ミネベアミツミ(6479)―世界シェア6割の極小ベアリング&増配傾向が注目の総合精密部品メーカー
ミネベアミツミは、世界トップクラスのシェアを誇る極小ベアリング(精密小径ボールベアリング)を筆頭に、モーターやアナログ半導体など多角的な事業を展開する総合精密部品メーカーです。2017年にはミツミ電機と経営統合し、電子部品分野を強化。HDD関連製品やスマートフォン向け部品、航空機部品などの需要増加を背景に、安定した成長を続けています。近年は配当性向の引き上げや増配も発表されており、株主還元にも積極的な姿勢が見られます。
株式データ
【銘柄名】ミネベアミツミ 【銘柄コード】6479 【上場】1961.10 【市場区分】東証プライム 【33業種区分】電気機器 【17業種区分】電機・精密 【株価】2,033.5 円 【PER】14.08倍 【PBR】1.1倍 【EPS】144.4 【BPS】1,851.29 【配当利回り】2.21% 【配当性向】31.5% 【1株配当】45~46 【営業CF】1,017億円 【投資CF】-762億円 【財務CF】-302億円 【現金等】1,466億円 【自己資本比率】48.5% 【有利子負債】4,413.58億円 【時価総額】10,200億円 【ROE】8.1% 【ROA】3.8% 【公式サイト】https://www.minebeamitsumi.com/ 【株主優待】株主優待なし
株価・指標から見る注目ポイント
ミネベアミツミの株価は直近で2,033.5円、時価総額は1兆円超と、電気機器セクターの中でも存在感を放っています。PER(株価収益率)は14倍台、PBR(株価純資産倍率)は1.1倍と、業界平均に比べて割高感はそれほどありません。自己資本比率は約48.5%と安定しており、ROE(自己資本利益率)8.1%も優良水準です。
配当利回りは2.2%台で、近年は配当性向を30%水準に引き上げるなど、株主還元の積極姿勢がうかがえます。投資家にとっては、中長期的な成長と安定配当のバランスが魅力と言えるでしょう。
ミネベアミツミの特徴と初心者向けの補足
同社の最大の強みは、極小ベアリング(小径ボールベアリング)の分野で世界シェア約6割を握っている点です。小型・高精度のベアリングは、HDD、スマートフォン、家電、車載、航空機など幅広い産業で使われており、特にHDDやスマホの精密パーツ供給で高い評価を受けています。
また、2017年のミツミ電機との統合で電子部品分野を拡大し、アナログ半導体やモーター、無線通信モジュールなど事業の裾野が広がりました。グローバル展開も進んでおり、海外売上比率は約76%と高い水準です。
個人投資家向けの株主優待制度はありませんが、その分、配当や設備・研究開発への投資に資金が回されている点は、長期目線の方には安心材料とも言えます。
財務状況とキャッシュフローの解説
ミネベアミツミは財務基盤が非常に堅実です。総資産は約1兆5,750億円、自己資本比率は50%近くと健全水準を維持しています。現金等も1,466億円あり、手元流動性も問題なし。営業キャッシュフローは1,017億円と高水準で、安定的な本業収益が確認できます。
一方で有利子負債も4,400億円超と大きいですが、財務バランスとしては許容範囲です。また、設備投資額835億円、研究開発費426億円を毎年しっかり投下しており、未来志向の経営姿勢が見て取れます。
業績の推移を見ると、ここ数年で売上高は1兆1,241億円(2022年3月期)→1兆4,021億円(2024年3月期)と約25%の増加。純利益は2023年3月期に770億円と過去最高を記録しましたが、2024年3月期は540億円とやや減少。ただし、2026年3月期の予想では810億円と過去最高益の更新が見込まれており、回復基調がうかがえます。
配当も2023年3月期の年間40円から、2025年3月期予想では55円(中間25円+期末30円)へ増配予定。今後も業績拡大に応じた還元強化が期待されます。
今後の見通しと投資家へのメッセージ
ミネベアミツミは、世界シェアNo.1の極小ベアリングの安定需要に加え、HDDやスマートフォン向け部品の回復、航空機部品の生産増強など、複数事業の成長が期待されています。
一方、為替変動や電子部品市況の変化、スマートフォン市場の動向には注意が必要ですが、同社は研究開発・設備投資を惜しまず、事業基盤の強化を続けています。
配当性向の引き上げや増配方針も明確で、長期的な視点で安定した成長と還元を重視する投資家には検討余地がある銘柄です。
リスクとしては、海外比率が高いため世界経済や為替の影響を受けやすい点、スマートフォン等の市況変動、競合他社との技術競争などが挙げられますが、総合力と財務基盤は十分に評価できる水準です。
かぶポスト的スコア
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🌱 成長性: 5/5グローバルな市場拡大と複数分野での高シェア、増配傾向が評価ポイント。
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🏛 財務健全性: 4/5自己資本比率・キャッシュフローともに健全な水準を維持。
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🎁 株主還元: 3/5増配傾向だが、配当利回りや優待などは業界平均並み。
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※本記事は、執筆時点における一般公開情報(EDINET、企業のIR資料など)に基づき、筆者が独自にまとめたものです。
掲載内容については正確性・完全性に配慮しておりますが、その保証をするものではありません。また、記載内容は元情報提供者の見解や推奨を示すものではなく、リアルタイムで更新されるものでもありません。
企業の業績・株価・優待内容などは日々変動するため、投資に際しては必ず最新の公式情報をご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
なお、本記事は特定の銘柄の売買を推奨または勧誘するものではなく、金融商品取引法上の投資助言にも該当しません。
ひーくん
かぶポストを運営している「ひーくん」と申します。投資歴は20年以上、保有株式の評価額は1.5億円を超え、不動産を含む総資産は約3億円に到達しました。投資スタイルは、高配当株と注目テーマ株を軸とした“堅実と成長”のバランス型。国内外に分散投資を行い、安定と成長の両立を目指しています。株主優待にも注目しており、現在は100以上の優待銘柄を保有。現物不動産による家賃収入も並行し、多角的なポートフォリオを構築しています。


