優待ともに安定しているものの、利回りは平均的な水準です。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


